欅坂46 駆け上るまで待てない!今泉佑唯 齋藤冬優花 長沢菜々香
PHOTO=古賀良郎 INTERVIEW=西中賢治
乃木坂46に続く“坂道シリーズ”第二弾として結成された、欅坂46。デビュー前にもかかわらず、すでに日本中のファンから注目を集めているグループだ。この連載では、メンバー21人の個性をいちはやくお伝えするために、「ぐるぐるじゃんけん他己紹介」を引き続き開催する。お互いの“いいところ”と“ダメなところ”をメンバー同士で語り合ってもらうことによって、彼女たちの素顔に迫る!
連載4組目のメンバー3人にじゃんけんをしてもらった結果、決まった役は……
今泉佑唯 → チョキ
齋藤冬優花 → パー
長沢菜々香 → グー
1巡目 メンバーの“いいところ”を紹介せよ
①齋藤冬優花が思う今泉佑唯のいいところとは?
「現場を明るくしてくれる」
――では、齋藤さんから今泉さんのいいところを紹介してもらえますか?
齋藤「佑唯がいると、現場が明るくなるんです。いつもニコニコしてるので、メンバーだけじゃなくスタッフさんも明るくなれると思います」。
今泉「……ふぐぅ!」。
――今泉さん、変な声が出ましたが(笑)。
今泉「そんなにうれしいことを言ってもらえると思ってなかったので、ビックリしました〜」。
長沢「さっきメイクをしてもらってたときも、佑唯はヘアメイクさんとすごい仲良く話してたんです。コミュニケーション能力が高いから、いつも『すごいなぁ』って思います」。
齋藤「たぶん、佑唯は大人の人のほうが話しやすいんだよね? 末っ子でお兄ちゃんが4人もいるから」。
今泉「そうかもしれない」。
長沢「ミニ握手会をしたときも、佑唯はファンのかたとすごいしゃべってました。私は話すのが苦手だから、尊敬します。でも、私とはほとんど会話したことがなくて、帰り際に『バーイ』って言ってもらったくらいです」。
今泉「確かに、菜々香ちゃんと私って関わったことがないよね(苦笑)」。
②今泉佑唯が思う長沢菜々香のいいところとは?
「謙虚で低姿勢」
――そんな関わりのない今泉さんから見て、長沢さんのいいところはどこですか?
今泉「え〜、ほんとにわからないっ。ヒントがほしい……。そうだ、菜々香ちゃんは謙虚なんです! メンバーに対してもスタッフさんに対しても常に低姿勢です」。
長沢「え〜、そうかなぁ?」。
今泉「自分をぜったいに高く評価しないんですよ。いつも『私はダメだから……』っていう姿勢で」。
齋藤「菜々香は『自分はかわいくない』とも言ってるよね?」。
長沢「うん、言ってる」。
齋藤「『自分はかわいくない』って言ってるメンバーは多いんですけど、なんだかんだ言っても『ちょっとは自信あるんでしょ』っていう部分が見えるんですよ(笑)。でも、菜々香からはそういう自信がぜんぜん感じられません(笑)」。
――昔から自分に自信がなかったんですか?
長沢「はい。中学のときなんか、メガネをかけて髪もボサボサでちょっと太ってて……。歩いてるときに、知らない人から『おばさんみたいだね』って言われたこともあって……うっ(泣く)」。
――あの、けっこう和やかな感じでインタビューしてるつもりなんですが(焦)。
齋藤「『欅って、書けない?』でも菜々香はよく泣いてるじゃないですか。これが“生”泣きです」。
――でも、メガネも外してこんなにかわいくなったんだから、努力したんですよね?
長沢「うぅ……。はい……。中学のとき、最初は美術部に入ってたんですけど、友達からバスケ部にさそわれて『バスケはじめたらコンタクトにしていいかな』って思って、メガネからコンタクトにかえて……。バスケ部の子たちがみんなかわいかったから、私も影響されて……。う〜〜〜」。
――メガネがコンプレックスだった部分もあるんですね。目はもともと悪かったんですか?
長沢「目が悪いのはゲームボーイとニンテンドーDSのやりすぎです……。うっ(泣く)」
③長沢菜々香が思う齋藤冬優花のいいところとは?
「いつもダンスを教えてくれる」
――気を取り直して、長沢さんから齋藤さんのいいところを紹介してもらえますか?
長沢「ふーちゃん(齋藤)は、いつもダンスを教えてくれるので、頼りになります(涙をふきながら)」。
齋藤「けっこうみんなからダンスのことを聞かれるんですけど、菜々香には一番頼られてるかもしれません」。
今泉「私は教えてはもらってないんですけど、一緒に合わせて踊ってもらったりはしてます」。
――齋藤さんはもともとダンスをやってたんですか?
齋藤「ちょこちょこっといろんなのを習ってました。ヒップホップ、バトン、モダンバレエ、あとチアダンスを3ヶ月だけ、とか。高校でもダンス部にいたんですけど、レベルが高くて、ぜんぜん選抜に入れなかったんです。だから、『ダンスが特技です』って言えるレベルじゃなくて。今になって『いろいろやるよりひとつを極めればよかったなー』って後悔してます」。
――自己紹介動画では、阿波踊りを披露してましたよね?
齋藤「はい。阿波踊りだったら、他にやってるメンバーがいないので、特技って言ってもいいのかなって思って。小学4年生から中学2年生まで、阿波踊りの“連”に入って踊ってました」。
2巡目 メンバーの“ダメなところ”を紹介せよ
①齋藤冬優花が思う長沢菜々香のダメなところとは?
「何度教えても覚えない」
――2巡目は、齋藤さんから長沢さんのダメなところを容赦なく言ってください。
齋藤「菜々香は、同じことを何度教えてもほんっとーに覚えないんですよ。ダンス初心者にありがちな話なんですけど、自分のどこを直したらいいかもわからないらしくて」。
長沢「……(涙目)」。
齋藤「レッスンのとき、いつも後ろから『ふ〜ちゃ〜ん』ってか細い声で呼ばれるので、ちょっと怖いです」。
今泉「他のメンバーにも『これどうするんだっけ?』ってよく聞いてるところを見かけるので、『ほんとにものを覚えない人なんだなー』って思ってました」。
齋藤「お見立て会のときも、(石森)虹花ちゃんに『カメラ位置ってどこだっけ?』って聞いてました。それで、2回目も同じことを聞いて、3回目も……って、結局は最後の回まで虹花ちゃんに同じことを聞いてました」。
――それは心配になりますね……。長沢さんは勉強のほうはどうだったんですか?
長沢「まぁまぁです……」。
齋藤「勉強はかなりできるんですよ。このあいだも『やることがないから勉強してた』って言ってて、ビックリしました」。
長沢「たぶん、ふたつのことを同時にできないんです。ステージの上で話さなきゃいけないことがあるのに、カメラの位置とか段取りとかも覚えなきゃいけかったりすると、ぜんぜんそれが頭に入ってこなくて……うっ」。
齋藤「もう泣かないで(笑)」。
②長沢菜々香が思う今泉佑唯のダメなところとは?
「ヘッドホンをかけて自分の世界にこもっている」。
――では、長沢さんから今泉さんへ、どうぞ。
長沢「昨日から考えてるんですけど、思いつかなくて。関わりがないので……。私はもっと仲良くしたいんですけど、そもそも話しかけづらいんです」。
齋藤「この子、私がいないときはいつもひとりで音楽を聴いてるんですよ」。
長沢「そうそう。ヘッドホンをかけて自分の世界にこもってるから、『近づけないなー』って」。
――今泉さんって、自分のことを「さみしがりや」って言ってませんでしたっけ?
今泉「はい、さみしがりやです。だからふーちゃんがいないとダメなんです」。
齋藤「ミーティングのとき、私と佑唯がすっごい遠い席にわかれたことがあるんです。私は誰とでも盛り上がれるんで、自分の隣の子としゃべってたんですけど、佑唯のほうを見たら案の定ボーッとしてて(笑)。ひとりで寝たりしてるんですよ」。
今泉「『ふーちゃんが隣にいないから、今日はもうダメだ〜』って思って……」。
齋藤「もう、ひとりだけオーラが暗いんです。『これはヤバい』って思って、『またぼっちかよー』って冗談っぽく声をかけたら、『もう慣れた(早口)』って言ってヘッドホンをかけだして」。
――ヤバイヤバイ、怒ってる!
今泉「怒ってないです! 大好きな西野カナさんの曲を聴こうかなって思ったんです」。
齋藤「いや、スネてたよ(笑)。でも、佑唯は次の日にひきずらないのでラクですね」。
③今泉佑唯が思う齋藤冬優花のダメなところとは?
「『平泉』を定着させようとする」
――そんな今泉さんから、齋藤さんのダメなところを教えてください。
今泉「ふーちゃんは、私のことを『平泉』とか『大泉』とか、いろんな名前で呼んでくるんですよ」。
齋藤「『平泉』っていうのは、平泉成さんが由来ですね」。
今泉「初めて会うスタッフさんにも、『この子、平泉っていうんです』って紹介してるんです!」。
――そのスタッフさん、確実に「平泉佑唯」で覚えてますよ。
齋藤「この際、『平泉』で定着させようかなと思ってます」
今泉「ひどい! しかもだんだんエスカレートしてきて、バナナのことを『バナイズミ』って呼んだり、なんでも『〜泉』って言うんです。そうやっていつも私のことをバカにしてきてっ」。
齋藤 (爆笑)
長沢「私もよく歩き方をマネされます」。
齋藤「だって、菜々香がちょっと急いでるときの歩き方って面白いんですよ。なんか腕がこうなって(ひじを90度に曲げて競歩のようにぶんぶんふる)、体がこうなって(猫背で前傾姿勢)」。
長沢「すぐこうやってマネをするんですよ。私の山形なまりもマネしてきて……!」。
今泉「あはは! あれ似てるー!」。
齋藤 (爆笑)
今回の3人の仮ユニット名「齋藤ピラミッド」
今回の3人の仮ユニット名は、スタッフが命名した「齋藤ピラミッド」。齋藤がいないとぼっちになるしかない今泉、齋藤に頼りっぱなしの長沢、という3人の関係性を、齋藤を頂点とするピラミッドにたとえたものだ。齋藤はこの命名を恥ずかしがっていたが、今泉、長沢はノリノリで賛成。今までの仮ユニット名の中で、いちばん力強くカッコいい名前になったと思う。いつか、長沢が特技のヴァイオリンで伴奏し、今泉が得意な歌を歌い、齋藤が踊る、というステージを見てみたい。目指すはエジプトライブ。
欅坂46(けやきざか ふぉーてぃーしっくす)
【CHECK IT】
乃木坂46につづく“坂道シリーズ”第二弾として結成されたグループ。2015年8月にお披露目されて以来、ステージデビューに向けてレッスンを重ねている。初の冠番組「欅って、書けない?」(テレビ東京)が毎週日曜日深夜0:35~放送中。2016年1月30日(土)、国立代々木第一体育館で行われる「ALL LIVE NIPPON Vol.4」に出演が決定!
詳しい情報は欅坂46公式サイト
今泉佑唯(いまいずみ・ゆい)
生年月日:1998年9月30日(17歳)
出身地:神奈川県
血液型:O型
齋藤冬優花(さいとう・ふゆか)
生年月日:1998年2月15日(17歳)
出身地:東京都
血液型:O型
長沢菜々香(ながさわ・ななこ)
生年月日:1997年4月23日(18歳)
出身地:山形県
血液型:A型
直筆サイン入り自撮りチェキ応募はコチラ⇒