PICK UP ACTRESS 吉川愛

――１年間学業に専念して、復帰作がドラマ「愛してたって、秘密はある。」。現場で緊張はありましたか？

「約１年半ぶりにお芝居をするということで、『前みたいにリクエストされたことに応えられるかな？』とか『演じる役の気持ちがわかるかな？』とか、ずっとドキドキしていました」。

――逆に楽しみにしていたことは？

「やっぱりお芝居自体が好きだったので、演じることが楽しみでした」。

――休業を経て、お芝居に対する熱が高まったり？

「このドラマのお話をいただいて台本を読んだんですけど、私が演じる果凛ちゃんが神出鬼没で(笑)。それから『何をやる子なんだろう？　何を考えているんだろう？　どんな秘密を持っているんだろう？』と考えたりして。こういう謎だらけの女の子は初めてということもあって高まっていたと思います！」。

――実際に久々の現場に入ってみたら？

「『うわぁ～、スタジオだ～！』と思いました(笑)。緊張もありましたけど、『メイクさんがメイクしてくれるんだ！』『衣装を着替えなきゃ！』『セットってこうだった。懐かしい～』って、ずっとウキウキしていました」。

――(笑)。パンの匂いって幸せになりますよね！

「幸せです！　バイト中に後ろからパンを作っている匂いがするんですよ～！」。

――店員の吉川さんが幸せそうな笑顔をしていたんですね(笑)。

「はい。焼きたてのパンの匂いに反応して(笑)」。

――勉強以外にもいろんな経験をしたんですね。

「レジとかもやってみたかったんです。同年代の周りの子は、みんなバイトをしていましたし……」。

――そういう普通の女子高生の経験もできて。

「役に立っているかわかりませんけど、果凛ちゃんのJKらしさは出せているのではないでしょうか(笑)」。

――果凛と吉川さんの似ている部分はありますか？

「果凛ちゃんほどはいかないですけど、私もライバルがいると焼きもちを焼くと思います。ただ、果凛ちゃんのことは今まで演じた分しか、まだ分かってないんです。これからどうなるのかは台本次第。だから、まだ自分と比べられないです」。

「秘密、ないんです(笑)。性格的に何でも話しちゃうタイプなので。昨日何があったとか、今日何があるとか、すぐ話して秘密がないのが私の悩みです(笑)」。

――自分がもし恋愛するなら、相手の秘密はどのぐらいまで許せますか？

「うーん……。秘密はないほうがいいです。本人に隠してるつもりがなければいいんですけど、できれば何でも知っておきたいです。私も何も隠さないので」。

――劇中では福士さんとのシーンが多いですが、撮影中のエピソードはありますか？

「福士さんとは前に何回か、少しだけご一緒したことがあって、今回の現場で初めてお会いしたときに『また共演できるね！』とおっしゃってくれたんです。『覚えていてくれたんだ！』とすごく感動しました。あと、控え室で一度台詞をチェックしただけで、噛まずに完璧に演じる方なので、隣りで『すごいなあ』と見ていました」。

――川口さんの印象はどうでした？

「すごくキレイな方です。テレビで見ていても『かわいい！』と思っていたんですけど、生で見るとそれ以上にかわいすぎて直視できません(笑)」。

――コンビニで買い物するのも緊張したり？

「緊張します(笑)！　『店員さんに失礼なことをしちゃうと悪いな』とか、おつりが出ると『後ろの人を待たせちゃうな』とか考えちゃって……。でも、パン屋さんでのバイト経験のおかげで、前より知らない人とも話せるようになったんです。いい経験でした」。

――お仕事では今回が復帰作ですが、プライベートで、もう一度復帰してみたいことってありますか？

「3つあります！　英会話、中国語、ピアノ……。あっ、バレエも！　4つありました。私、復帰したいことだらけです(笑)」。