オータムがなんだかもやもやする採点だったので、ブログを書く気になれなくて放置していましたが、とりあえずスケカナは納得いく採点だったのでちゃんと書いておこうと思います。

 

ちなみに私的オータムというか、2018シーズンの世界選手権の採点からもやもやしていたのはジャンプが得意な選手の採点がポイントを2重取りしている感じがいなめないことです。

本来、演技構成点は技術とは切り離して採点されるべき項目です。

それが見た目だけいいジャンプを飛べはあがってくる。

しかもそのジャンプは飛びやすくするためにつなぎは全て無視。とてもGOEで+3以上上げるべきではないようなジャンプ。

そんなジャンプに高得点が出れば、誰も難しい飛び方をしようなんて思わなくなる。←当たり前

別にネイサンが悪いわけじゃないけど、ネイサンのジャンプだけ飛べはいいんだよね?プログラムを正当に評価出来ないジャッジが問題なのに、そこに誰もメスを入れないのがさらに大問題。

ネイサンを優れた選手とするのはフィギュアという競技を殺すことに等しいのに、そんなのはどうでもいいんですよね?アメリカさん。

 

そんな感じです。^^;

 

ネイサンは優れたジャンパーです。ただ、彼のジャンプの飛び方はジャンプを飛びやすくするための助走を多く取り、難しい飛び方をしない。

ジャンプの成功率を上げるためにそういう飛び方をするのはいい。

でもそれにたいしての評価はちゃんとGOEで下げるべき。

GOEの用件を満たしていないんだから、+4とか+5をつけるべきではないのに、それをつけるのはアメリカからお金を貰っているのか、フィギュアという競技を理解していないのか。

怖いことに、ジャッジになるにはスケート経験者である必要はありません。

自分は全くスケートを滑れなくても、手順さえ踏めばジャッジになれるのです。

そんなわかっているように見えてわかっていない三流のジャッジしかいないことが大問題。

ISUが最初にメスを入れるべきなのはこのジャッジ問題です。

 

そんな、簡単なやり方でダイナミックに見えるジャンプを飛べば点数が出るらしいよっていうジャッジシステムに、口には出さないけど不信感を募らせていたらしい羽生くん。

今回、点数が出なかったら、難しいつなぎも複雑なステップも廃して、簡単な入りから確実なジャンプ。楽な繋ぎとかにするつもりだったらしい。

怖い。

羽生くんがそれをやったら、誰ももう難しいことに挑戦しなくなっちゃう。

フィギュアが死んじゃう。

 

でもその気持ち、よくわかる。

そして羽生くんはそういう人だって思い出した。←ジャッジは変えられないのだから、それに自分が合わせて、得点が取れる方法を模索するべきというとても現実的な考え方の持ち主。

もっと簡単に跳んでいいなら、たぶんジャンプを失敗しないんだと思う。

難しい飛び方をしようと思うから、ミスも出るんだよね。

難しいことしてメリットないなら、簡単なことして得点をもらった方がいいに決まっている。

 

あくまで、羽生くんは勝ちに拘る人だってことを思い出しました。

 

なので今回は、終わった後の一問一答とかすごく面白かったです。

うわっ。

そんなこと考えていたのかと。

危なかったね。

もう少しで、「フィギュア終了のお知らせ」が世界を駆け巡るところでした。

 

まあ、オータムのフリーは重大なミスを2つ犯したと言われれば否定も出来ないのであの点数も仕方ないのかもですが、でも二つ目の4Tはどこが回転不足なのか説明は求めたい。

そもそも、回転不足はいい加減AIとかに判断させるべき。

あと、重大なミス二つと同様にトランジション不足も演技構成点の上限を下げるべき。つなぎの数を数えて、規定数に足りない人は得点を減らすべき。その分、技術点で稼いでいるのだから。

ネイサンは羽生くんとよく比べられるけど、それは間違っていると思うんだよね。

だって羽生くんは技術点も演技構成点もどちらも高く取れる人。

でも本来、ネイサンは技術点が高くても演技構成点ではがっつり引かれるべき。

だから彼が比べられるべきはジェイソンブラウンだと思う。

ジェイソンは技術点はいまいちだけど、演技構成点は高く貰うべき選手。

ネイサンとジェイソンの評価が同等になるのがフィギュアの理想だと思う。

その上に、どちらも持っている羽生くんが来るべきで。

 

高難度のジャンプを簡単な飛び方で飛んだら、それなりのデメリットもあってしかるべきよね。

フィギュアを「ただのジャンプ大会」にしたくなければ。

ISUさん、そんなメスを入れられるの、羽生くんがいる今だけですよ。

いなくなったら、出来ないんですよ。

今の内に軌道修正してください。

 

まあそんなこんなのもやもやしたものを払拭してくれたのが今回の羽生くんでした。

そしてそれに納得の点数が出たので、良かった。

今回のショートとフリーはいい演技が二つ揃ったけど、それは完璧な演技ではなかった。

たぶん、羽生くんは同じ構成でこれ以上完成度の高い演技を普段、出来ているんだと思う。

あと、あくまで羽生比ですが、もっと綺麗に飛べてるよね?のジャンプが確かにあった。

それをが綺麗に飛べたらあと5点くらいはトータルで上がりそうで。

そう考えると、すごいですね。

 

それを今年度中に見れるかな。

 

構成を上げるのは、その後でいいんですよ、羽生くん。

頼むから、一気に上を目指さず、まずは潤パンに一歩ずつ進んでもらいたい。

 

そう思ったスケカナでした。

でも何はともあれ、楽しかったよね。

 

あと、エキシがパリ散でびっくりした。

え? そんなお楽しみとかあっていいの?って。

 

練習中のトルソワとのコンビ4Tもびっくりしました。

あれ、羽生くんがあわせているんだって。

え? 他人に合わせてあんな綺麗なジャンプ跳べるの?

私が思っている以上にすごいこと出来る人なのかもしれません。

あれだけ見たら、いますぐペアでいけるなって思ったよね。 笑

まあ、ペアは合わせてジャンプを飛べればいいってものでもありませんが。

 

個人的には、トルソワの4回転ジャンプをずっと見ていた羽生くん、ツボです。

気になるんだね。

ちなみにロシアは羽生くんのジャンプ参考にして教えているので、たぶんロシアっ娘たちの4回転ジャンプは羽生くんにスタイルが見ているはずです。 笑