PICK UP MODEL 久間田琳加
PHOTO=河野英喜 INTERVIEW=斉藤貴志
初のスタイルブックと
写真集を2冊同時に発売
――HUSTLE PRESSでは久々の取材になりますが、去年の秋に髪を染めたんですね。
「高校を卒業したら染めたいと思っていて、最初は大人への第一歩という感じでドキドキしましたけど、もう5回以上重ねて慣れてきました」。
――コーヒーフロートも初めて飲んだとか。
「飲めるようになりました。20歳になるまでにブラックコーヒーを飲むのが目標で、ちょっと近づきました(笑)」。
――普段はカフェで何を飲んでいるんですか?
「ずっとアイスラテでした。でも、ブラックは大人感があるじゃないですか。お仕事のスタッフさんも飲んでる方が多いですし、私も飲めるようになりたいと思っています」。
――タピ活はしてました?
「ブームの頃はしてました。友だちとタピオカのお店に行くとどこも行列で、4店舗くらい回ったこともあります」。
――ティーンのファッションリーダーの琳加さんですが、オシャレ関係以外でも流行を先取りしていて?
「やっぱり流行りは知っておきたいので、いろいろなところにアンテナをしっかり張るようにしています」。
――今、琳加さんのアンテナに引っ掛かっていることは?
「今は性別や年代を問わず、みんな『どうぶつの森』をやっていますよね。私はそんなにゲームが得意なほうではないですが、乗っかっていけたらと思っています(笑)」。
――「どうぶつの森」も流行りに先駆けてやっていたんですか?
「(Nintendo)Switchは持ってましたけど、『牧場物語』とか違うソフトで遊んでいました。まだ他のカセットの種類も揃えられていないので、こういう時期に友だちと通信できるようにして楽しみたいです」。
――そして、スタイルブック「(明日、もっとキレイになる)りんくまがじん」と写真集「りんくまちっく」が6月5日に同時発売されます。スタイルブックは打ち合わせから参加したそうですが、自分が特に推した企画は?
「応援してくださっている方に『メイクやボディケアのことを知りたい』と言われることが多くて、最初はそこを主軸に美容本にすることがテーマでした。私は今まで動画配信もやってなくて、インスタグラムで自分が使っているコスメとかをUPしたこともなくて。だからこそ、この本では私が普段やっているメイクを紹介することを推しました」。
――初公開のこともあるわけですね。
「今まで秘密にしていたわけではないですけど(笑)、紹介の仕方がわからなかったんですね。『Seventeen』の企画として出せても、どうしても一部になってしまって。でも、本だと何回も読み返せるし、私のやっていることが1から100まで全部わかる感じです。自分で作りたかった通りの本ができました」。
――花風呂の写真もありますが、それも自分がやりたいと?
「あれは編集さんが提案してくれました。お花はスタイリストさんが用意してくださって、色合いがかわいくてオシャレな感じで、ちょっと背伸びした大人な自分を見せられて良かったです」。
――普段はお風呂に花を入れたりは(笑)?
「入れませんけど(笑)、お花はすごく好きで、おうちには飾っています。お風呂には入浴剤を入れて、ボディケアが好きなので頑張ってます」。
――入浴しながら携帯で映画や動画を観る人も多いようですが。
「私はあまりやりません。お風呂の時間はお風呂に集中したくて、マッサージをしたりしています」。
――スタイルブックと写真集を同時発売することは、最初から決まっていたんですか?
「決まっていました。スタイルブックは自分120%の内容で、写真集は逆に何も考えず、作らない素の自分を撮ってもらった感じです」。
――素の自分を収めた写真集にしたいという希望はあったんですか?
「どうでしったっけ(笑)? 写真集は具体的にどうなるか、全然想像がつかなかったんです。沖縄で撮影して、自分のテンション的にはお仕事というより、リラックスして楽しんできました(笑)。フィルムカメラで撮っていただいたので、現場では1枚も写真を見られなくて、どんな感じになっているかもわからないまま、東京に帰ってきました」。
――沖縄は初めてでしたっけ?
「そうです。『いつか行きたい』とフワッと考えてました。海がすごくきれいで素敵な場所でした」。
――島のほうで撮ってきたようですね。
「はい。ほぼ石垣島で、波照間島や竹富島にも行きました。時間の流れが本当にゆっくりしているのを、自分で初めて体験できた気がします」。
――沖縄ならではの体験もありました?
「船に乗ったのが自分的には大きかったです。もともと乗り物が得意なほうではなくて、絶対船酔いしちゃうと思って、朝から酔い止めを飲んだんですけど、意外と大丈夫でした。大型フェリーにも小さい船にも乗って、島から島へ移動している感覚を味わえました」。
――沖縄料理も堪能しました?
「ゴーヤチャンプルも海ぶどうも島らっきょうも食べました。あと、写真も撮ったミルミル本舗というお店のハンバーガーもおいしかったです」。
――写真集の撮影中は食事をセーブしたりせずに?
「しませんでした。結構食べてました(笑)」。
――日ごろから節制しているから?
「そうですね。先にスタイルブックを撮り終えて、そのあとに写真集だったので、自分の中ではスタイルブックで頑張ったご褒美というか、『よし。楽しむぞ!』という気合いが入ってました(笑)。だから、食べたいものを食べて、好きなように過ごしました」。
モデルとバラエティと女優と
全部万遍なくやっていきたい
――サトウキビ畑での写真もありますね。
「あんなに広い畑は初めて見て、感動しました。サトウキビも舐めさせてもらいました。すごく砂糖という感じで(笑)、甘かったです」。
――素を撮るという意味では、他の人の写真集を参考に見たりはしませんでした?
「でも、今回のカメラマンの川島小鳥さんが撮られた写真集は見ました。もともと川島さんの有村架純さんの写真集がすごく好きで、いつか撮っていただきたいと思っていたんです」。
――現場ではどんな感じの撮影でした?
「何か不思議な感じでした。私が言えることではないですけど、川島さんは空気を作るのがすごくお上手というか、撮影していて世界観に入りやすかったです」。
――写真集というと、最近は白石麻衣さんや田中みな実さんが何10万部売れたと話題になりました。
「そんなに行けたらすごいですけど、私は初めてのことで、発売のだいぶ前からドキドキしています。2冊同時になるとも思ってなくて、皆さんからどういう反響が来るか、想像がつかなくて。でも、写真自体は素敵な仕上がりにしていただけたと思います」。
――琳加さんはやっぱりモデルが本業という意識ですか?
「そうですね。今は『Seventeen』でモデルをやらせてもらっているので」。
――最近はバラエティ慣れもしてきたようですね。
「テレビは昔から好きで出たかったので、今すごく嬉しいです」。
――いわゆる爪痕を残すことも考えているんですか?
「頑張っていますが、まだご一緒した芸人さんに救っていただくことのほうが多いです。モデルだと写真の印象を持たれるので、ファンの方に『テレビで動いているところを見て、より好きになりました』と言っていただくことが結構あるのは、良かったと思います」。
――林業の高校に転校して木を伐ったりもしました。
「『BACK TO SCHOOL!』ですね。あれで応援してくださるようになった方がかなり多くて、フォロワーさんも増えました」。
――また映画やドラマに出たい気持ちもありますか?
「モデルとバラエティと女優と三つ、万遍なくやっていきたいです」。
――ドラマや映画は自分でも観てますか?
「はい。どちらかと言うと洋画が多くて、今はおうち時間にNetflixとかでめっちゃ観てます」。
――何かハマった作品はありますか?
「私は恋愛モノが大好きだったんです。『きみに読む物語』とか『きみがくれた物語』とか『親愛なるきみへ』とか、題名に『きみ』が付くラブストーリーをよく観てましたけど、最近サスペンス系を観始めたら、すっごい面白くて!」。
――どんなサスペンスですか?
「『リバーデイル』というNetfilxオリジナル作品です。ハラハラ、ドキドキして恋愛要素もあって、シーズン4まで一気に観ました。『こんなに面白いものがあるんだ!』ってビックリでした」。
――琳加さんは音楽も好きなんですよね?
「引き続き、よく聴いています。ずっと好きなのはThe 1975というイギリスのバンド。最初はたまたまSpotifyを漁っていて知って、去年友だちとサマーソニックに行ったとき、出演していたんです。そのときは他のアーティストさんのステージとバッティングしちゃって、1曲しか聴けなかったので、ライブができる世の中に戻って、また日本に来てくれる機会があったら、今度こそ行きたいです」。
――今は自分磨きでしていることはありますか?
「おうちで過ごす時間が多いので、基礎化粧品をいろいろ試してます。撮影期間に入って化粧水や乳液を変えると、もし合わなくて肌が荒れてしまったりしたら支障が出ますけど、今は失敗しても大丈夫なので」。
――運動もしているんですか?
「ジムに通ってましたけど、今は閉まっちゃっているので、家でヨガマットを敷いてやったりしています」。
――ラスト10代になりましたが、大人に近づいているところはありますか?
「年を重ねている実感は正直ありませけど、4月に入って周りの子たちが先に20歳になっていって、置いていかれている感じがします。でも、その子たちに聞くと『10代のほうがいい』と言われるので、どっちでもいいかと思ったり、狭間にいますね」。
――基本は早く20歳になりたい派?
「そうですね。早く追い付いて大人の仲間入りをしたいです。10代は結構やり切ったので、そろそろ20歳になってもいいかなと」。
――10代のうちにやっておきたいこともないですか?
「もういろいろ達成してきましたから。髪も染めたし、コーヒーもアイスが乗っているのは飲めたし(笑)。順調に20歳に向けて進んでいると思います」。
――20歳になったら、膝上20㎝の“りんか丈”が長くなったりはしませんか?
「今のところ、ないですね。もうちょっと、このまま頑張りたいです(笑)」。
久間田琳加(くまだ・りんか)
生年月日:2001年2月23日(19歳)
出身地:東京都
血液型:AB型
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2012年に「nicola」(新潮社)のモデルオーディションでグランプリとなり、2017年3月まで専属モデルを務める。2017年8月から「Seventeen」(集英社)の専属モデルに。女優として映画「ミックス。」、「青夏 きみに恋した30日」、「ヌヌ子の聖★戦~HARAJUKU STORY~」などに出演。「ガールズクラフト」(NHK Eテレ/金曜19:50~)でMCを担当。ラジオ「久間田琳加 りんくま*めがへるつ」(文化放送/月曜23:30頃~)でパーソナリティを務める。1stスタイルブック「明日、もっとキレイになる りんくまがじん」と1st写真集「りんくまちっく」(共に集英社)を6月5日(金)に同時発売。
詳しい情報は公式HPへ
久間田琳加 ビューティースタイルブック
「明日、もっとキレイになる りんくまがじん」
久間田琳加 ファースト写真集「りんくまちっく」