=LOVE(イコールラブ)短期集中連載 私服でぽん! 佐々木舞香
PHOTO=堀内亮 HAIR&MAKE=オサレカンパニー
INTERVIEW=小山内凛
3カ月に1度をメドに私服を披露してもらう=LOVEの短期集中連載! 令和になって初の「私服でぽん!」がはじまりました。メンバー12人の等身大のかわいさをもっと知ってもらいたいとの思いを込めて、私服グラビアを公開!
6人目は、7月に舞台「脳漿炸裂ガール〜人間動物園〜」の出演を控えている、まいかこと佐々木舞香! インタビューは「ありがとう平成、こんにちは令和」をテーマにお届け。
30回くらい読み返してるんですけど、
毎回過去の回想シーンで泣いちゃいます
――平成から令和に変わる瞬間に、メンバー何人かで一緒にいたうち、佐々木さんだけがジャンプしなかったと聞きました。
「布団の中にいました(笑)。もともと跳ぶ気はなくて、でも(齋藤)樹愛羅がどうしても跳びたいって言うんですよ。それで、ちょうどテレビのニュースで1時間前からカウントダウンが始まって、じゃあもう今のうちに跳んでおこうと思い、59分前に私ひとりだけジャンプしました。眠たかったんですよ(笑)。だから、みんなには『1時間後に起きてるかわかんないから、今のうちに跳ぶよ〜』って伝えて」。
――先に跳んだから、変わる瞬間は跳ばなくてもいいでしょ、と。
「そういうことです。それで変わる瞬間に本当に跳ばなかったから、ちょっと責められました。『なんで跳ばなかったの!』って。『跳ばない』とか言いつつも、本当は一緒に跳ぶと思ってたんでしょうね(笑)」。
――めちゃくちゃあまのじゃくですね(笑)。
「どうやらそうみたいです(笑)」。
――平成に思い入れはありますか?
「まったくないです。ただ、平成に生まれてずっと平成で生きてきたので、時代って言われても平成しか知らないじゃないですか。だから『平成』は言いやすいし、書きやすいっていうのはあります」。
――では、そんな平成時代に起きた出来事の中で、佐々木さん的に印象に残っている出来事ベスト3を発表してもらおうと思います。自分の好きなものにまつわることでも大丈夫です。
「好きなものか〜。アニメだと、『けいおん!』が好きでしたね。リアルタイムでは観たことがないんですけど。放送開始が2009年なので、小学生の頃です。私が好きになったのは中学生のとき。お兄ちゃんが借りてきた『けいおん!』のDVDを観たらハマっちゃって、そのあと、10回くらい自分でも借りて観ました。社会現象になるくらい流行りましたよね」。
――めちゃくちゃ流行りました。「けいおん!」がきっかけで音楽を始めた人もたくさんいると思います。
「じゃあ、3位は『けいおん!』の社会現象にします(笑)。ストーリーも、曲中の歌も好きでした。好きだったキャラクターは、メガネをかけてるのどか(真鍋和)ちゃん。メインキャラクターではなかったんですけど、クールで優しくて大人びてるところが素敵で。あとは、声がめちゃくちゃいいんですよ。藤東知夏さんが声優をやられていて、キャラソン(キャラクターソング)もすごくいい歌でした」。
――続いて、第2位の出来事を。
「2位は、『ワケあり生徒会!』っていうケータイ小説。一時期、ケータイ小説ブームがすごかったじゃないですか。『恋空』とか」。
――2005〜2006年ですね。
「私がケータイ小説にハマったのは、それよりあとで、世間のケータイ小説ブームが過ぎ去ってからでした」。
――ケータイ小説にハマったきっかけはなんですか?
「なんだろう……? 覚えてないです。普通の小説は全然読まないんですよ。文字を縦に読んでいけなくて、どこを読んでるのかわからなくなっちゃうんです。でもケータイ小説は、行間がかなり空いてるからすごく読みやすいんですよ。純愛系のストーリーがあまり好きじゃなくて、どっちかというとひねくれ系とか不良系の話が好きです。そんな中で出会ったのが、春川こばとさんが書いてる『ワケあり生徒会!』。不良が集まってる生徒会の物語です。書籍化されて、Webで漫画化もされました」。
――好きな理由は?
「もう、秋山奏っていうキャラクターが好きすぎて(笑)。私が好きなキャラクター像を具現化したというか、そもそも私の『こういうキャラクターが好き』っていう像を作り上げたのが秋山奏です。チャラくて長髪で、でも料理ができて兄弟想いで……。過去につらい出来事があったせいでチャラくなったんですが、その過去の回想シーンが泣けるんですよ。リアルに30回くらい読み返してるんですけど、毎回そのシーンで泣いちゃいます。本当に、秋山奏を生み出してくれてありがとうの気持ちでいっぱいです」。
緑があって田んぼがあって、そういう風景を見ると、
自然って大切だなって思うんですよ
――第1位の発表をお願いします!
「声優の水瀬いのりさんがアーティストデビューしたこと。大好きなんですよ。ルックスも楽曲も全部。存在自体が好きです。尊い。私が高校1年生のときに好きになりました。きっかけは覚えてなくて、気づいたら好きでした。恋です」。
――会ったことはありますか?
「ないです。映像などで見る水瀬さんの印象は、どっちかというと明るいタイプではなくて、毒舌で塩なんですけど、すごく面白くて、声も顔もかわいいし演技も上手です。ダンスがあまりお得意ではないらしいんですけど、そんなところもかわいくて好きです。ライブ映像を観てると、頑張って踊ってる姿がすごく愛おしいです」。
――好きな曲は?
「全部好きだし、そのときによって変わるんですけど、今は少し前にリリースされたアルバムに入ってる『My Graffiti』という曲が好きです。ゆったり流れるような曲調で、メロディが好きなんですよ。特に、サビに入る前から入った直後までのメロディ。そこまで変わったメロディラインでもないのに、なぜか聴いてると不思議な感覚になるんです。ぜひ聴いてみてください!」。
――今度は「こんにちは令和」ということで、「令和はこういう時代になってほしい」という希望をお聞きしたいと思います。
「自然を大切にする時代になってほしい。上京して東京で暮らすようになってから、ビルが多くて空が狭いなって、ふと感じるんですよね。たまに地元に帰ると、すごく空が広く感じるんです。緑があって田んぼがあって、そういう風景を見ると、自然って大切だなって思うんですよ」。
――森林伐採とかも、平成の時代は問題になりましたからね。
「本当、よくないですよね。必要なことかもしれないけど、こんな時代だからこそ大事にしなきゃいけないなって思います」。
――老後は田舎で暮らしたいですか?
「そうですね。老後というか、結婚したらもうすぐに田舎で暮らしたいです。あまり田舎田舎しすぎてるところは不便だから避けたいけど、私の実家くらいの田舎感が理想です。自然に囲まれつつも、5〜10分歩けばコンビニがあるくらい」。
――最後に、7月に出演される舞台「脳漿炸裂ガール〜人間動物園〜」のお話も少しだけお伺いできればなと。決まったときはどうでしたか?
「すごく嬉しかったです。川尻さんの脚本が好きなんですよ。それに、キャストさんも元NMB48の方とか、元Wake up, Girls!の方とか、いろんな人がいらっしゃるんです。人見知りだけど、頑張ってみなさんと仲よくなりたいと思います」。
――佐々木さんの演じる文明開化ガールはどんな役ですか?
「『文明開花ガール』というボーカロイド楽曲が題材になってる役です。その楽曲が、女の子同士の恋に目覚めていく歌で……。イコラブの3rdシングル『手遅れcaution』のMVでも私はそういう役だったし、そういうイメージがついてるのかなって思います(笑)」。
――演技に自信は?
「自信はないけど、楽しみです。ただ、この前友だちの舞台を観に行ったら、それがめちゃくちゃよくて、逆に不安になっちゃいました。こんな演技、私にできるのかなって。やっぱり、観てる側とやる側の気持ちって違うじゃないですか。だから私もちゃんと稽古を重ねて、いい演技をお見せできるように頑張ります」。
佐々木舞香(平成)
佐々木舞香(令和)
佐々木舞香(ささき・まいか)
生年月日:2000年1月 21日(19歳)
出身地:愛知県
血液型:A型
佐々木舞香 個人Twitter
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2017年4月に指原莉乃×代々木アニメーション学院プロデュースアイドルとして結成された=LOVEのメンバー。5thシングル 「探せ ダイヤモンドリリー」が発売中。姉妹グループ≠MEとの合同イベントを8月17日(土)に日比谷野外音楽堂で開催。レギュラーラジオ番組「イコラジ“RADIO=LOVE”」(文化放送 超!A&G+/土曜26:00~)が放送中。また、毎月「=PRESS」(弊社刊)を発売中!
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