五戸美樹の「生まれ変わったら鈴木愛理さんになりたい」―℃-uteラストコンサート―

五戸美樹の「生まれ変わったら鈴木愛理さんになりたい」
 

―℃-uteラストコンサート―

HUSTLE PRESSでハロプロ関連のライブレポートを書いております、フリーアナウンサーの五戸美樹(ごのへみき)です。

℃-uteのラストコンサートが終わってしまいました。なんだかまだ、放心状態です。

℃-uteは最高で最強のアイドル。推しだからとかではなく、あのパフォーマンスを見てすごいと思わない人はいないでしょう。美しい歌声を響かせ、高いピンヒールで一糸乱れず踊り、ビジュアルも抜群。世間的な知名度で上をいくアイドルはいても、パフォーマンスで右に出る者はいない、アイドルが憧れるアイドル。

もはやアイドルのくくりに入れるのは申し訳ないほど、アイドルであることに甘えずに、歌もダンスも可愛さも、努力に努力を重ねて磨いてきた彼女たち。

℃-uteはアイドルだから辞めなければならないのだとしたら、℃-uteはもうアイドルじゃありませんと言ってくれて構わないと、ハロプロを卒業してグループとして存続してくれないかと、願っていたところはありましたが、そんな私の考えはとても浅はかで……。

℃-uteの皆さんは、アイドルであることに、ハロプロであることに誇りを持っていて、「アイドル人生を全うすること」に強い信念を持っていました。だから、みんなが「やりきった」と思うタイミングで、終わらなければならなかった。それが、℃-uteの夢である「さいたまスーパーアリーナ」。だから、私たちteam℃-uteは、それを見届けて、目に焼き付けて、しっかり送り出さなければならなかったんです。

今回は「℃-uteラストコンサートinさいたまスーパーアリーナ〜Thank you team℃-ute〜」のライブレポートです(例によって長くなってしまったので好きなところから読んでください)。
 


 

―開演前から伝説。異例の全グループ登場―

2万席のチケットはソールドアウト。コンサートが全く見えない見切れ席も追加販売になり、全国の映画館と台湾・香港でライブビューイング。そしてBSスカパー!で生中継。物販列は昼前には3,000人を超え、開場時間を早めるという案内が出たりと、開始前から伝説的なライブになりました。

オープニングアクトは異例のハロプロ全グループ総登場。早くも17:25にはじまりました。後々の演出を考えると、遅れられなかったことがわかります。

まずは、「つばきファクトリー」が『初恋サンライズ』。℃-uteと少し境遇の似ている彼女たちがトップバッターを務めるのは意味のあることだと思いました。「こぶしファクトリー」は『残心』。星部ショウさんが℃-uteをイメージして書いた楽曲を、心を込めて歌っていました。

「カントリー・ガールズ」は衝撃発表の後だったので複雑な気持ちでしたが『ピーナッツバタージェリーラブ』はやっぱり可愛い。「Juice=Juice」は『Goal〜明日はあっちだよ〜』。220公演完走を歌った曲が、この日は℃-uteに贈られました。

「アンジュルム」は新曲『愛さえあればなんにもいらない』。「モーニング娘。’17」は意外にも『愛の軍団』。℃-uteのコンサートに何度も帯同した加賀楓ちゃんが今はモーニング娘。としてさいたまで歌っている……。

℃-uteの皆さんも12年前、モーニング娘。のオープニングアクトとしてさいたまスーパーアリーナのステージに立ちました。ハロプロが当たり前のようにさいたまでライブをしていた時代に活動していたのは、もう℃-uteと嗣永桃子ちゃんだけ。

あの空間を後輩たちに経験させてあげたいというのは、℃-uteメンバーの意思だったようで、もう目頭が熱くなります。
 


 

―12年の集大成始まる――

18:00ぴったりにオープニング映像がスタート。5人それぞれの姿が、子供の頃と重なり、上を見上げ、扉が開く……。1曲目はもちろん『The Curtain Rises』。つんく♂さんが、ラストコンサートの1曲目をイメージして書いたラストシングル。ジャングルジムのような巨大なセットの上で踊り、セットが動いて5人が一列になってメインステージに並び、激しいダンスへ。並々ならぬ気合を感じました。

中央ステージに移動して『Kiss me 愛してる』。白い煙が立ち上り、会場は「ねえ」の大熱唱。すでにボルテージは最高潮です。

中央ステージの四隅にエッフェル塔のようなタワーが現れ、タワーの上から出るレーザービームがメンバーを照らしながら『The Middle Management〜女性中間管理職〜』。最高難度のテンポの速いダンスを、ラストステージでも約15cmのピンヒールで踊りきる……。もう世界中に「見て!これが℃-uteだよ!」って自慢したくなります。

続けて『都会っ子 純情』。セリフの部分が、矢島舞美ちゃんが歌う「シングルVer.」なのか、5人になってからの「2012神聖なるVer.」なのか気になっていたら、2人でセリフを分け、最後は一緒に言う「ミックスVer.」でした。ラストならではの演出にドキドキします。

メインステージに移動し衣装チェンジ。紫のワンピースです。ここで最初のMC。矢島舞美ちゃんが「℃-uteの集大成をお見せします」と堂々と語ってくれました。
 


 

―とびきりアイドルらしく「可愛い℃-ute」―

ここからは可愛い℃-ute!ついさっきまでバキバキに踊っていたのが嘘みたいに、とびきりアイドルらしく『わっきゃない(Z)』。メインステージのアスレチックは消え、メインスクリーンにメンバーカラーがステンドグラスのようにキラキラする映像と「Z!」が重なります。

『桃色スパークリング』でトロッコ登場!今回は1人1台で、手を振りながらアリーナとスタンドの間を移動し、後方ステージへ。後方で5人が合流して『大きな愛でもてなして』。『心の叫びを歌にしてみた』で再びトロッコに乗り、メインステージに戻ります。

近くを通る℃-uteの皆さんは最高の笑顔で、team℃-uteはいつも以上の「L・O・V・E・ラブリー・まいみ!」コール。コールに時差ができるくらいの広い会場ですが、℃-uteにとっては小さいんじゃないかと感じるくらいでした。

ここで再び衣装チェンジ。ピンクのドレスです。鈴木愛理ちゃんが「今日の衣装は過去最高量」と教えてくれました。
 


 

―満開の桜と12年間の卒業式―

桜並木の映像が流れ、メジャーデビュー曲『桜チラリ』。萩原舞ちゃんが「桜チラリー!」と叫び、映像が桜吹雪になると『キャンパスライフ〜生まれて来てよかった〜』。鈴木愛理ちゃんがラストのサビで「生まれて来て ありがとー!!」と思いの丈をぶつけました。おそろいのピンクのドレスで、桜満開の中、校門のような映像も映っていて、卒業式みたいでした。

映像は夕焼けに切り替わり、『君は自転車 私は電車で帰宅』。再び登場したジャングルジム風セットに登り、遠くを見つめながらしっとりと歌う表現者たち。徐々に夕日が沈んでいきました。

続いての『Summer Wind』はスモークがステージを覆い、幻想的に聴かせる℃-ute。鈴木愛理ちゃんの“フェイク”が響きます。キレイ……見とれちゃう。

一旦全員後ろに下がり、『我武者LIFE』をBGMに、過去のDVDマガジンやイベントなどの動画が映し出されました。スイカを叩き割ったり、メンバーの卒業公演があったり、武道館を達成したり……。12年間の思い出がたくさん。『我武者LIFE』を歌わないのは意外でしたが、だからこそ前日のディナーショーで最後のラララを何度も歌ったのかなと、ふと思いました。
 


 

―5人それぞれの特別な選曲―

メンバーカラーのドレスで再登場。ここからは、それぞれのメンバーが選曲した思い出の楽曲になります。

萩原舞ちゃんの目にはサングラスが!舞ちゃんセンターで『EVERYDAY YEAH! 片想い』。バックには舞ちゃんが小学生だった頃の映像が合わさります。ちっちゃくて可愛い!当時はサングラスが嫌だったそうですが、大事な時にかけてくれているのを見ると、しみじみ。

スクリーン映像では絵本が閉じて、今度は青い絵本が開き、中島早貴ちゃんがセンターへ。曲は『私立共学』。こちらも初期の頃の映像とライブ映像が並びで映り、成長が感じられる良い演出でした。

緑の本は映像ではなく実物で出てきて、演出でもいじられる岡井千聖ちゃん。彼女の「勇ましい」歌声から始まる『僕らの輝き』です。岡井ちゃんは面白くてカッコイイ。

鈴木愛理ちゃんの選曲は『SHOCK!』。この曲は、5人になった℃-uteの最初のシングル。なのにほとんど愛理ちゃんのソロ曲。愛理ちゃんが望んでいた5人の形ではなく、悩み、レコーディングで歌えなくなるほど辛い思いをした、その曲を選んだ彼女はとても立派。そしてそれを今5人が堂々と歌ってくれることが実に感慨深いのです。

続いて、12年前同じさいたまスーパーアリーナで挨拶した時の映像が流れ、矢島舞美ちゃんがセンターでインディーズデビュー曲『まっさらブルージーンズ』。まっさらがここで来ました。12年間、ずっと℃-uteを引っ張ってきた舞美ちゃんがこの曲を選ぶ重み。会場の大歓声とともに、赤い本が閉じられました。
 


 

―笑いと涙とサプライズ―

ここで再び着替え&MC。矢島舞美ちゃんが「このさいたまで、もう一度『まっさらブルージーンズ』をやりたかったと語れば、鈴木愛理ちゃんが「今の5人は無敵!」と断言して大きな拍手がおこり、かと思えば岡井千聖ちゃんが「それ以上良い話できない」と言って笑わせてくれました。

子供の頃ライバル心をむき出しにしていた岡井千聖ちゃんは、萩原舞ちゃんが楽屋で「大切なの」と歌うのが嫌だったそうですが、舞ちゃんは「歌割り多いと大変だと気付いた」とひょうひょうと……。あおられて岡井ちゃんが「大切なの」をやって、笑いが溢れました。

次の曲のスタンバイができたところでサプライズ!5人とも驚いた表情。中澤裕子さん・道重さゆみさん・和田彩花ちゃんが登場すると、一気に涙が溢れるメンバー。特に中島早貴ちゃんは、ここまでぐっとこらえていたものが堰を切ったようでした。

メンバーカラーの花束を受け取り、中澤さんは「本当にちっちゃくて心配した。美しくたくましく育った」、道重さんは「ハイヒールの高さ、私だったら足をつっている。アイドルを越えた存在」と賛辞を贈り、和田彩花ちゃんは現ハロプロリーダーとして「守ってくれたもの、切り開いてくれたものを、しっかり引き継ぐ」と語ってくれました。
 


 

―ひかえおろう!「カッコイイ℃-ute様」にあらせられるぞ!―

涙を拭いて、ここからはカッコイイ℃-uteの見せ場!『人生はSTEP!』でハイヒールのタップダンスを決め、雷の音とともに『夢幻クライマックス』。舞台はモノクロに演出され、カノンのリズムに合わせたダンスが映えます。この曲を同じように歌って踊れるグループはもう2度と現れないでしょう。

『Crazy 完全な大人』、『FOREVER LOVE』、『涙の色』と続きます。ショートバージョンで畳み掛けるように続くセットリストは、℃-uteのライブに欠かせない曲を全部聴かせようとしてくれているように見えました。

MCではウェーブを行い、その間に衣装がピンクのミニスカート+カーディガンに。曲は『アダムとイブのジレンマ』、そして『悲しきヘブン』。愛理ちゃんと岡井ちゃんの完璧なハモり。声質の違う2人が目を合わせて絶妙なハーモニーを、白いレーザービームとともに響かせます。

さらに『嵐を起こすんだ Exciting Fight!』は中央ステージでスモークに囲まれ、握りこぶしを突き上げ「Hey wake up!」から『情熱エクスタシー』!カッコイイ!「C・U・T・E」のコールに力が入ります。
 


 

―多幸感溢れるラストスパート―

ここからラストスパート。観ているだけで幸せになれる曲の連続。カーディガンを脱いで超ミニスカートで『超WONDERFUL!』!「team℃-ute愛してるよー!」と最高に楽しそうな笑顔で、トロッコに乗り、ここできました『Danceでバコーン!』。会場はこれ以上ない盛り上がりで、そのまま『世界一HAPPYな女の子』。

キラキラした笑顔で再びトロッコでメインステージに戻りながら『アイアンハート』。ステージを走り回って、手をつないで、定番の「世界に一枚のフォトグラフ」を歌いながらパチリ!ここでなんと、矢島舞美ちゃんが顔を傾けすぎて、萩原舞ちゃんの顔を隠してしまいました!これにはメンバーも歌いながら爆笑!

なんて舞美ちゃんらしい。そしてこれが絶句にならず爆笑になるのは、ここまでが完璧だったからこそ。しかも次の歌詞が「完璧じゃないからこそ 色褪せない」!ここまで含めて完璧!

本編ラストは『ファイナルスコール』でした。大事な日にいつも雨が降る℃-ute、雨女・矢島舞美ちゃんにふさわしく、スクリーンには今まさに雨が降っているよう。5人で円になり、目を合わせながら、鈴木愛理ちゃんは涙で声を少し詰まらせながらも、「寂しさ 掻立てるような ファイナルスコール」。まさに「大好きだよ 離れてても」なんです。

(ラストコンサートは良い天気に恵まれ、最後の最後に晴れたなぁと思ったら、日付の変わる頃から雨が降り出して、本当にファイナルスコールだった……)
本編を終え、時刻は20:27。
 


 

―℃-uteという花嫁を送り出すアンコール―

アンコールは『Singing〜あの頃のように〜』。ウエディングドレスのように真っ白な℃-uteが目を真っ赤にして、「出会えて本当幸せよ」と歌います。スクリーンに歌詞が表示され、リリースされた時、実はあまりにどストレートな歌詞に正直ピンときていなかったんですが、ここで効いてきました。ハートに突き刺さるのです。花嫁を送り出す父親のように、きちんと送り出さなければと切に思いました。

挨拶抜粋。

萩原「引退してしまうけれど、自立して、いつか、カッコ良くなったなって思ってもらえるようにがんばる」
岡井「℃-uteに選ばれていなかったら、今頃航空公園でたむろっていた。家がお金持ちだったらもっと早く辞めていたかも。お父さんこれからも一緒にお仕事がんばろう」
鈴木「小さい頃から自分の歌で人を笑顔にしたいと思っていた。アイドルとして青春のほとんどを過ごせて幸せ。これからは1人でがんばっていく」
中島「つんく♂さんや先輩、ハロプロという大きな存在があるおかげで℃-uteはここに立てた。こんな素敵な景色を見ることができ、℃-ute人生に悔いはない」
矢島「舞、なっきぃ、愛理、千聖、今まで一緒に走ってくれてありがとう。今どこかで見てくれている、えりかとめぐと栞菜も、℃-uteの12年間に欠かせない存在。おばあちゃんになっても一生誇れる時間」

そして『SHINES』!ドレスのスカート下半分がとれて、いつものミニスカートの℃-uteでトロッコに乗り、メンバーカラーのボールを客席に投げながら、タオルを振り回す!泣きながらも、笑顔で、手を振ってくれる5人。

最後に『To Tomorrow』。スクリーンにMVと同じような雄大な山が映り、ハロプロ全メンバーがバックダンサーとして登場。「『不安無い』っちゃウソになる それも含めて行ってきます」と歌うと、℃-ute5人で肩を抱き寄せあう……。そしてスクリーンが左右に割れ、中央から真っ白な階段が現れます。「全部やりきったよ Feel fantastic!!」。現ハロプロメンバーに見送られ、℃-uteは階段を上り、スクリーンが扉になって、閉じていきました。

時刻は20:56。我々取材陣に配布されたセットリストに書いてあったのはここまで。
 


 

―本当に最後の曲は……―

再び巻き起こった℃-uteコールが鳴り止まない……。きっとまた出てきてくれる、そう思って見守っていると、Wアンコールのスタート!曲は『JUMP』!会場みんなでジャンプ、ジャンプ!楽しい、いつもの℃-uteのライブ。きっと℃-uteは楽しい曲で締めるんじゃないかと思っていたから、納得です。でもあんまり楽しいから、このさいたま公演がツアーファイナルで、次もまたあるような気がしてしまいます。

鈴木愛理ちゃんが「皆さんにもう少しだけ、聴いてもらいたい」と言うと、5人が目を合わせます。℃-uteが歌う本当に最後の曲、36曲目は、アカペラでの『たどり着いた女戦士』。泣きながら「ここからの景色が 眩しすぎて また泣いちゃうじゃない」。

つんく♂さんが、武道館公演が決まった℃-uteに贈った歌が、さらに広い会場であるさいたまスーパーアリーナに響く……。「目をつぶり 聞こえてくる心強いエールに包まれて」……。team℃-uteの声援が、メンバーの背中を押せていたのかなと感じました。会場にすすり泣く声が漏れます。

そして矢島舞美ちゃんが指を口に当てシーっとすると、5人ともマイクを離し、静まったさいたまに向かって、「team℃-ute愛してるぞ!!」。
 


 

―℃-uteからのサプライズ「9:10」―

大歓声とともに降壇。あぁ終わってしまった、と思ったら、スクリーンに巨大なデジタル時計が現れ、「9:09:10」からカウントが始まりました。会場みんなでカウントダウンをして、時計は「9:10:00」に。9(キュー)10(ト)の時間で終わったのです。完璧すぎて鳥肌が立ちます。だから18時ちょうどに始めないといけなかった……。でもさすがにこんなことは予想していませんでした。

エンドロールでは、数字で℃-uteを振り返り、「コンサート357公演」、「シングル35枚」、そして「舞美がネタバレする確率85%」、「舞がグレてた年数3年」などとメンバーにまつわる面白い数字も紹介され、最後に「℃-uteがteam℃-uteを思っていた日数4385日」、「℃-uteがteam℃-uteにありがとうという気持ち 無限大」。もう、涙が止まりません。

『全部終わった帰り道』が流れ、スクリーンは『アイアンハート』の時の、舞美ちゃんが舞ちゃんの顔を隠してしまった集合写真が映り、会場には涙と笑いと“℃-ute最高コール”がいつまでもいつまでも響きました。
 


 

―所感―

℃-uteは、アイドル人生12年、キッズ時代を含めて15年、完走しました。

カッコイイ℃-uteに、可愛い℃-ute……。どの℃-uteも同じ日本人として誇りですし、いつまでも憧れです。好きになってよかった。感謝しかありません。
 


 
オリンピックだったら金メダルです。解散を発表してからの世間の注目度を考えると、日産スタジアムや東京ドームでも埋まったんじゃないかと思えてきます。

℃-uteは奇跡の5人。例えば今活躍している小学生の子役が5人集まって、15年後に全員可愛くて全員スタイルが良くて全員モチベーションがあるかというと、ちょっとわかりません。3人の脱退はあったけれど、この5人がどれだけすごいか、今改めて世間に知らしめたい気持ちです。

中でも萩原舞ちゃんには、特別な思い入れがあります。キッズオーディションに受かった時、舞ちゃんは6歳の小学1年生。中澤さんじゃありませんが、みんなちっちゃくて心配しましたよね。でもそれからずっと成長を追うことができて、他の誰より舞ちゃんには親目線になる方が多いと思います。

自分に自信を持つために語学留学するとのことですが、舞ちゃんは、ご自身が思っているよりずっと才能のある方で、オシャレで可愛くて、年上の人をとりこにする魅力がある方なので、引退後は留学でもなんでも好きなことをしていただいて、もし気が向いたら、いつでも芸能の世界に戻ってきてほしいです。

矢島舞美ちゃんは、仲間由紀恵さんや米倉涼子さんといった大女優と遜色ない方で、今まで普通に握手会をしてくれていたことの方がよっぽど驚きです。主演女優賞をとってレッドカーペッドを歩いて、そしてそこでつまずいて爆笑をとってほしいです。

中島早貴ちゃんは、人見知りだったのが嘘のように一番化けた方だと思います。『SICKS〜みんながみんな、何かの病気〜』のなっきぃ好きでした。きっと誰より長生きする女優になる。そしてマルチタレントとして旅番組にもぜひ出てほしいです。

岡井千聖ちゃんには何も心配していません。「芸人ドラフト会議」で名前を呼ばれるアイドルは他にいませんよね。今まで通りバラエティに出て、出続けてほしいです。

鈴木愛理ちゃんはソロデビューが待ち遠しいです。やっと世間が鈴木愛理というスーパースターに気付き始めたところ。1人で横浜アリーナを埋める姿は容易に想像できます。

今まで℃-uteだからできたこと、たくさんあると思いますが、℃-uteだからできなかったこと、我慢してきたことも、たくさんあると思います。これからは、それをひとつずつ叶えてほしいです。そして、今までできなかったような恋愛をしたり、結婚をしたり、いずれは子どもを授かったりして、人生を謳歌してほしいです。

そして、もし気が向いたら、また集まってほしいのです。「解散したのになんで?」なんて意義を唱える人は1人もいないと思います。℃-uteが再結成するって言ったらきっと世の中すごいことになる。

再結成を期待するなんて、メンバーには重みになるかもしれないですし、これだけ全うした後に失礼かなとも思います。けれど、その声が大きければ大きいほど、実現の可能性も高まるんじゃないかとも思い、恐れ多くも書かせていただきます。

℃-uteの再結成を、勝手にずっと、待っています。
 


 
■℃-uteメンバーのInstagramスタート
・鈴木愛理公式 Instagram
・中島早貴公式 Instagram
・岡井千聖公式 Instagram

■ハロプロキッズ出身最後の1人が今月末卒業
「嗣永桃子ラストライブ ♥ありがとう おとももち♥」
6月30日(金)青海野外特設会場(東京)

■リリース
・アンジュルムNewシングル『愛さえあればなんにもいらない/ナミダイロノケツイ/魔女っ子メグちゃん』6月21日リリース
・嗣永桃子Newアルバム『嗣永桃子アイドル15周年記念アルバム♡ありがとう おとももち♡』6月28日リリース
・つばきファクトリー『就活センセーション/(タイトル未定)/(タイトル未定)』(曲順未定)7月26日リリース
 


 
■2017年6月12日「℃-uteラストコンサートinさいたまスーパーアリーナ〜Thank you team℃-ute〜」

オープニングアクト
『初恋サンライズ』/つばきファクトリー
『残心』/こぶしファクトリー
『ピーナッツバタージェリーラブ』/カントリー・ガールズ
『Goal〜明日はあっちだよ〜』/Juice=Juice
『愛さえあればなんにもいらない』/アンジュルム
『愛の軍団』/モーニング娘。’17

オープニング映像
M1『The Curtain Rises』
M2『Kiss me 愛してる』
M3『The Middle Management〜女性中間管理職〜』
M4『都会っ子 純情』
MC
M5『わっきゃない(Z)』
M6『桃色スパークリング』
M7『大きな愛でもてなして』
M8『心の叫びを歌にしてみた』
MC
M9『桜チラリ』
M10『キャンパスライフ〜生まれて来てよかった〜』
M11『君は自転車 私は電車で帰宅』
M12『Summer Wind』
振り返り映像 BGM『我武者LIFE』
M13『EVERYDAY YEAH! 片想い』
M14『私立共学』
M15『僕らの輝き』
M16『SHOCK!』
M17『まっさらブルージーンズ』
MC 中澤裕子・道重さゆみ・和田彩花登場
M18『人生はSTEP!』
M19『夢幻クライマックス』
M20『Crazy 完全な大人』
M21『FOREVER LOVE』
M22『涙の色』
MC
M23『アダムとイブのジレンマ』
M24『悲しきヘブン』
M25『嵐を起こすんだ Exciting Fight!』
M26『情熱エクスタシー』
MC
M27『超WONDERFUL!』
M28『Danceでバコーン!』
M29『世界一HAPPYな女の子』。
M30『アイアンハート』
M31『ファイナルスコール』
アンコール
EN1『Singing〜あの頃のように〜』
MC 1人ずつ挨拶
EN2『SHINES』
MC
EN3『To Tomorrow』
ダブルアンコール
EN4『JUMP』
EN5『たどり着いた女戦士』(アカペラ)
エンドロール
チェイサー『全部終わった帰り道』
 


 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 


 
1月28日「チャオ ベッラ チンクエッティ」のライブレポはコチラ⇒
2月4日「Juice=Juice」(NEXT YOU)のライブレポはコチラ⇒
2月13日「ハロプロ研修生」のライブレポはコチラ⇒
2月17日「こぶしファクトリー」のライブレポはコチラ⇒
2月24日「LoVendoЯ」のライブレポはコチラ⇒
3月9日「カントリー・ガールズ」のライブレポはコチラ⇒
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五戸美樹(ごのへ・みき)

生年月日:1986年4月9日
出身地:埼玉県
血液型:A型
 
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お茶の水女子大学文教育学部を卒業後、2009年にニッポン放送入社。アナウンサーとして「垣花正あなたとハッピー」中継レポーターや、ショウアップナイターなどの番組を担当し、2015年11月退職。2015年12月からエイベックス・マネジメント(株)に所属し、フリーアナウンサーとして活躍中。趣味はアイドル観賞(特にハロプロ)、野球・競馬観戦。特技はマラソン。

現在は番組出演・司会業とともに日刊スポーツでコラムを掲載するなど執筆活動も行う。
日刊スポーツ 公式サイト
また、アイドルやアーティストのトーク指導を担当するほか、エイベックス・アーティストアカデミーでも講師を務める。
 
 
詳しくは五戸美樹オフィシャルサイト
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