PICK UP IDOL ラストアイドル
PHOTO=河野英喜 INTERVIEW=斉藤貴志
半年間のバトルを勝ち抜いた2期生が
5thシングル「愛しか武器がない」でデビュー
――ラストアイドル2期生で、一番面白いことをするのは誰ですか?
畑「水野舞菜です!」。
篠田「まなんちょす(水野)かな。小さいことなんだけど面白い」。
水野「それは違うと思いますよ。『何言ってんの?』って感じ(笑)」。
橋本「たぶん本人は気づいてないけど、ヘンな発言をするんですよね」。
畑「素なんだけど、その素が面白い」。
橋本「動き方とか言葉とか話し方とか……。『ガンバリタイデース』みたいに何でも棒読みなんですよ(笑)」。
篠田「コメントが小学生(笑)」。
橋本「顔は大人なんだけど『カッコヨクオドリタイデース』とか言うんです(笑)」。
水野「こら、やめなさい(笑)! 棒読みしているつもりはないんですけど、声が低いから棒読みに聞こえちゃうんです」。
大場「笑い方も『にゃ~にゃ~にゃ~』みたいに面白いです(笑)」。
篠田「わかる、わかる(笑)」。
大場「意外なところで、ひとつひとつの仕草が面白い」。
――では、他のメンバーを見ていて、うらやましいとか見習いたいと思うところは?
大場「だっちゃん(篠田)とほの(町田)と(畑)美紗起の笑顔です」。
橋本「あーっ、わかる! 何かクシャッと笑うんだよね」。
大場「そう。ファンの人へのアイドルスマイルが良いなーと思います。私にはできないので、うらやましい」。
水野「私はみんなの髪の毛がうらやましい」。
町田「まなんちょすはこういうところが面白いんです(笑)」。
水野「みんなサラサラだからマジできれい。特に萌」。
篠田「えっ、私? ブリーチしてるから、トリートメントは良いのを使ってます。とりあえずできることはしておこうと思ってます」。
橋本「トリートメントってみんな使うんじゃないの? それはリンス? リンスとトリートメントって何が違うの?」。
畑「リンスとコンディショナーがほぼ一緒で、トリートメントはキューティクルを出すものかな」。
橋本「じゃあ、リンスをしたあとにトリートメントをするってこと? 違う?」。
畑「モノによるけど……」。
篠田「桃呼、ウケる(笑)」。
――美容ライターのバイトをしていた美紗起さんには、みんながそういうことを聞くんですか?
町田「聞いちゃいます」。
篠田「コスメとかの話は、とりあえず畑に聞きます」。
畑「メンバーから『このアイシャドウ、どう思う?』とかLINEが来ます」。
橋本「あと、ほのちゃんが服をくれます。自分が着なくなったかわいいのをもらいました」。
大場「お洋服をたくさん持っているよね?」
――穂花さんはオシャレなんですか?
町田「そうでもないですけど……。私、アイドルオタクなんですよ」。
――「地上から地下まで」ということでしたね。
町田「モーニング娘。さんの佐藤優樹さんが憧れですけど、monogatariさんとかParfaitさんとか終演後物販卍さんとかまねきケチャさんとか、いろいろライブに行ってました。でも自分がアイドルになって、現場に行くことがなくなってきたから、今までアイドルに使ってきたお金で、服をたくさん買うようになったんです」。
――なるほど。
町田「でも私、すごくケチなので(笑)、いいブランドの服を1着買うより、1万円で6着とか買いたい人なんです。だからアウトレットセールに行ったり、プチプラなお店でかわいい服や欲しいブランドと似ている服を買う感じですね」。
――それで着なくなったものを、メンバーにあげていると?
町田「そうです。前まで中学生だったのでブリブリの服ばかり着てましたけど、路線は変わるじゃないですか。それで、もう着ない服をあげてます」。
――ラストアイドル2期生になって、精神面とか生活とか、大きく変わったことはありました?
町田「テレビって膨張して映るじゃないですか。生で見るより太って見えるので、見た目に気をつけるようになりました。ダイエットをしたり、顔や脚がむくまないようにマッサージをしてます」。
橋本「メイクにも時間をかけるようになりました」。
町田「それでコスメを使うときとか、畑美紗起に聞くんです」。
畑「中学生メンバーが普段からお化粧するようになったよね?」。
橋本「前はそんなに興味がなくて、知ってることだけをちょっとやるくらいでしたけど、ラストアイドルの暫定メンバーになってからは、ちゃんとやるようになりました」。
――桃呼さんの場合、山口の普通の中学生だったら、あまりやらないことまで?
橋本「まあ、山口は田舎なので、コスメとか買えるところも全然少ないし、周りの友だちもそんなにやってなくて、カラコンを付ける人もいません。都会では違うかもしれませんけど、山口では珍しいと思います」。
――そういうことも含めて、東京に来るようになって、戸惑いもありました?
橋本「ありますね。まだ地元から通ってますけど、今日も駅で出口を間違えちゃいました。山口はそんなに人がいないから、人が多いところに行くと体がこわばっちゃうし、高いビルがあるところに行くと、『あーっ、高い』って上を見て歩いちゃいます(笑)。あと、タピオカを飲みたくなっちゃう」。
――それも東京と関係あるんですか?
橋本「タピオカを飲む人って、都会人ってイメージがないですか? タピオカ飲んでるJKとか……。だから、飲むと『ああ、自分も今、都会人だ』みたいになるんです(笑)」。
水野「タピオカを飲むのは当たり前のことだよね(笑)」。
大場「めっちゃ飲みます」。
橋本「それが私にとっては珍しくて……」。
町田「タピオカのお店って増えてるじゃないですか。クレープ屋さんでも売られているので、飲みたいと思ったら近くで気軽に買えちゃうし、そんなに珍しくない気がする」。
橋本「でも、山口にはあまりないんです。コンビニにあるくらい。どうしても飲みたくなって、100均で乾燥したタピオカを買って、沸騰させて、カルピスに入れて飲んだことがあります」。
町田「すごっ(笑)」。
橋本「わりとおいしかったです」。
――テレビに出るようになって、街で声を掛けられたりします?
橋本「この前、下間花梨と栗田麻央と私でチーズハットグを食べに行ったら、本当に偶然、ほのちゃんがいたんですね。そのときに私たち3人は声を掛けられたんですけど、ほのちゃんだけ話し掛けられませんでした(笑)」。
町田「私の目の前にいた3人が『ラストアイドルの方ですか?』と聞かれていたのに、反対側にいた私には何もなくて、『あっ、あっ……』ってなりました。自分の存在感のなさに『ああ、そうか……』と思いました(笑)」。
――まあ、今だと『ラストアイドル』の3rdシーズンでテレビに映った長さにもよりますからね。
篠田「私は『いつ指名が来るだろう?』と思っているうちに、1回もバトルをやらなかったので、見てもらいたかったです」。
畑「私も最初にやったきりだったから、皆さんの記憶にあまり残ってなくて、『もう1回やりたかったな』と思います」。
――皆さんのデビュー曲となる「愛しか武器がない」は暫定メンバーのときから歌ってますが、最初の頃と捉え方や感じ方が変わってきた面はありますか?
町田「もともと戦いの歌という感じはしましたけど、バトルで戦ってきたからこそ、共感できるところもあります。一緒に頑張ってきた暫定メンバーの仲間が敗れて、『痛みをグッとこらえて耐えよう……』みたいな感じです。1番の歌詞とか、私たちのバトルのことを書いてあるような気も最近してきました」。
水野「最初はダンスに必死すぎて、歌詞のことは考えられなかったけど、だんだん慣れてきて意味を考えるようになったら、『かかってこい!』みたいな感じですごいなと思いました」。
篠田「また小学生のコメントだ(笑)」。
――初めてのレコーディングの前に何かしたりは?
橋本「のど飴をなめました。……普通か(笑)。でも、みんな、ごはん食べてたよね? ごはん食べて、お菓子食べて、リラックスした状態からのレコーディングでした」。
――ごはんが喉を通らないくらい緊張していた……ということはなく?
橋本「全然そんな感じではなかったです」。
差し入れのアイスを食べるのも
譲れないバトルがあります(笑)
――やっぱり皆さんはオーディションやバトルで修羅場をくぐり抜けてきたから、そんなに緊張はしないんですかね?
篠田「緊張するけどしない……。そんな感じかな? 直前はドキドキしますけど、それまでは全然しません。私は5分前とかにならないと緊張しないタイプです」。
畑「私はすごく緊張しぃで、ステージに立つと何もしゃべれなくなりそうなんですけど、一回しゃべると『あっ、大丈夫だ』ってなります」。
橋本「それはわかるかも。パフォーマンス前は緊張するけど、本番になったらしません」。
畑「アドレナリン、だっけ? それが出ているから、踊りと歌にめっちゃ集中してます」。
町田「アドレナリンの意味はよくわからないんですけど(笑)、緊張より楽しさが勝って、緊張もだんだん消えていきます」。
――じゃあ、本番前の2期生の楽屋はどんな感じなんですか?
橋本「いつも通り騒いでいるよね(笑)。お菓子食べて、ごはん食べて、ワーッとして、本番前になると『ヤバーイ!』となっちゃって、本番になります。終わったあとは『タノシカッタネー』と言って帰る。今のは、まなんちょのモノマネです(笑)」。
水野「私はそんなこと言わないから(笑)! ずっと静かに座ってます」。
橋本「ウソつけ(笑)!」。
水野「そんなに騒いでなくない?」。
篠田「うるさくはないけど、静かにはしてない(笑)」。
――何か差し入れをもらうと?
橋本「ケーキとか来ると『欲しい欲しい欲しい!!』ってなっちゃうよね(笑)」。
――一番ガッツくのは誰ですか?
水野「大場結女じゃない?」。
大場「エッ? 私は残り物をごっそり食べてます」。
畑「何でも食べるからね(笑)」。
大場「好き嫌いがなくて、何でもおいしいので、残り物で十分です」。
町田「中学生が一番に『うわーっ!』と騒ぐと思う」。
畑「(田中)佑奈と桃呼が行くね」。
橋本「エッ? 私、行く?」。
水野「行ってる行ってる。すごい行ってる(笑)」。
町田「アイスのときがヤバイ」。
水野「サーティーワンのアイスを取っていった」。
町田「聞いてくださいよ! サーティーワンのアイスをいただいたとき、私1人だけ、ちょっと遅れて楽屋に着いたんですね。そしたら、まだ残ってはいたんですけど、みんな1コ目だけで終わっていたのに、桃呼だけ2コ目に突入していたんですよ(笑)! 私はまだ1コも食べてないのに!」。
篠田「桃呼、2コ食べたの?」。
町田「しかも、私が唯一食べられる抹茶を食べたんですよ!」。
橋本「『あげる』って言ったのに、『いいよ』って言ったでしょう?」。
町田「だって、食べかけなんだもん(笑)」。
畑「それに、ポッピングシャワーを『食べたい』と言ってたメンバーが3人いたのに、桃呼が『ダメダメダメ! 私、私、私!!』みたいな感じで、ジャンケンもしないで勝手に食べました(笑)」。
橋本「先に予約していたから」。
畑「いや、あとから来たのに『私、私、私!!』と言ってた(笑)」。
――桃呼さんはバトルでも「絶対センターに立つ!」と強い意志を見せていましたが、アイスも「絶対食べる!」と(笑)?
橋本「そう! アイスも絶対譲れません(笑)。うちは5人兄妹で、いつも取り合いをしていたから、普通に取りに行っちゃいます」。
町田「結局、私は桃呼のせいで、アイスを食べられませんでした。しかも、桃呼は私の靴下にアイスをこぼしたんですよ(笑)」。
橋本「わざとじゃないから(笑)」。
――ボクシンググローブを付けたジャケット写真撮影は楽しくできました?
橋本「楽しかったです。でも、ずーっと同じ態勢だったりするのが、キツかったです」。
大場「ポーズのキープがね」。
畑「私は跳びました! 何度もジャンプするのが辛かったです(笑)」。
篠田「私は後ろ足を上げた写真を撮ったんですけど、ずっと上げていたから、次の日にお尻が筋肉痛になっちゃいました(笑)」。
――シングルが出て活動も本格化していきますが、今の時点だとラストアイドル2期生のグループとしての良さはどんなところだと思いますか?
橋本「仲がめっちゃ良いところじゃない?」。
町田「みんな仲良いです」。
畑「仲良すぎて、注意されることもあるけどね」。
橋本「確かに。『緊張感がない』と言われました。でも仲が良いからこそ、できることもあります」。
畑「踊りが合ったり……」。
橋本「こういうインタビューでもフォローし合えます」。
畑「言いたいことを言えたりもします」。
――桃呼さんが暫定センターの篠原望さんとバトルして勝ったときは、他の暫定メンバーが泣いていたから、「解け込めるのかな?」と思いましたけど……。
橋本「すぐには溶け込めなかったですね」。
水野「桃呼はめっちゃ怖かったから(笑)」。
橋本「気が強くて性格の悪い女だと思われてました(笑)。でも、素はそんなじゃないです」。
畑「素はヘナヘナした人だったから良かったです(笑)」。
――仲が良いといえば、ツイッターに写真が上がってましたが、舞菜さんの18歳の誕生日の前日に、結女さんと2人で浅草で前祝いで遊んだんですよね?
水野「そうですね」。
町田「夫婦か(笑)」。
大場「同い年だし、私はもともと水野舞菜が好きだったんです(笑)。暫定メンバーに入る前から、テレビで見ていて……」。
水野「フフフフ(笑)」。
大場「ということもあって、私からアプローチを仕掛けました(笑)」。
橋本「私もまなんちょにアプローチを仕掛けているんですよ! でも、何回も『大好き!』と言ってるのに、『アリガトウ』で終わっちゃうんです」。
畑「三角関係だ(笑)」。
町田「面白~い(笑)」。
――舞菜さんはやっぱり結女さんのほうが好き?
水野「そんなことないです。どっちもスキですよ」。
篠田「絶対ウソ(笑)」。
町田「めっちゃ棒読みだった(笑)」。
水野「でも、結女はそんなにアプローチをしてきません。自然なんだよね?」。
大場「舞菜の缶バッジを付けたりして、オタクっぽいアプローチをしました。(笑)」。
水野「桃ちゃんのアプローチはヤバイから(笑)」。
畑「何か嫉妬するんですよ。さっき舞菜が私にしゃべり掛けてくれただけで、『舞菜は私のものだから』みたいになるんです(笑)」。
篠田「束縛(笑)?」。
橋本「勝手にまなんちょの彼氏になってます(笑)。本当に好きなので」。
――舞菜さんは桃呼さんから引くようなアプローチもされました?
水野「されましたね。ずっとチューしてこようとするんですよ(笑)」。
篠田「ヤバイね(笑)」。
橋本「だって、チューしたいから(笑)」。
水野「大場さんはそんなことしないもんね?」。
大場「うん。しない」。
橋本「あれ? どっちがいいの? アプローチをめっちゃされるほう?」。
水野「されないほう。結女がいい」。
橋本「なんでやねん! マジで~?」。
畑「フラれたね(笑)」。
橋本「フラれた~! ジェラシー!」。
――Wセンターがそんな感じで、大丈夫ですか(笑)?
橋本「でも仲が良いからこそ、こういう暴露話もできるということで……」。
――最初から舞菜さんをイジっていたのも、仲が良いから?
橋本「そうです!」。
ラストアイドル(らすとあいどる)
2017年8月よりスタートしたテレビ番組「ラストアイドル」から、メンバー入れ替えバトルで勝ち残ったメンバーにより、同年12月に秋元康プロデュースのシングル「バンドワゴン」でメジャーデビュー。同時に敗退したメンバーで4組のセカンドユニットが誕生。番組2ndシーズンでは2ndシングル表題曲を賭けて5組がそれぞれプロデューサーを付けた総当たり戦が行われた。2018年4月からの3rdシーズンで再び入れ替えバトルが行われ、2期生12人が決定。
【CHECK IT】
5thシングル「愛しか武器がない」が12月5日(水)に発売。「ラスアイ、よろしく!」(テレビ朝日系/土曜24:10~)が放送中。
詳しくはラストアイドル公式サイトへ
橋本桃呼(はしもと・ももこ)
生年月日:2003年6月28日(15歳)
出身地:山口県
血液型:AB型
水野舞菜(みずの・まな)
生年月日:2000年11月8日(18歳)
出身地:神奈川県
血液型:O型
篠田萌(しのだ・もえ)
生年月日:2001年5月21日(17歳)
出身地:埼玉県
血液型:O型
町田穂花(まちだ・ほのか)
生年月日:2003年3月31日(15歳)
出身地:埼玉県
血液型:B型
大場結女(おおば・ゆめ)
生年月日:2000年12月6日(17歳)
出身地:千葉県
血液型:A型
畑美紗起(はた・みさき)
生年月日:1996年3月27日(22歳)
出身地:埼玉県
血液型:A型
「愛しか武器がない」
TYPE-A(CD+DVD) ¥1800(税込)
TYPE-B(CD+DVD) ¥1800(税込)
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「愛しか武器がない」のMVはこちら!