木曜日だよ、GEM quality!金澤有希
PHOTO=佐賀章広 INTERVIEW=六輪優
武田舞彩が留学を決めたGEM。そんなGEMを最年長のリーダーはどう考えるのか?、毎週木曜日に〝GEMの未来〟をメンバー10人ひとりひとりに聞いていく短期集中連載「木曜日だよ、GEM quality!」。今週は、GEMを率いるリーダー・金澤有希の登場です。
HUSTLE PRESSアンケート
お名前:金澤有希
ニックネーム:ゆうきりん・ゆうちゃん・ざわ
マイジェム:アメジスト(パープル)
生年月日:1993年5月1日(22歳)
出身地:北海道
身長:164cm
血液型:AB型
趣味:カメラ・温泉に入ること・はとバスツアー
特技:犬の鳴きマネ
Q.あなたの性格やキャラクターを教えてください!
人を笑わせる事が大好きです。小さい頃から、なぜかイジられキャラです。何でも1人で解決しようとして、溜め込む癖があります。意外と人見知りです。いい景色も見たし、挫折もしているので、感謝の気持ちを大切にしています!
Q.チャームポイントはどこですか?
明るい性格です!!
あと、左目です。
Q.上に書いてもらった自分の趣味・特技でアピールしておきたい点があれば教えてください。
はとバスツアーにすごくハマっていて、オフがあれば参加したい気持ちです! はとバスさんといつかお仕事がしたいです(笑)
犬の鳴きマネは、小型犬、大型犬の違いを出せます!!
Q.変だと言われるところ(自分で思うところ)があれば教えてください。
人に変とよく言われるけど、自分では思った事がありません!!
考えがたまに変と言われます!!
例えば、ライバルは夏目漱石さんだったり…
Q.習いごとや部活歴を教えて下さい。(「ダンス(小1~小5)」のようにお願いします)
小1~中1 習字 小5~中2 陸上クラブ
小1~小6 ピアノ 中1~中2 バスケットボール部
Q.GEMの中での自分のポジションと、自分の武器を教えてください。
リーダーというポジションと盛り上げ役ですかね…
リーダーとして、メンバーの事誰よりも考えていたいです。
あと、メンバーの笑顔が大好きなので、楽屋で常に皆が笑いそうな事を探してます。
アイドル歴は長いので、いろいろな経験が私の武器です。
Q.GEMの曲の中で、一番好きな曲は?(理由も)
BFF。全ての歌詞が当てはまり、私に向けての曲だと思っています(笑)
私は前、違うグループで活動していたので、そのままいたらGEMで出会えた皆には出会えなかったし…とか考えます。全部の歌詞が私の人生そのものです。歌詞を見ながら聞いてほしいです。
Q.これからやってみたいことは何ですか? 具体的に教えてください。
温泉ソムリエの資格を取りたいです。
温泉が本当に好きなので、ただの好きでは終わりたくなくて、本当に好きなんだ!っていう証拠がほしいです。
Q.メンバーの中で一番好きな人(どんな意味の”好き”でも可)を教えてください。(理由も)
一番って本当に決められないです。ズルいかもしれないけど本当に皆好きなんです。皆に支えられ、生きているんです私(笑)
でも今6月以降、舞彩が留学という事で、寂しいんです。舞彩!! 舞彩!!ってなっています。いつも悩みを聞いてくれたり、小さな変化にも気づいてくれる舞彩が、これから日本を離れようとしているんですよ…。妹のようにかわいくて、大好きなんです。でも、プライベートでよく会うのは、ちゃんまん、じゅりん、まあやです!! いつも支えてもらってます。好きです。本当に。
Q.いま一番気になる(興味がある)「このメンバーの〇〇なところ」を教えてください。(理由も)
最近、千咲美が仕事終わり、オフ感満載なんですよ!! いつもと違う千咲美にキュンとします♡
Q.あなたの夢や最終目標を教えてください!
マルチタレント。何でもやれる人になりたい。自分でやれる仕事を選ぶ人じゃなくて、仕事で選ばれる人になりたい! 西内まりやさんみたく、モデルや演技もバラエティーもできているし、それはまりやさんに魅力があるからだと思うから、私もそうなりたい!! 何でもできる人になりたい!!
<金澤有希インタビュー>
――ゆうきりんは、まわりからどんな子って言われることが多いですか?
「変人とバカが断トツで多いです。『しゃべらなければかわいいのに』ってよく言われるんですよ。『口を開かなければ頭良さそうだし、大人っぽいし、しっかりしてそうだし、かわいいのに、ひと言しゃべるだけでバカってわかる』って(泣)」。
――昔からそういうキャラだったの?
「小中高ずっと、クラスでイジられてきました。あと、先生からも。中学の英語の先生なんか、『金澤、これわかるか?』って当てたら、私が答えようとしても『分かるわけないよな!』ってネタにするんですよ。ヒドい……」。
――見返してやろうとか思わなかったんだ。
「中3のときは思いました。これ以上バカって言われたくないと思って、北海道で一番頭いい大学を調べたら北大(北海道大学)だったので、三者面談のときに、『将来北大を卒業したいから、北大に一番行きやすい高校へ行きたい』って言ったんです。そしたら担任の先生が『バカじゃないの』って。確かに成績表を見たら希望すら持てなかったし、当時は『クイズ!ヘキサゴン』が流行ってたので、『お前はヘキサゴンでいいんだよ』って言われて、勝手に納得して諦めました(笑)」。
――諦めるのが早くないですか(笑)。
「決めるのも早ければ、諦めるのも早いんです。あと、GEMのリーダーに選ばれた瞬間は、生まれ変わってしっかりしたリーダーになろうって思いましたね。でも、そう思った瞬間に、スタッフさんに『リーダーだけど、金澤らしさを隠す必要はないよ』って言われて、一瞬で『ですよね〜』ってなりました(笑)」。
――ゆうきりんがアイドルを目指そうと思ったきっかけはなんですか?
「元々、モーニング娘。さんの辻のぞみさんが大好きだったんです。ブロマイドとかも、お年玉を全部使っちゃうくらい買っていて。それからだんだん憧れるようになって、自分もアイドルになりたいって思うようになりました。その後、小学校高学年の頃から、北海道のローカルアイドルグループで5年くらい活動して。高1のタイミングで妹に誘われてAKB48の10期研究生のオーディションを受けたら合格したので、上京したんですが、高校を卒業できないくらい忙しかったのと、東京での生活環境に慣れなかったこともあって、1年で卒業しちゃって」。
――その後、iDOL Streetの3期生オーディションに出会うと。
「いざ高校へちゃんと行くようになっても学校はつまらないし、自分らしさもなくなっちゃったし、やっぱり自分にはアイドルしかなかったのかなと思って。卒業してからも、ファンの人が事務所へファンレターを送ってくれたり、AKB48の同期の子たちに応援メッセージを伝言してくれてたのを聞いて、私は諦めちゃいけなかったんだなと思い、ちょうどそのタイミングで募集してたiDOL Streetの3期生オーディションを受けようと決意したんです」。
――ストリート生としての活動を経て、今のGEMができるわけですが、最初スターティングメンバーに選ばれたときは喜びも大きかったと思います。
「うーん、でも実は、最初のうちは苦痛でした。歌ったり踊ったりするのは昔から好きだったけど、”好き”だけじゃついていけないのがGEMだったから。他のメンバーは昔から歌やダンスをやってきてる子がほとんどで、全然レベルの違う次元にいたし、ガツガツ歌って踊るGEMのコンセプトは、私には合ってないって何度も思いましたね。元々すごく負けず嫌いなので、すでにその場で他のメンバーに負けてることも本当にイヤで。だから、最初のオリジナル曲『Speed up』のレッスンはすごく苦しかったです。でも、初お披露目のリハーサルのときに、スタッフさんに『今のままじゃダメだよ』って言われたのがきっかけで、自分の甘さを思い知って。それからは、GEMにふさわしい人になろうという思いで、それまで以上に練習に励むようになったんです。そしたら、その後すぐにあばら骨を疲労骨折しちゃって……。私は、がんばってもGEMにはなれないのかなって、当時は本当に苦しみました。それを乗り越えて、GEMの正式メンバーとして日本武道館で名前を呼ばれたときは、本当にうれしかったです」。
――苦しかった期間は、どうやって乗り越えたの?
「ツラいって思うたびに、常に自分の過去を思い出してました。何のためにもう一度この世界へ入ったのか、何のために今までやってきたのかって。一度やめた芸能界へもう一度入るのって、すごくコワかったんです。勇気を出して受けたオーディションなのに、がんばらないで終わっていいのかって、何度も自分に言い聞かせてました」。
――しかも、最初からリーダーというポジションも与えられていました。
「それこそ当時は、リーダーなんて考えていられなかったです。自分よりもはるかに歌とダンスができるメンバーに何の指示もできないし、元々リーダータイプでもなかったので、何をしていいのか全然分からなかったし。自分自身、それどころじゃなかったっていうのもありますけどね」。
――今となっては、すごくリーダーが様になってきたように見えます。
「1人のアイドルとしては、歌もダンスもできなくて、MCでよく噛んじゃうようなポンコツだけど、その分他の人に負けないくらい、いろんな出会いをしてきたし、いろんなアイドルを見てきました。だから、人間観察力は意外にあるのかなって自分では思ってます。今は、誰よりも自分以外のGEMの9人のことを見ていたい。だから、たまにメンバーから『ゆうきりんがリーダーで良かった』って言われると、すごくうれしいです」。
――ゆうきりん個人としての今後の目標は?
「女優さんに憧れがあって、ドラマに出たいってずっと思ってます。でも最近、まわりからは『ゆうきりんはバラエティーだよ』って言われるんですよね(笑)。あまりにも言われすぎて、確かに自分らしさが一番出るのはバラエティーだなって思うようになりました。だから、ドラマにも出たいしバラエティーにも出たい」。
――バラエティー番組の再現VTRのドラマシーンとかどうですか?
「最高です! そこで演技ができて、ひな壇にもいるみたいな。マルチにお仕事ができる人になりたいです。私が美しかったらモデルのお仕事が来るかもしれないし、おもしろかったらバラエティーのお仕事が来るかもしれないし、演技ができたらドラマのお仕事が来るかもしれないじゃないですか。自分からお仕事の幅を狭めるんじゃなくて、いろんなチャンスが来るタレントになれたらいいですね」。
――話変わって、(武田)舞彩ちゃんが6月の活動を最後にロサンゼルスへ留学することが発表されました。
「プライベートでもよく一緒に遊びに行くぐらい舞彩とは仲が良いので、留学の話は事前に相談を受けてました。というより、それ以前からセンターとしての悩みをよく聞いていて。舞彩は常に向上心が高くて、もっと歌もうまくなりたいしダンスも上手くなりたい、誰もが認めるセンターになりたいって、ずっと悩んでたんです。その後、留学の話があってからすぐに、『チャンスかもしれない』って舞彩から話をされて。日本に戻ってきたときに、みんなを見返してやるんだっていう、強い気持ちがありました。だから、最初に舞彩から相談を受けたときは、とにかくすごいなっていう気持ちでいっぱいで。舞彩って抜けてるところがたくさんあって、みんなが思う妹みたいなイメージなのに、そんな舞彩の海外へ留学したいっていう思いを聞いて、まずは尊敬しました」。
――GEMのリーダーとしてはどう思った?
「実は、全体で留学の話を聞いて、GEMから誰が立候補するのかなって考えたときに、ただ自分が行きたいっていう気持ちだけで立候補するメンバーがいたら、誰であっても絶対に止めようと思ってたんです。『じゃあGEMはどうするの? あなたはGEMのメンバーでしょ?』って言う覚悟でいました。でも、舞彩の口から出た言葉は全然違ったんです。『歌が好きだからとにかくうまくなりたいし、ダンスもうまくなりたい。それで、戻ってきたときにGEMはもちろん、iDOL Street全体を引っ張っていける存在になりたい』と聞いて、これは大丈夫だって思いました。『もちろん自分のためでもあるけど、結果GEMのためでもある』っていう言葉を舞彩の口から聞けたから、止める必要はないし、ここで止めたらリーダーじゃないなって」。
――今はもう「がんばってこい」っていう気持ちですか?
「そうですね。ただ、もちろん寂しい気持ちもあります。6月から舞彩がいなくなる生活はまだ自分でも想像できないし、6月以降もっと寂しくなるんだろうけど、全然実感がないです。それに、センターの舞彩がいなくなるのは不安です。歌は誰が引っ張っていくんだろうとか、真ん中には誰が立つんだろうとか考えると、舞彩しかありえなかったんですよね。だから、残った9人ががんばるしかないし、誰がセンターに立ってもいいように努力をしないといけないなって。今が、がんばり時です」。
――そんな舞彩ちゃんを送り出す5thシングル「Fine! ~fly for the future~」が、3月23日に発売されますが、歌ってるときは舞彩ちゃんのことを考えていますか?
「リリースイベントとかで毎回この曲を披露するたびに、他の曲と比べて自然にアイコンタクトが増えてるなっていうのは感じます。だから、みんな同じ気持ちなのかなって。たまに『一旦ラストか……』って寂しい気持ちになるときもあるけど、『新しい世界 見つけにいこう』とか、歌詞はすごく前向きな言葉が多いんです。舞彩の留学をきかっけに私自身、何事も自分からどんどん動かなければいけないっていうことを学びました。だから、この曲で舞彩の背中を押しながら、今まで見たことのない新しい景色を見れたらいいなって思います」。
金澤有希(かなざわ・ゆうき)
ニックネーム:ゆうきりん、ゆうちゃん、ざわ
生年月日:1993年5月1日(22歳)
出身地:北海道
血液型:AB型
金澤有希 個人Twitter
【プロフィール】
GEM(じぇむ)
2012年12月25日「SUPER☆GiRLS EveryBody JUMP!! 2012 FINAL ~X’mas Special~」公演においてiDOL Streetから第3弾グループとして発足。iDOL Streetストリート生から11名が選抜された。2013年4月1日スターティングメンバーに3名追加加入。2013年6月11日「SUPER☆GiRLS生誕3周年記念SPアイドルストリートカーニバル 日本武道館〜超絶少女たちの挑戦2013~」にて正式メンバー10名発表。2014年1月1日にシングル「We’re GEM!」でメジャーデビュー。キャッチコピーは”デキるアイドル”。本格的なダンス&ボーカルを追及した10人組アイドルグループ。「GEM」は、”磨かれながら宝石になれ”という思いを込めた「宝石」の意味と、「少女達のエンターテイメントの集合体」のダブルミーニングである。2016年6月25日(土)TOKYO DOME CITY HALLにて行われる「iDOL Street Carnival 2016 6th Anniversary ~RE:Я|LOAD~」を最後に、メンバーの武田舞彩がアメリカ・ロサンゼルスへ留学することが決まっている。
【CHECK IT】
3月23日(水)に5thシングル「Fine! ~fly for the future~」、1stアルバム「Girls Entertainment Mixture」を同日発売。2月26日(金)、3月28日(月)新宿BLAZEにて定期公演「GEM Live Mixture 2016 ~3rd STAGE~」を開催。5月3日(火・祝)大阪・松下IMPホール、5月8日(日)東京・品川ステラボールにてワンマンライブ「GEM Live Mixture 2016 ~Best 10ct Forever~」を開催。そして、6月11日(土)新宿BLAZEにてGEM結成3周年イベントを開催。6月25日(土)TOKYO DOME CITY HALLにて行われる「iDOL Street Carnival 2016 6th Anniversary ~RE:Я|LOAD~」に出演。毎週火曜日放送の「あいどりゅ☆」(日本海テレビほか)に出演中。初の冠番組「GEM can do it?」がスカパー!プレミアムサービスch.663「アイドル専門チャンネルPigoo」にて放送中。
詳しい情報はGEM公式ホームページ