≠ME(ノットイコールミー)連載 私服でポン! 1人目 尾木波菜
PHOTO=堀内亮 HAIR&MAKE=オサレカンパニー
INTERVIEW=斉藤貴志
ポテンシャルの高さが巷で話題のアイドルグループ≠ME(ノイミー)。私服グラビア連載の夏編が開幕です。先陣を切るのは17歳になった尾木波菜。私服は好みのモノトーン・コーデを抑えつつ、普段あまり着ないというロングのワンピースでキメてくれました。
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自粛期間に「変わりたい」とすごく思って
ダイエットしたり何が似合うか考えました
――メガネが1カ月、壊れたままだったそうですが、もう直しました?
「フレームだけ新しいものにしました。壊れたときは外出自粛中だったし、お店もやってなくて、とりあえずグルーガンでくっ付けたんですけど、きつめのところで固めてしまったから、掛けていると頭が痛くて(笑)。家でもコンタクトで過ごすことが多かったです」。
――そもそも、なぜメガネが壊れたんですか?
「小6の弟の遊び相手をしていたら、格闘ごっこみたいになって、顔の上に乗られたんですよ」。
――マウントポジションを取られましたか(笑)。
「そのときにメガネのフレームが曲がってしまって。折れてはいなかったんですけど、横に広がって掛けられなかったので、元に戻そうとしたら、根元からボキッと(笑)」。
――弟さんとそういうふうに遊ぶことは、よくあるんですか?
「悪ガキって感じなので、朝起きたてで急に飛び付かれたり、ふざけてくすぐり合ったりは結構します。弟の手がメガネにバーンと当たって、飛んでいっちゃうことはよくあって(笑)。でも、年が離れている分、かわいいです」。
――自粛中は「起きてる時間の8割はアニメを観てる」とのツイートもありました。
「本当にずーっとアニメを観ているか、アニメを観ながら勉強するか(笑)、寝るか、食べるか、配信するか。そんな感じの毎日を送っていました」。
――「ダリフラ(ダーリン・イン・ザ・フランキス)」を一気見したとか。
「私、もう5回くらい観ていて、めちゃめちゃ好きなアニメです。最初はテレビ放送から1年後くらいに動画アプリで見つけて、もともとマンガは知っていたので『アニメがあるんだ』と思って観ました」。
――テレビでは2018年の上半期に放送されていたから、1年くらいで全24話を5周したわけですか?
「そうですね。そもそもアニメを本格的に観るようになったのは中2からで、両親があまりアニメを好きでない家庭だったから、小さい頃は『アイカツ!』とか隠れて観てました(笑)」。
――「ダリフラ」の最終回は泣きました?
「めちゃめちゃ泣きましたね~。さすがに5回目はわりと冷静でしたけど(笑)、3回目までは心から泣いていました。それで改めて観たとき、みんなにオススメしたくて、ツイッターに投稿したんです。ヒロインのゼロツーがボクっ子で、私はそういうキャラが好きなんですけど、自粛期間中にアニメを観すぎて、日常生活で急に自分のことを『ボク』と言い出していて(笑)。『ヤバイ! 中2病かも』と焦りました」。
――マンガの「ハニレモ(ハニーレモンソーダ)」のことも熱くつぶやいてました。
「めちゃめちゃ好きです! さっきから『めちゃめちゃ好き』ばかり言ってますけど(笑)、もともと『りぼん』を読んでいて、少女マンガもめちゃめちゃ好きなんです。自分がああいうキラキラした学校生活をしてこなかったので(笑)。中学は女子校で、今はこういうお仕事をしてますから。かと言って、『こんな恋をしてみたい』と思って読むわけでもないんです。世界観が好きで作品そのものと恋に落ちてしまうというか、キュンとするというよりシチュエーション自体にドキドキする感じなんです」。
――なるほど。
「あと、私が一番好きな『きらめきのライオンボーイ』というマンガがあって、作者の槙ようこ先生が引退されてしまいましたけど、本当にその作品に救われました。自分の価値観や人生観が変わったと思います」。
――どんなふうに変わったんですか?
「小学生の頃の私は星とかキラキラしたものが好きで、中学時代にピンクも好きになったんですけど、かわいいものを好きなことが恥ずかしい時期があって。でも、『きらめきのライオンボーイ』と出会って、(少女マンガに出てくるヒーローに夢中な)主人公のみわみたいになりたいと思うところがいっぱいありました」。
――「ハニレモ」も「三浦くんカッコイイ♪」というノリで読んではいないわけですか?
「いや、三浦くんはカッコイイです(笑)。さすがにめちゃめちゃカッコイイし、私はツンデレ系が好きかもしれません。でも、三浦くんに恋したわけではなくて、あくまで羽花ちゃんと結ばれてほしい。それを見守る第三者でありたいですね」。
――羽花の「変わりたい」という気持ちには共感しました?
「私もこの1年、『変わりたい』と思ってきました。たぶん私の顔が自分の好きなタイプじゃないんですよ(笑)」。
――それは贅沢すぎる気もします(笑)。
「私のタイプの顔はカッコイイ系。ショートカットが似合って、釣り目の猫目みたいな女の子が好きなんです。ノイミーだったら(蟹沢)萌子とか。ひぃちゃん(鈴木瞳美)やなっちゃん(河口夏音)も猫目でかわいいなと思います。もちろん他のメンバーもみんなかわいいです」。
――波菜さんのお顔が羨ましいほどかわいいと思っている人もいっぱいいます。
「ファンの方に救われている部分はあります。握手会などでたくさん褒めていただけることが、本当に本当に嬉しくて自信になっていたんです。その機会がなかったので『変わりたい』とすごく思って、ダイエットをしたり、まだ迷走中ですけど、自分にどんな色が似合うか考えました。アイドルといえばピンクというイメージがあるのですが、私は水色やモノトーンが好き。ハートより星が好き。そういうものをすごく探した自粛期間でした」。
――ダイエットはどんなことをしたんですか?
「炭水化物を抜きました。基本的にキャベツを食べて、お母さんにごはんを少なくしてもらって、朝とお昼はプロテインとか。あとは腹筋や二の腕マッサージを毎日して、ダンスも忘れないように1日2曲とか踊ってました。気を抜くとプクプクしちゃうので(笑)。瞳美に『痩せたね』と言ってもらえて嬉しかったです」。
海辺に座って潮の匂いや風や波音を
感じているだけで幸せになれます
――ダイエットとは関係ないですが、食生活のことだと、波菜さんはブラックコーヒー派なんですよね?
「家族がコーヒー好きで、私も物心がついた頃から朝はコーヒーの匂いというイメージで、苦いという感覚はありませんでした。コーヒーの香りがすると落ち着くかもしれません。だから、匂いを感じられるブラックコーヒーのほうが好きです」。
――コーヒー通っぽい発言ですね。
「逆に、甘い飲み物が得意じゃなくて。オレンジジュースやリンゴジュースは飲めないし、紅茶も砂糖が入っているとダメ。メンバーでは(落合)希来里もコーヒーが好きで、他にブラックを飲める子がいなくて、2人でコーヒー屋さんに行ってます。でも、わさびとかは苦手なので、そこら辺を頑張りたいです(笑)」。
――今回は夏をテーマにしたお話も伺っていますが、何かパッと思い浮かぶものはありますか?
「海ですかね。地元が千葉なので結構身近で、館山におじいちゃんと行ったりしてました。泳ぐより海を感じたい。潮の匂いや風や波の音。それだけで幸せになれて、ずっと砂浜にいられます」。
――子どもの頃も海をずっと眺めていたんですか?
「小さい頃はひたすらカニを追い掛けたり、『ヤドカリ見~つけた!』みたいな感じでした(笑)。今も貝殻を集めて持ち帰って飾ったり、シーグラスを集めるのも好きですね」。
――基本的に夏は好きなんですか?
「基本的に好きではないです(笑)。暑いと顔が赤くなってしまうし、夏はグテーンという感じで、できれば家にいたい。でも性格はアウトドアなので、外に出たら楽しいと思うことはたくさんあります。去年の夏はアッチアッチなところでライブをして踊るのも楽しいと、すごく感じました」。
――日比谷野音での=LOVEとの合同ライブ「24girls」も盛り上がりました。
「楽しかったですね~。でも、すごい暑さと皆さんの声援しか記憶がなくて。楽しい気持ちはめちゃめちゃあったんですけど、どこでどうだったか、思い出が残ってないのが心残りです。2回目のライブで切羽詰まっていたこともあって。だから、もう1回やってみたいです」。
――学校の夏休みはどんな感じでした?
「中学ではひたすらバトントワリングの部活でした。学校があるときと同じ時間に起きて、体育館に練習に行って、部活がない日は友だちとプールに行ったり、お泊りしたり、家族旅行で栃木の高原に行ったりしてました」。
――宿題の自由研究はどんなことをやりました?
「私、昆虫に触るのは大丈夫で、小4か小5のとき、自分で網でオニヤンマを捕まえて、昆虫採集の自由研究で学校に持って行ったんです。そしたら、友だちに『キモイ』と言われた記憶がすごくあります(笑)。オニヤンマは手のひらくらい大きくて、しかも噛みつくんですけど、捕まえるのは全然抵抗ありませんでした。外で駆け回って遊ぶことが多くて、ママに『ダンゴムシを捕まえてきたよ』ってポケットから出したら、悲鳴を上げられたこともありました(笑)」。
――虫は今でも触れるんですか?
「全然平気です。ノイミーでも虫が出て『捕まえて! ポイして!』と言われたら、『いいよ』みたいな感じなので、メンバーによく“野生児”と言われます(笑)」。
――では、好きな夏の歌はありますか?
「『secret base~君がくれたもの~』が好きです。何年か前にアニメの映画がありましたよね? めんまちゃんの……」。
――「あの花(あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。)」のエンディングテーマでした。
「そう! (ヒロインの)めんまちゃんがめちゃめちゃかわいくて、『あの花』のことを『めんまちゃん』と言っちゃうんですけど(笑)、アニメも好きで、すごく泣いた記憶があって。あの曲を夏休みの終わりにすごく聴きたくなります。『もう夏が終わっちゃうんだ……』みたいな感じで」。
――今年は波菜さんの17歳の夏ですね。
「青春できるかな(笑)? 勉強ももうちょっと頑張りたいです。進路についても考える時期なので。高校で学べることは幅広く学んで、将来に繋げられたら。まず苦手な英語を克服したいです」。
――遊んだりはしないんですか?
「瞳美と『一緒に海に行こうね』と話しています。私はカメラが好きなので、ひたすら瞳美の写真を撮ると思うので、行けたらツイッターに上げますね!」。
尾木波菜(おぎ・はな)
生年月日:2003年5月8日(17歳)
出身地:千葉県
血液型:B型
尾木波菜 個人Twitter
【CHECK IT】
2019年2月に、=LOVEに続く指原莉乃プロデュースのアイドルグループ第2弾として結成された≠MEのメンバー。7月8日(水)に発売される=LOVEの7thシングル「CAMEO」のカップリングに≠MEの新曲「君と僕の歌」を収録。7月25日(土)無観客LIVE「次に会えた時 何を話そうかな」の開催が決定!
詳しくは≠ME 公式HPへ
「君と僕の歌」のMVはこちら