=LOVE(イコールラブ)連載 私服でぽん! 4人目 音嶋莉沙
PHOTO=堀内亮 HAIR&MAKE=オサレカンパニー
INTERVIEW=斉藤貴志
=LOVEメンバーが秋の私服で登場の短期グラビア連載。4人目は「CAMEO」で美脚が注目された音嶋莉沙です。今回の服は前夜の3時半まで悩んで決まらず、スタジオに2着持ってきて選んだのは、あまり撮影で着たことがないという黒でした。
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曲のコメント欄にいろいろな人生があって
どんな境遇でも前を向く方に感動します
――髪色がラズベリーピンクになりました。
「いつか金髪にしてみたいんですけど(笑)、ピンク系もいいかなと思い、チャレンジしてみました。ブリーチしたら意外と紫が入って、指原(莉乃)さんにLINEしたら『似合ってるから大丈夫』ということだったので、良かったです」。
――前回の夏前の取材では、8月に迎える誕生日を「あまり嬉しくない」とのことでしたが、22歳になりました。
「18歳でイコラブ(=LOVE)に入ったときは、22歳なんてずっと先だと思っていたら、気づくと月日があっという間に経っていて、『エッ、もう?』って驚きます。でも、特に変わったこともなくて、老化も感じないし、世間的にはまだ若いので、ファッションなら短いスカートを穿いたり、いましかできないことを楽しみたいです」。
――とはいえ、インスタを見ても、お姉さん感は出てきたようですね。
「それは最近ファンの方からも言っていただくことが増えました。『かわいいにきれいが足された』とか。自分では全然わかっていませんけど、30代になってもかわいさを持ちつつ、きれいな女性になりたいので、このままいけたらいいなと思います」。
――今回は“感動することに意味がある”というテーマで話をうかがっていますが、最近何かに感動しましたか?
「サブスクとか配信で映画を観るようになって、私はハッピーエンドより“悲しいけど、その先に未来が待ってる”みたいなお話に感動することが多いです。だいぶ前の作品で『余命1ヶ月の花嫁』とか、ドラマの『美丘-君がいた日々-』とか」。
――どちらも限りある命を生き抜くお話でしたね。
「『美丘』は小学生で観たときは、いろいろな状況がわかってなくて。今観ると、改めて気づかされることが多くて、すごく染みました。あと、今になってKiroroさんの『未来へ』や『Best Friend』を夜に聴いています。YouTubeとかでコメント欄を見ると、皆さんが語っているんです。『私は○歳でこういうことがあったけど、今は前を向いてます』とか。それを読んで『いいな』と思います」。
――曲もさることながら、コメント欄で感動すると。
「もともと急に『泣きたくなる曲』で調べて、しんみり聴いていたんですけど、コメント欄にいろいろな人生があって。この活動をしていると悩むことも多いので、どんな境遇でも頑張っている方がいるんだと思ったら、すごく自分を奮い立たせられます」。
――音楽で感動することも多いですか?
「多いかもしれません。私、西野カナさんの『Stand Up』が本当に好きで、今日ここに来るときも聴いてました。今までの自分と重なることがすごく多くて。ずっとオーディションに落ちていた頃、『何がいけないんだろう?』とか『芸能の道に進まないほうがいいと神様が言ってるのかな?』とか考えたりもしていたんです。でも、『Stand Up』に『やり遂げて来たこと きっと思い返せば 本当はたくさんあるから』とか『未来は輝く』とかいう歌詞があって、『確かに今まで、いろいろなことを何だかんだ乗り越えてきたな』と感動しました。今でも聴くと初心に戻れて、すごく深い歌だと思います」。
――莉沙さんの人生の1曲的な感じ?
「いろいろ思い出します。西野カナさんのツアーの福岡公演を観に行ったこともあって、そのときもめちゃめちゃ感動しました。私はライブや映画で泣くことはなくて、むしろ恥ずかしいと思って、誰かと一緒だと感動しても堪えちゃうんです。でも、そのときは『Stand Up』を聴いて初めて泣きました。今でもこの曲に支えられて、『頑張ろう』という気持ちになります」。
――イコラブの活動の中で感動したこともありますか?
「やっぱり生誕は特別だなと思います。ファンの方は日ごろから愛を伝えてくださいますけど、私だけのためにみんなでお祝いしてくれて、プレゼントを選んでくれたり、お手紙を書いてくださるのを考えるだけで嬉しいです。イコラブに入ってなかったら、こんなに大勢の方に『おめでとう』と言ってもらえなかったし、私のことを『応援していて良かった』と言ってくれるのを聴くと、改めて『この方たちを喜ばせたい』という気持ちになります」。
――いい関係ですよね。
「何かお仕事が決まったり、MVでたくさん映っていると『嬉しい』と言ってくださるので、もっと喜んでいただくために、何かできないか考えます。体形もキープして、まず自分が『応援したい』と思ってもらえる人でないといけないと感じるので、やっぱりファンの皆さんの存在はすごく大きいです」。
お仕事に繋がって周りに認められなければ
頑張ったことにはならないと思ってます
――他のメンバーを見て感動したことは?
「ノイミー(≠ME)ちゃんの無観客ライブを家で観ていて、すごいなと思いました。全力感が伝わって、勢いがすごくて。イコラブは姉妹グループのお姉ちゃんですけど、妹と思えないくらいのパフォーマンスで感動したし、『私たちももっと頑張らなきゃいけない』とか、いろいろな気持ちにさせてくれました」。
――特にライブのどの辺りが印象に残っていますか?
「新曲(クルクルかき氷)がかわいかったのと、『≠ME』が私たちの『=LOVE』と同じスタートの曲で、何回観てもいいですね。最初のレッスンを見たときと比べものにならないくらい、みんなダンスも歌も表情もすごく成長した姿に感動しました」。
――日常の中でふと感動したようなことはないですか?
「本当にちょっとしたことで、メンバーと一緒に電車に乗って、席が飛び飛びに空いていたので離れて座ろうとしたら、座っていた方がわざわざ移動して隣りを空けてくださったのは、親切だなと思いました。あと、私の話を聞いてくれるメンバーがやさしいです」。
――リーダーの山本杏奈さんとか?
「杏奈とか(佐竹)のん乃とか。のん乃はグループで唯一の同い年で、メンバーというより普通の友だちのノリで、一緒に遊びに行っても素でいられます。合わせてくれてるのかわかりませんけど、価値観が同じで何でも話せるし、のん乃が何かで悩んでいたら、私も相談に乗ってあげたいなって思います。リップシーンの前には一緒に考えたりもして、お互いを補い合うというか、いい関係を築けている気がします。これからもそういう関係でいられるように、いろいろな話ができたらと思います」。
――瀧脇笙古さんとの“しょこりさ”もコンビっぽくなってますよね。
「笙古は冷静でいろいろなことを考えていて、年下だけど精神年齢が大人です。自分を持っていて、料理も普通にできる人は多いのかもしれないけど、日ごろから包丁で早く切る練習をしていたり、いろいろなメニューを作っていて。何回か食べさせてもらったら、めちゃめちゃおいしかったです。好きなことを仕事にも繋げているのが羨ましいし、そのための努力もしているから納得できます」。
――どこかの風景を見て感動したりは?
「お仕事で福岡の代アニ(代々木アニメーション学院)を訪問したとき、実家に半年ぶりくらいに帰って、線香花火をしたんですね。この状況で家族と会うこともなかなかできなくて、花火大会も中止になっている中で、線香花火がすごくきれいで。『夏だな』って感動しました」。
――では、自分で何かを成し遂げて感動したことはありますか?
「ネガティブなのかポジティブなのか、何かを頑張っても自分で納得したことはあまりないです。アイドルになれて、ひとつの夢は叶えられましたけど、その先にはまだ進めてないと思っていて。このままだと、私には何も残らない。ステップアップするためにいろいろやってはいますけど、結果的にお仕事に繋がらなければ、頑張ったとは言えないというか……」。
――自分に厳しいですね。
「リップシーンが前より上手にできたり、歌がうまく歌えて『良かった』と安心するくらいで、周りと比べたら、まだ全然ヘタなので。あまりに自分を誉めなさすぎるのもどうかと思いますけど、人から認めてもらって、初めて『努力が実った』ということになるので、ちゃんと未来を考えて頑張っていきたいです」。
――確かに、結果を出すのがプロですからね。
「どこまで行けば満足できるのかもわかりません。ひとつできても『もっと』ってなるかもしれなくて、本当に終わりがない気がします。何にしても、アイドルをできる期間には限りがあるので、その期間をまっとうできるくらい行けるところまで行って、充実したイコラブ生活を送れたらと思います」。
音嶋莉沙(おとしま・りさ)
生年月日:1998年8月11日(22歳)
出身地:福岡県
血液型:B型
音嶋莉沙 個人Twitter
【CHECK IT】
2017年4月に指原莉乃がプロデュースするアイドルグループとして結成された=LOVEのメンバー。レギュラー番組「今こそ知りたい!めざせ!プログラミングスター」(BS日テレ/土曜10:30~)、ラジオ「イコラジ“RADIO=LOVE”」(文化放送 超!A&G+/土曜26:00~)が放送中。また、毎月「=PRESS」(弊社刊)を発売中! 7thシングル「CAMEO」が発売中。10月24日(土)=LOVE ≠MEスペシャルコンサート 「24girls 2020」を開催!
詳しくは=LOVE 公式HPへ