AYAKARNIVAL 2019
特別企画 川上アキラ(スターダストプラネット代表取締役)× 伊藤太郎(代々木アニメーション学院取締役 =LOVE運営責任者)
PHOTO=堀内亮 INTERVIEW=井上朝夫
今回、佐々木彩夏(ももいろクローバーZ)が主幹となり、12月30日(月)開催となった「AYAKARNIVAL 2019」。当企画は、佐々木彩夏本人が、2020年新しい時代を切り開く可能性のあるアイドルグループ(結成5年以内)を大勢の人に観てもらいたいと〝場所〟を提供するという趣向。そんな中、HUSTLE PRESSが=LOVEのことを大好きだと知った佐々木彩夏サイドから「=LOVEさんとちょっと話をする機会を作って♡」と言われので、HUSTLE PRESSとしては引くに引けない。「川上アキラと伊藤太郎の対談が実現するなら……」とお話をお受けしました。まずは、そんなHUSTLE PRESSが交換条件として出した対談へどうぞ!
――このお二人を会わせたかったんですよ。ただ、川上さんとしては、やりたいという気持ちがね、2020年のアイドルっていうところを盛り上げる企画。
(佐々木彩夏登場に戸惑うメンバーたち)
伊藤「まだメンバーに何も言ってなかったですからね」。
――僕、そういう何も言わない感じが好きなんで(笑)。
川上「それを言うところのリアクションを撮ったほうがいいんじゃないの?」。
――いや、それは撮らない。
川上「撮らないんだ(笑)。全否定されちゃった(笑)。でも、俺っていうよりはさ、これの仕掛け人自体は、あーちゃんだからさ。あーちゃんがいたほうがいいんじゃないの?」。
――もちろん、後で佐々木さんとメンバーの対談も撮るから安心して。とは言っても、なかなか見られない大人同士の対談が……素敵」。
川上「そうですね(笑)。それは本当にその通りだと思います……」。
伊藤「うち(=LOVE)でいいんですか?」。
川上「いやいやいや。今年でいうところでは間違いなく。井上さんもそう言ってるし」。
――それは今間違いなく。6枚目のシングルがウィークリー15万枚セールスして、本当にいま右上がりで来てますから。メンバーも個性豊かだし。
川上「この人10年前も、うちが渋谷公会堂でイベントやったときに推してくれたんですけど。やっぱちょっと奇人ではあるんですけど、その辺の目は嘘ではないと思ってるんで」。
伊藤「なるほど。それは大変うれしいです。ありがとうございます」。
川上「やっぱりここに=LOVEさんがいないのはおかしいと。それは僕たちもそうだし、佐々木もそのつもりでいるんで、ぜひお願いしたいというところで。あとで佐々木からその思いも伝えたいですよね。佐々木とも話してて、ぜひここに、今年2019年 の最後を締めくくるアイドルイベントを、アイドル界に活気を与えるイベントになればなっていうところがあるので」。
伊藤「大変光栄です」。
川上「今のところ12月30日のパシフィコ横浜、国立大ホールで」。
伊藤「そうですね」。
メンバー「えーーーーーーー!」。
川上「展示ホールじゃないほうです。座席があるほう。というところがあるんですよ。佐々木彩夏はそういう場を設けるっていうだけで、うちのタレントを出すつもりもないので、そこはアイドル界が盛り上がってくれればっていうところから始まっている話でして……」。
――趣旨としては、2020年絶対日本を盛り上げてくれるであろうアイドルっていうところが、この12月30日にパシフィコ横浜に来れば会えると。
川上「そう」。
――今や唯一無二のアイドルグループをマネージメントしてきた先輩である川上アキラ氏と、今からそういうグループをマネージメントしようとしている伊藤太郎氏に話をしてもらいたかったんですよね。
川上&伊藤「………」。
川上「この人奇人なんですみません。ほんと」。
――でも、ももクロとイコラブ(=LOVE)って、実は似てるところが少なからずあると僕は感じてるんですよ。
川上「おー! 何ですか、それは?」。
――ももクロって、結成時にAKB48っていうものすごいムーブメントがあって、裏って言ったら変だけど、なかなかメジャーな媒体に出られる環境がない中、地道に地道に活動して人気をつけてきた。=LOVEさんも今結成2年で3年目に入ってるわけだけど、時代は坂道。やっぱり地道に地道に6枚目まで枚数を積み重ねてきていると。そこの状況っていうのは、いろんなメディアにいっぱい出て、それで一気に火がついてるっていう形ではなくて、徐々に徐々に草の根っていうところで人気をつけているっていうところでは似ているなって思うんです」。
伊藤「そんな……、恐れ多いですね」。
川上「いやいや。でも2年目で15万枚っていうのは……。いやいや、もう桁違いだよね。あーちゃんは多分わかると思うけど」。
佐々木「はい。桁違いだと思います」。
――ちなみに2年目だと何をやってたイメージ?
佐々木「ももクロとしての1年目は、私が入ったくらいでしょ。それで、次の年が『ももパン(ももいろパンチ)』でヤマダ電機を回って……」。
川上「それが2年目だから」。
佐々木「そうそうそう。だから『ピンキージョーンズ』ぐらい出してるかな?」。
川上「『ピンキー』までいってないよね?」。
佐々木「『ピンキー』が10月とか11月だった気がする。それが2年目で、3年目が『怪盗少女(行くぜっ!怪盗少女)』」。
川上「うちの特典会なんてひどいもんね(笑)」。
佐々木「ひどい(笑)。本当にひどかった」。
井上「それが2年目3年目のももクロの事象だよね」。
佐々木「3年目はUDXで、AKBさんが……」。
川上「AKBさんのお客さんが来てくれるといいなっていう……」。
井上「AKB劇場で外れた人たちにUDXの前で観てもらおうと」。
伊藤「うちも一番初めの全握は、48さんがやってる隣で、やったりとかしてたもんね」。
川上「あ~、一緒ですね」。
伊藤「一緒です(笑)」。
――やっぱりそういう〝地道な実力派〟という共通点がこの2組には本当にあると思ってるんですよ」。
伊藤「幕張メッセでAKB48さんが個握をやってるときに幕張のイオンモールでやりましたね。全握をそこでやって、『=LOVEです』っていうボードを持って、個握の会場を練り歩こうとしたら、怒られるっていうね(笑)」。
――怒られるところも似てますね(笑)。
川上「いいですね。怒られるって」。
井上「やめて。本当に僕もももクロ案件で各所から怒られまくりましたから!」。
伊藤「それで、会場はNGだって言われて、レコード会社に『いや、嘘だ。そんなこと会場は言わないでしょ』ってブーブー言って……」。
川上「言ったほうがいいですよ」。
伊藤「でも、そしたら『私がいるんだからいいじゃん』って、うちのプロデューサーがグイグイそれを(笑)」。
川上「なるほど」。
伊藤「そしたら改めて『伊藤さん、ちょっといいですか。いくら言われても会場がNGなんです。本当にやめてください』って本気で怒られましたね(笑)」。
川上「(=LOVEメンバーに向かって)そんな壁際に直立不動で立ってなくて大丈夫だよ!」。
――じゃあ、今度は佐々木さんがそこに座っていただいて……。
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