東日本大震災から二年。
今日はテレビでも当時の映像が報道されてましたが、今見ても凄く心が痛みます。
当時の自分にできることは、とても小さなことでしかありませんでした。
ですが、乃木坂46に入った今、私達にも出来ることはたくさんあるんだってこと。
私にもできる範囲、復興に協力できればなと思っています。
あれから二年が経った今、私達には何ができるのだろうか。
3月20日にチャリティ・イベント、「いま、私たちにできること」を開催させて頂くことになりました。
微力かもしれませんが、少しでも私達の力が届くように、全身全霊でパワーを送りたいと思います。
明日が当たり前に来るとは限らない。
だからこそ、一日一日を迎えられることにしっかり感謝して生きていきたいです!
あれはいつだったかな。
東北の震災が起きるより数年前、
当時付き合っていた彼女と遊んでいた時にちょっとした地震がありました。
たいした揺れでは無かったんだけど、
その時の彼女の怯え方がとにかく尋常じゃなかった。
彼女は自分の過去をあまり話したがらない子だったから、
それまで俺からも詳しくは聞いたりしていませんでした。
でも言葉に関西訛りが残っている事、
その時の地震に対する尋常じゃない程の怯え方を見て理解しました。
『あ…。この子は阪神大震災を経験したんだ…。』
それからいろいろ話してくれました。
家族が自分以外全員亡くなってしまった事、
仲の良かった友達もみんないなくなってしまった事。
関西にいるのが怖くて辛くて、
後の事を全部親戚に任せて一人で名古屋に逃げて来たこと。
今でもまだ怖くて、
あの時逃げ出した事が申し訳なくて、どうしても関西に近づけない事。
阪神大震災から10年以上(この話を聞いた当時)過ぎても
まだ一度も家族のお墓参りに行けていない事…。
泣きながら怯えながら震えながら話してくれました…。
10年以上過ぎても、
どんなに時が過ぎても彼女の心はボロボロに傷ついたままでした。
その子とは今は一緒にはいないんだけど、
あれから家族のお墓参りには行けたのだろうか?
行けていたらいいなぁ…。
阪神、東北の大震災、各地の自然災害、世界中の紛争。
そこで傷ついて崩壊した街や人々の心。
それぞれの復興の物語は、まだまだずっと続いてます。
そして、
これらの復興の物語に『。』ピリオドがうたれる事は無いのかもしれない。
残念で悔しい事だけれど、
傷ついた心も元通りに治る事も無いかもしれない。
俺個人で出来る事なんて
情けないけどたかが知れてます。
だけど君たちの、
乃木坂46の『癒す力』、『元気を与える力』はきっともの凄いパワーのはず。
それが、
君たちにできる事。
君たちにしか出来ない事。
俺たちファンは
それを隅っこの方で応援してます。
それが 君たちの、乃木坂46の力になり、
そうやって生まれたパワーが、『誰かのために』なる事を願って。