槙田紗子 知識はないけど競馬はじめてみた
PHOTO＝河野英喜 TEXT＝赤ペン庸介
－2016年12月回顧－
第17回チャンピオンズカップ（中京 ダート・左・1800m 馬場：良 サラ系3歳以上オープン 国際 定量）2016.12.4
【槙田紗子】
★３連複
02・04・09・11・12・14・15［ボックス／35点／各200円］
★単勝
01 1000円
05 1000円
08 1000円（的中→15900円）
●結果 10000→15900円（△5900円）
●寸評
人気馬の馬連ボックス買いで連続的中のさこてぃ。今回も上位人気馬を中心に７頭を選んでボックスを組んだものの、優勝馬の６番人気サウンドトゥルー（８）が漏れており、惜しくも的中ならず。しかし、ボックス買いで外した３頭を単勝できっちり押さえ、15.9倍の配当をみごとゲット！ 収支的には久々の5000円越え！
【井上朝夫】
★馬連
04ー01・02・07・08・09・10・11・12・14・15［流し／10点／各1000円］
●結果 10000→０円（▲10000円）
●寸評
ダート６戦６勝の６歳馬のアウォーディー（２）がG１初制覇をかけて挑んだレースだが、井上氏が軸に選んだのは、中京ダートで２戦２勝の10番人気アスカノロマン（４）。好スタートから好位置をキープし、最後の直線でトップ争いをしたものの、アウオーディー、サウンドトゥルーがゴール直前に襲いかかり、半馬身差の３着。“穴読み”は当たっていただけに、悔しい！
第68回阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神 芝・右・外 1600m 馬場：良 サラ系2歳オープン 国際 牝 馬齢 ）2016.12.11
【槙田紗子】
★馬連
01・04・11・17・18［ボックス／10点／各1000円］
●結果 10000→０円（▲10000円）
●寸評
１番人気のソウルスターリング（２）をはずして、２番～５番人気を絡めた馬連ボックスで勝負をかけたさこてぃ。やや置き気味の馬券で当たり癖をつけた、ここ３戦。今回は予想を10点に絞って大幅回収を狙う！ しかし、さこてぃ、どうも外国人騎手との相性が悪く、ソウルスターリングにまたがる絶好調ルメールに勝利をもぎとられ、この馬さえ沈めば入着馬は全部買ってたのに……という無念の結果に。
【井上朝夫】
★３連単
02・04・07［ボックス／計６点／各500円］
02・04・08［ボックス／計６点／各500円］
02・04・09［ボックス／計６点／各500円］
★馬連
02ー04 1000円
●結果 10000→０円（▲10000円）
●寸評
「１番人気のルメールか２番人気の戸崎か、リーディングふたりの取捨選択レース」と言い放った井上氏。ルメールを選んだまでは正解だったが、あまりにも狙いが当たり過ぎて、切った戸崎まで２着に食い込み、馬券的には的中ならず。１～２番人気で決まられては穴党の井上氏もあきらめざるを得ない。ちなみに、勝ったソウルスターリングは父が14戦無敗の怪物。３戦無敗のこの馬も、どこまでいくのだろう？
第68回朝日杯フューチュリティステークス（阪神 芝・右・外 1600m 馬場：良 サラ系２歳オープン 国際 牡・牝 馬齢）2016.12.18
【槙田紗子】
★馬連
03・04・05・06・08・13［ボックス／15点／各600円］
★単勝
05 1000円
●結果 10000→０円（▲10000円）
●寸評
１～３番人気に５、12、13番人気の穴馬を絡める馬連ボックスで、最高配当1500倍も見据えた夢馬券（当たれば約100万円！）で勝負に挑んださこてぃ。しかし、ゴール板を駆け抜けたのは、６番人気のサトノアレス（17）。期待していた２番人気のルメール、３番人気のデムーロが大きく沈み込み、またしても外国人騎手に裏切られたカッコ。データの少ない２歳馬戦の難しさを象徴するレースではあったが、どうも黒船勢が邪魔をする。
【井上朝夫】
★３連単
04・06・08［ボックス／計６点／各500円］
06・08・10［ボックス／計６点／各500円］
06・08・18［ボックス／計６点／各500円］
★単勝
05 1000円
●結果 10000→０円（▲10000円）
●寸評
7番人気の２着馬モンドキャンノ（10）、12番人気の３着馬ボンセルヴィーソ（4）を読み切っていたにもかかわらず、あれほど「サトノ旋風」に敏感だった井上氏が、ここではサトノアレスを見限ってしまったことで大魚を逃す。３連単ボックス的中なら、払い戻しが100万円を越えていただけに、悔しさもひとしお！？
第61回有馬記念（中山 芝・右 2500m 馬場：良 サラ系3歳以上 オープン 国際 定量）2016.12.25
【槙田紗子】
01・03・04・06・08［ボックス／10点／各1000円］
●結果 10000→０円（▲10000円）
●寸評
キタサンブラック（１）とサトノダイヤモンド（11）が人気を分け合った暮れの大一番。さこてぃが選んだのは、武豊のキタサンブラック。１枠１番で負け無しの馬が、５度目の同ゲートを引き当てれば、神掛って見えるのは当然。しかし勝負の世界は甘くない。じわじわ差を詰めていたルメールがゴール直前に差し切って、サトノダイヤモンドがクビ差の勝利！ 最後まで外国人騎手に悩まされたさこてぃ。「黒船攻略が2017年の課題」と突きつけられたような締めくくりレースに、さこてぃも何かをつかんだはず。
【井上朝夫】
★単勝
02 10000円
●結果 10000→０円（▲10000円）
●寸評
一年前のグランプリホース、ゴールドアクター（２）の１点買いで2016年最後の勝負へ！ 昨年、逃げるキタサンブラックをきっちり負かしている実績。さらに、キタサンブラックに負けた前走のJCも、横綱相撲のキタサンブラックを追撃しての４着。中山替わりも好材料で、単勝7.9倍１点に全精力を注ぎ込む。けれど、しかし。大歓声が渦巻く直線、人気の２頭に割って入ろうか、という見せ場はあったが３着まで。勝利に手が届きながら一歩及ばず、という負け方は、12月の井上氏の馬券を象徴しているよう。
【12月の収支結果】
槙田紗子 … ▲34100円
井上朝夫 … ▲40000円
●寸評
１～３番人気で馬券が決まった阪神＆有馬、６番人気が勝利したCC＆朝日と、振り幅の大きかった12月のＧ１戦線にやや翻弄されたカタチの両者。さこてぃがＧ1で初の収支5000円越えを果たすも、的中はそれのみ。月間では、11月に続いて12月もさこてぃの勝利となり、トータルでは10月を除いて、すべてさこてぃが勝ちをさらった！ 収支をプラスで終えたのは９月のみ、というところがさみしくはあるけど、井上氏に３勝１敗で勝利したことに変わりはない。これを素直に喜んで、今後の競馬予想の自信につなげてほしい。
【全トータルの収支結果】
槙田紗子（3勝） … ▲90440円
井上朝夫（1勝） … △236750円
●寸評
ふたを開けてみれば、全トータルでは30万円以上の差をつけて、井上氏が貫禄の勝利！ 「競馬は穴党が有利」との格言どおり、的中の数ではさこてぃが勝りながら、これほど収支で差がつくものかと、穴党主義の優位性に改めて目を見張る。おそらくはさこてぃも同じ心境だろう。連敗が重なると、つい手広く当てにいってしまいがちだが、人気や情報に左右されない、自分なりのセオリーを身につけることこそ大切、ということか。「知識はないけど競馬はじめてみた」企画はここで一旦の終了となるが、これを機に、さこてぃ流の馬券道をさらに磨いて、井上氏に再チャレンジしてほしい！
【槙田紗子からのメッセージ】
4ヶ月に及び〝競馬〟を体験してみて……。
槙田紗子です！
競馬の連載が終わってしまいます〜、、さみしい。
最初は馬券の種類も、ルールも何にもわかってないところからスタートしましたが、ツイッター上などで皆様が色々教えてくれてだんだん知識も付いてきました。競馬好きな友達から連絡が来てオススメの馬を教えてもらったり（笑）。久々に会う人には「さこ最近競馬やってるよね？」と声かけてもらったり（笑）。週に1回という早いペースだったので、4ヶ月でかなり知識がつきました！
途中で競馬場に行ってみたりもして、そこから急に馬に対しての愛情が湧いてしまった気がする。馬券対決の相手であるHUSTLE PRESS編集長井上さんに、「馬が可愛いと思ったらハマった証拠だよ。」と言われました。でもほんとに、頑張って走ってる姿見たらいろんな訓練にも耐えてるんだろうなとか色々想像しちゃって泣けてきました。
結果としてはトータルでだいぶ負けてしまいましたが、、調子のいい時もありました。最初はビギナーズラックで全く知識ないのになぜか結構勝ってて、知識がついてよく考えるようになってからは負けまくって（笑）、慣れてきて考えすぎないようにしてからはまた勝って、、みたいな。
井上さんにはボロ負けでした。儲けの額が毎回大きいのがすごい！この企画で一攫千金狙ってたんだけどなぁ（笑）。こうやってハマっていくんだなぁ。
毎週予想したり、この企画で競馬のこと知ったり、競馬好きの方がツイッターフォローしてくれたりして嬉しかったので、まだ個人的に馬券買っていこうと思ってます！
井上さん！また強くなったときに馬券対決申し込みにくるので覚悟しててください。
4ヶ月間ありがとうございました！！
槙田紗子（まきた・さこ）
生年月日：1993年11月10日（23歳）
出身地：神奈川県
血液型：B型
【CHECK IT】
2011年、ぱすぽ☆（現・PASSPO☆）のメンバーとしてシングル「少女飛行」でメジャーデビュー。女性グループのデビューシングルとしてはオリコン史上初の週間ランキング初登場第１位を獲得し、注目を浴びる。アイドル活動と共に、PASSPO☆の振り付けやライブの演出、また後輩グループ“サンミニ”の振り付けや作詞を手掛けるなど、クリエイティブな才能を発揮。2015年の５月にPASSPO☆の活動を休止し、12月に正式にPASSPO☆を卒業。2016年の３月に大学を卒業し、４月よりソロ活動を本格始動。
詳しい情報は公式HPへ
