≠ME(ノットイコールミー)短期集中連載 私服でポン! 10人目 冨田菜々風

≠ME短期集中連載 私服でポン! 10人目 冨田菜々風

PHOTO=堀内亮 HAIR&MAKE=オサレカンパニー
INTERVIEW=斉藤貴志

 
 

「≠PRESS」はHUSTLE PRESS WEB SHOPのみで発売中!

Click here

 
 
指原莉乃が=LOVEに続いてプロデュースしている≠ME(ノイミー)。メンバーの春の私服グラビア連載もいよいよ大詰めに入り、センターの冨田菜々風の出番が来ました。優等生のイメージとはギャップのあるキャラクター。ファッションはレトロ志向で「花柄が好きなんです」と話してました。
 
 

 
 

 
 

 
 

人についていくタイプだったのが合宿で
「自分から動かなきゃ」と変わりました

 
 

――ノイミーは素敵な名前のメンバーが多くて、菜々風(ななか)さんもそうですね。

「『何て読むの? ななふう?』とか言われますけど(笑)、気に入っている名前です」。

――響きがいいから?

「この名前を付けた理由を親に聞いてから『すごくいいな』と思うようになりました。『菜の花のようにやさしい風を吹かせられる女性になってね……』という願いが込められているそうです」。

――その通りの女性になれました?

「なれていますかね(笑)? でも、アイドルの活動の中で、菜の花のような笑顔を皆さんに届けられたらいいなと、今すごく思っています」。

――鹿児島から上京して1年以上が経って、東京暮らしには慣れました?

「渋谷の交差点はまだちょっとドキドキします。鹿児島でも花火大会があるときは、あれくらい混みますけど、東京は毎日が花火大会みたい(笑)。電車も車両が多いですね。鹿児島では2両のときもあるし、来た電車に乗れば着くと思っていましたけど、東京ではそうはいかない(笑)。ひとつの駅に何本も乗り場があって、ビックリしました」。

――乗り間違えて違う場所に行っちゃったことも?

「あります。お仕事の日に、目的地を通り過ぎたのか、知らないところに着いちゃったり。早めに家を出ているので何とか間に合いましたけど、毎日ハラハラします。でも、鹿児島では1時間に何本も来なかったのが、東京では1本乗り遅れても次のに乗れば間に合って、いいなと思います」。

――便利ではありますよね?

「そうですね。本当は東京で高校生活を送るのが夢で、もう卒業しちゃいましたけど、一緒に上京してきた友だちと原宿に遊びに行ったり、タピ活したり(笑)、洋服を買いに行ったりしています。鹿児島では洋服を買うところが決まっていて、行くと毎回友だちと会っちゃうくらいだったので、東京でいろいろなところに行くのはワクワクします」。

――菜々風さんは優等生のイメージがあります。

「何かそういうふうに見られがちです」。

――実際に学級委員とかやっていたり?

「全然ないです。私はみんなに付いていって任せきりで、自分を出せませんでした。家族の前で歌ったのも、中学2年生のときが初めてです」。

――真面目ではあったんですか?

「めちゃくちゃ真面目でした。眉毛も目も制服の上も下も真ん中も(笑)、全部校則通り。でも、高校に入って仲良い友だちができてからは、はしゃぐようにもなったんです。『休み時間の10分の間にスキップで学校をどれだけ回れるか?』というゲームをしたり(笑)」。

――勉強も真面目にやってました?

「授業は一生懸命受けてました。でも、勉強したことが右から左へ行ってしまって(笑)、テストはダメでしたね。覚えるのが苦手で、地名とか全然わかりません。どこに何があるのか……」。

――ともあれ、公式のドキュメンタリー動画を観ると、合宿で菜々風さんはみんなを引っ張っていたようですね。先生に「もう1回練習させてください!」と訴えたり。

「怖かったんですけど、今まではあんなに発言はできませんでした。他の人に付いていくだけだったのが、先生方の言葉で『自分からちゃんと動かないとダメだ』と気づいて、合宿は私自身が変わる大きなきっかけになりました」。

――先生のどんな言葉が刺さったんですか?

「『1人1人の色が見えない』とか『誰かが言うまで何も言わない』とか。すべてその通りで、たぶんみんなも同じことを感じて、合宿が終わった次の日に全員で集まったんです。歌やダンスをもっと自分たちからしっかりやらないといけない。ステージに立ったとき、来てくださった方がガッカリするようなパフォーマンスは見せられない。そんなことを話し合って、それもすごく大きかったです」。

――そんな中で、自分がセンターに立つことも目指していたんですか?

「ダンスを習っていたときはほぼ後ろにいたんです。いつかセンターになりたい気持ちはありましたけど、まだ自分がそのレベルに達してないと思っていたので、選ばれたのはかなり驚きましたし、不安でいっぱいでした」。

――その不安を乗り越えるために、どんなことをしましたか?

「私は振りを覚えるのが遅くて、人の何倍も練習しないと追い付けないので、家で動画を観たり、レッスンで体の角度を意識したりしました。最初はファンの方の顔をしっかり見られなかったのが、今は皆さんの笑顔を見ると私も笑顔になれて、『倍のエネルギーで返さなきゃ』と思っています」。

 
 

1曲目のリップシーンは何度も撮り直して
2曲目は成長を見せたくて頑張りました

 
 

――グループの顔になる意識も生まれました?

「12人それぞれが輝くグループになりたいので、センターの役目はちゃんと果たしながら、みんなの個性を引き出せるようにしたいです。自分から目立とうとするのは、あまり得意ではなくて。ただ、前はフワフワした感じだったのが、ノイミーに入って、『しっかりした自分に変わりたい』と思うようになりました」。

――まさにプロデューサーの指原莉乃さんが「今までと違う自分を経験してほしい」と≠MEと命名した通りですね。

「だから、指原さんのお話を聞いてビックリしました。最初はカッコイイ女性に変わろうと思って頑張っていたのが、メンバーと長く一緒にいると、どんどん素を暴かれて(笑)。しっかりはしないといけませんけど、今はノイミーが自分らしくいられる場所になりました」。

――これまでの活動では、特にどんなことが印象に残っていますか?

「私、MVのリップシーンが本当にダメダメで。最初の『≠ME』のときは鏡の前で練習して、イコラブ(=LOVE)さんや他のアイドルさんのリップシーンも観て勉強したのに、いざカメラの前に立つと、うまくできなくて……。撮影の順番が最後で、みんなのを見ていると、自分の見せ方をわかっていて上手なんです。『私はこんなのできない……』と落ち込んで、そういうのを引きずってしまうタイプなので、自分の番では何回も撮り直しになってしまいました」。

――最終的には納得いくものになったんですか?

「監督さんがいろいろなアイドルさんを撮られてきた方で、『今センターに立っている子たちも最初はこうだったから大丈夫』と聞いて落ち着けて、何とか終わりました。でも、ちょっと目が腫れているんですよね(笑)。『君の音だったんだ』のときは変わった姿を見せなきゃと思って、さらに動画をたくさん観たり、前回の自分のリップシーンを確認して、『この角度はダメだな』とか『もっと前を向こう』とか気をつけたら、『良くなった』と言っていただけました」。

――本当に地道に努力しているんですね。「落ち込むと引きずる」とのことですが、普段そういうときはどう立ち直っているんですか?

「3日寝ると直ります(笑)。ひと晩ではダメでした。でも、落ち込むときはとことん落ち込んでもいいかなと思います」。

――お休みの日は何をしていることが多いですか?

「結構寝てます(笑)。夜の12時に寝て、お昼の11時に起きたりして、そのあとでも、また寝られます(笑)。あと、温泉が大好きで、鹿児島にいた頃はよくお姉ちゃんやお母さんと行ってました。近くにあったら、今日これからでも行きたいくらい(笑)」。

――上京してからも温泉に行っているんですか?

「行けてません。でも、こっちの温泉に行きたくてネットで調べたり、テレビで紹介していると観ます。私が好きな温泉は、お湯にぬめりがあって美肌効果もあるところで、景色も良い露天風呂だと最高ですね」。

――日常ではリフレッシュのためにしていることもありますか?

「香りものが好きで、お母さんが送ってくれたスプレータイプのアロマを、寝る前やスッキリしたいときにシュシュッとしています。お部屋の改造もしたいんですよね。レトロな感じが好きなので、木の机とかペンキでサッと塗った家具とか揃えたいです」。

――趣味としてやりたいことはないですか?

「最近、ピアノを始めたくなりました。実家に電子ピアノがあるので、送ってもらおうかと考えてます。(菅波)美玲が弾けるので、練習してわからないときは教えてもらおうかと。弾き語りができたらカッコイイですよね」。

――最初の頃は、特技に“くっきー!さんの顔まね”とありました(笑)。

「特技と言えるものがなくて、ずっと考えていたら、テレビにくっきー!さんが出ていたんです。両親に『マネしてみれば?』と言われて、口元をマネしたら『似てる』ということだったので、『イケる!』と。でも、指原さんに見せたら『それはやらないでおこう』と言われました(笑)」。

――普段はカラオケで歌ったりはしないんですか?

「こっちに来てから、初めてひとカラに行くようになりました。よくバラードを歌います。オーディションでも歌った大原櫻子さんの『瞳』とか。あと、絢香さんの『にじいろ』も好きです」。

――指原さんは菜々風さんを歌声でセンターに決めたと話していますね。

「ありがたいです。でも、歌だけと踊りながら歌うのは違って、ライブでお客さんに良いなと思ってもらえる歌には、まだほど遠い気がします。自分の動画を観ると『このままだとダメだ』とすごく思うので、早く歌とダンスを一緒にやるときの自分の歌い方を見つけたいです」。

――菜々風さんって、本当に真面目ですね。

「そうですね。根はかなり真面目だと思います」。
 
 

 
 

 
 

 
 

冨田菜々風(とみた・ななか)

生年月日:2000年7月17日(19歳)
出身地:鹿児島県
血液型:A型

冨田菜々風 個人Twitter
 
【CHECK IT】
2019年2月に、=LOVEに続く指原莉乃×代々木アニメーション学院プロデュースのアイドルグループ第2弾として結成された≠MEのメンバー。4月29日(水)に発売される=LOVEの7thシングル「CAMEO」のカップリングに≠MEの新曲「君と僕の歌」を収録。
詳しくは≠ME 公式HPへ
 
 

珠玉の「君と僕の歌」のMVはこちら!

 
 

直筆サイン入り自撮りチェキ応募はコチラ⇒