欅坂46 駆け上るまで待てない! 鈴本美愉
PHOTO=堀内亮 STYLING=米丸友子
HAIR&MAKE=伊藤吉範 INTERVIEW=西中賢治
欅坂46 駆け上るまで待てない!
今回のターゲット
鈴本美愉
リアクションの大きさはグループ随一。1stシングルの個人PVでも、ありとあらゆる表情を見せてくれた、美愉ちゃん。彼女の「カワイすぎる百面相」と、「表情まで伝わるインタビュー」をご覧あれ!
――今回も、メンバーさんの休日の様子を知るために、「休日の24時間時計」を書いてもらいました。鈴本さんは、とにかく「買い物」が長いんですね。
「う〜〜ん? そうですね。でも、もっと早く出かける時もあります。お店が開く10時から、とか。私、早起きが好きなんです」。
――寝ることが好きすぎるメンバーが多い欅坂46の中では、珍しいタイプですね。朝からずっと買い物をしてるんですか?
「そうですね。最近は、お店に入って服を眺めるのが好きです。とにかく、ずーっと歩いて買い物をしてます。それで、暗くなるまで外にいたいんですよ」。
――どうして?
「東京の夜の景色が好きなんです。私は愛知県の田舎で育ったので、きれいなイルミネーションを見ると、テンションが上がります!」。
――特に、どのあたりが好きですか?
「お台場のレインボーブリッジです。車で移動しているときとか、窓から東京タワーが見えて、めっちゃキレイなんです! (志田)愛佳も夜景が好きで、東京タワーかスカイツリーが見えたら、必ず私に報告してきます(笑)」。
――志田さんも新潟県出身ですもんね。鈴本さんの育ったところは、そんなに田舎だったんですか?
「もう、すっごい田舎です。ビルとかぜんぜんなくて、まわりはぜんぶ“木”っていう感じでした(笑)。だから、小さい頃から男の子みたいに走り回ってたんです。周りの友達もみんな同じような感じで、学校の“放課”は、校庭のうんていで遊んだり、鬼ごっこをしてました」。
――え〜っと、“放課”っていう言葉が聞き慣れないんですが……放課後のこと?
「いえ、違います。学校の授業の間の休み時間のことを、放課って言うんです。平手(友梨奈)もそう言ってたんで、たぶん愛知はみんなそうだと思います(注:愛知県内のほとんどの学校では、休み時間のことを放課と言うそうです)」。
――じゃあ、授業が終わった後のことは、なんて言うんですか?
「う〜〜ん? 普通に『学校終わり』とか? 小説で初めて“放課後”っていう言葉を知った時は、意味がよくわからなかったんですよ。『放課の後だから、授業中? みんな授業中に下校しちゃうの?』って、不思議に思ってました(笑)」。
――それは混乱しますね。ちなみに、鈴本さんは運動神経がよさそうなイメージがあるんですが、実際はどうなんですか?
「小学校・中学校の頃は、それなりに良かったと思います。特に小学生の頃は、とにかくじっとしてられなくて、迷惑なくらい走り回ってた子だったので(笑)、足は速かったです。中学の時もソフトテニスをやってたので、けっこう運動はできたんですけど、高校に入ってからは普通になりましたね。部活もハンドボール部のマネージャーだったので、走ることがなくて」。
――マネージャーをやってたんですか。どうして?
「中学の部活であまりにも日焼けしたので、『もう焼けたくない!』って思って。かと言って、帰宅部は嫌だったので、マネージャーになったんです。でも、真夏のグラウンドに水をまいたりしてたので、結局は焼けちゃったんですけど(笑)」。
――なるほど。鈴本さんは、欅坂46の中ではダンスが上手な“ダンスメンバー”のひとりですが、もともと習ってたんですか?
「ダンスは、小学2年生の時に1年間だけやってました。公民館みたいなところでやってた教室だったんですけど、そこの子どもたちが毎年、地元のお祭りでダンスを披露してたんです。それを見て『私も出たい!』って思って入れてもらったんですけど、最初の年はお祭りに出れたのに、2年目はなぜか出れなくて……。『お祭りに出れないなら、もう意味ない』って思ってやめちゃいました」。
――人前で踊ることが重要だったんですね。
「そうなんです。中学の時にも、友達から『もうすぐ発表会があるからチームに入って』って言われて、1年間だけダンスをやりました。誰かに見てもらうっていうことが、自分の中で重要だったんです」。
――もしかして、目立つのが好きだったんですか?
「はいっ(笑顔)。めっっちゃ目立ちたがりでした!」。
――いい顔をしますね〜(笑)。学芸会でも主役をやったり?
「いえ。主役はセリフが多いので……(笑)。私は、なぜか幼稚園の頃から悪者役をやってたんですよ。先生の指名だったんですけど、やってて楽しかったので、『主役より自分に合ってたのかな』って思います」。
――もしかして、子供番組でも主役より脇役の方が好きだったタイプ?
「そうですね! 戦隊モノはぜったいに“青”が好きでした。日曜日も早起きをしてたので、『仮面ライダー』と戦隊モノはよく見てたんです」。
――まさかの特撮好き! いつ頃まで見てたんですか?
「けっこう……中学生くらいまで(笑)。去年も、いとこと一緒に『手裏剣戦隊ニンニンジャー』を見たりしてました。いとこに『一緒に踊ろ!』って言われて、エンディングのダンスを軽く踊ってみたり……(笑)」。
――鈴本さんって、戦隊モノが似合いそうですよね。ヒーローになった姿が見てみたいです。
「えぇ〜〜!(びっくり)」。
――なんですか、その謎のリアクションは(笑)。24時間時計に戻りますが、買い物から帰ってきた後に「テレビ」という時間がありますね。どんな番組を見るんですか?
「バラエティです。『アメトーーク』とか、『モニタリング』とか、『しゃべくり007』を録画して見てます。私、堀内健さんがすごく好きなんですよ」。
――お〜。いつか伝わるように、原稿にも書いておきますね。ところで、欅坂46のメンバーさんは、みんな口をそろえたように「鈴本は面白い」と言うんですよ。特に変顔がスゴイとか?
「えぇ〜!? (びっくり)。変顔ですか? 変顔をしてるっていう自覚はないんですけど……。たぶん、リアクションした時の顔のことを変顔って言ってるんだと思います(笑)。高校の友達にもリアクションの大きい子がいたから、私はこれが普通だと思ってたんです。でも、欅坂46のメンバーの前で驚いた顔をしたら、すごい引かれたので、逆にびっくりしました(笑)」。
――鈴本さんは、欅坂46が結成された頃、撮影現場でも平手さんとよく一緒にいる印象でしたが、最近はいろんなメンバーさんと写真を撮り合ったりと仲が良いですね。
「そうですね。最初の頃は、ちょっと人見知りがあったので。でも、今はみんなと話しますよ」。
――鈴本さんから話しかけるタイプですか?
「う〜〜ん? 人によります。たとえば、あかねん(守屋茜)は向こうから話しかけてくるので、あんまり自分からは声をかけません。『鈴本の口、ちっちゃい!』とか、ずっと言ってくるんですよ!」。
――守屋さんは、「欅って、書けない?」の大声選手権でも、「鈴本の唇、大好きだよ!」って告白してたじゃないですか。しつこく言いたいくらい好きなんじゃないですか?
「え〜〜〜っ。絶対にバカにしてますよ〜(しかめっ面)。もう、無視しますっ」。
――痴話喧嘩ってやつですね(笑)。最後にお聞きしたいんですが、鈴本さんがこれから頑張りたいことは?
「ダンスかな〜。ダンスでは、絶対に負けたくないと思ってるんです」。
――「他のメンバーに負けたくない」っていう気持ちが強いんですか?
「う〜〜ん? そういうことでもないんですけど……。ダンスの苦手だった子が上達してるのを見ると、『私も負けてられないな』って思うんです。最近は、(上村)莉菜ちゃんが踊ってるところを見て、『めっちゃうまくなってる!』って感動しました。私ももっとうまくなって、“欅坂46に興味がない人の目にもとまるようなダンス”ができるように、頑張りたいです!」。
鈴本美愉(すずもと・みゆ)
生年月日:1997年12月5日(18歳)
出身地:愛知県
血液型:AB型
欅坂46(けやきざか ふぉーてぃーしっくす)
【CHECK IT】
乃木坂46につづく“坂道シリーズ”第二弾として結成されたグループ。初の冠番組「欅って、書けない?」(テレビ東京)が毎週日曜日24:35~放送中。ニッポン放送にて初のラジオレギュラー番組「欅坂46 こちら有楽町星空放送局」(毎週金曜日24:20~)に出演中。デビューシングル「サイレントマジョリティー」が発売中。それにともない初の握手会も実施中。5月14日(土)「MUSIC FAIR」(フジテレビ系)に出演。5月25日(水)Zepp DiverCity(TOKYO)にて「UTB NIGHT Vol.2~創刊30周年記念SPECIAL featuring 欅坂46~」に出演。
詳しい情報は欅坂46公式サイト
期間限定で公開中のデビューシングル「サイレントマジョリティー」MVはこちら!