≠ME(ノットイコールミー)連載 私服でポン! 10人目 冨田菜々風

≠ME連載 私服でポン! 10人目 冨田菜々風

PHOTO=堀内亮 HAIR&MAKE=オサレカンパニー
INTERVIEW=斉藤貴志

 
 
指原莉乃がプロデュースする≠MEの夏の私服グラビア連載。10人目でセンターの冨田菜々風が登場です。ソロ曲「空白の花」のドラマ仕立てのMVが大好評。普段の私服は落ち着いたものが多いそうですが、今回はオフショルのワンピに挑戦して「気分が明るくなりました」とのこと。
 
 

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「空白の花」のMVは役に入り込めて
卒業式の場面は胸が苦しくなりました

 
 
――ノイミー(≠ME)は元気な曲が続いていますが、「空白の花」のようなしっとり系の曲は自分の好みとしてはどうでした?

「めちゃめちゃ好きです。もともとバラードを歌いたいと思っていました。普段もアイドルさんの曲はもちろん聴きますけど、絢香さんの『にじいろ』とかも好きで、カラオケでは必ず入れます。だから『空白の花』を歌えて、すごく嬉しかったです」。

――斜め前の席の男子を好きになる、学校での恋の歌で、気持ちが入りやすかったり?

「私は学校で恋愛には縁がなかったので……。好きな男の子がいても、恥ずかしくて自分から言えないで終わるタイプかなと思います」。

――むしろ、菜々風さんがたくさんの男子をこんな気持ちにさせていそう。

「エーッ!? それはないんじゃないですか? 私、学校で地味だったと思いますから。本当に人見知りを発動してしまうんです」。

――MVみたいに、バレンタインにチョコを作ったりは?

「たぶん作っても渡せずに、自分で食べちゃいそうです(笑)」。

――MVで彼は積極的な女の子とつき合い出して、卒業式の最中に2人が手を繋ぐのを目の当たりにしていました。

「あれはつらかったです。台本をいただいて、自分がそういう場面に直面したらどうするか、いっぱい考えたんですけど、実際に目の前で手を繋ぐのを見たら、すごく胸が苦しくなって……。席を立って走り出したところも、本当にそれくらいの気持ちになるのがわかりました」。

――体育館の後ろまで走ってラスサビを歌う場面は、MVのクライマックスでした。抑えていた想いが一気に溢れ出したように……。

「あの子はたぶん自分から動けなくて、そこは私と似ていると思いましたけど、どちらかというと静かで感情を表に出さないタイプ。でも、あそこは感情が荒ぶって、ワーッとなりました。振り返ったときも、2人が手を繋いでいるところが頭の中に残ったまま、無心で歌っていました」。

――役になり切っていたんですね。

「実際に目の前で2人を見たからかもしれませんけど、すごく入り込めたと思います」。

――胸を震わす演技でした。もともと女優志望でしたっけ?

「アイドルのことをどんどん知って『私もなりたい』と思う前は、もともとモデルさんや女優さんに憧れていました。私、広瀬すずさんがすごく好きなんです。最初は雑誌に出ていらっしゃるのを『かわいいな』と見てましたけど、女優さんとして活動がどんどん広がって、『カッコイイな』と思うようになりました」。

――広瀬すずさんのどんな作品が好きですか?

「『四月は君の嘘』とか『海街diary』とか。『海街diary』と同じ監督さんが作られたということで、『万引き家族』にも興味を持って観ました。あと、『三度目の殺人』を観たら、恋愛映画ではかわいくてキュンキュンする感じだったすずさんが、ガラリと雰囲気が変わっていて。いろいろな人物になっている姿もすごいなと思いました」。

――今回はMVとはいえドラマ仕立てで、いい経験になりました?

「日常生活に近い自然な演技が必要で、その難しさを実感しました。普段から人間観察をして、『こうやって』と言われたことをパッとできるようになりたいと思いました」。

――劇中では、図書室で彼に本を取ってもらって、手が重なるシーンもありました。ああいうのは憧れますか?

「憧れですね。ハハハハ(笑)。なかなかない偶然という、青春っぽさはいいなと思います」。

――プロデューサーの指原莉乃さんは菜々風さんのことを「歩く青春」と評していました。自分では青春をどんなときに感じていました?

「私は恋愛というより、ダンスや友だちとはしゃいでいたときですね。仲良い友だちと2人でいることが多くて、お休みの日にオシャレなカフェに行ったり、高校生がインスタに載せているような写真をマネして撮っていたときは、ちょっと青春かもしれないと思いました。あと、私たちの学校は屋上に行くのは禁止でしたけど、卒業間際にクラスみんなで写真を撮るときだけ、許可されたんですよ」。

――屋上は青春の定番ですよね。

「そう。ずっと行きたくて、やっとこのときが来て、『これは青春だな』と思いました。みんなで手を繋いでジャンプする動画と写真を撮ったりして、高校3年間で一度だけの短い時間でしたけど、楽しかったです」。

 
 

夏はおばけ映画のCMが怖いです(笑)
20歳になるので1人カフェをできたら

 
 

――菜々風さんは間もなく20歳の誕生日を迎えます。

「高校生の頃は大人が自由に見えて『早くなりたい!』と思っていましたけど、今は20歳を目前にして、『10代のときにしかできないことをもっと楽しめば良かった』という気持ちになっています。『もう一度10代をやり直したいな』って」。

――高校生に戻れたら、何をしますか?

「いっぱいあります。まず、ちゃんと勉強をしたい(笑)。言葉に詰まって伝えたいことが言えないとか、台本を読んでいて知らない漢字が多いとか、そういうことがめちゃめちゃあるので」。

――YouTubeチャンネルのリモートクイズ大会では、12月は英語で「ディセンバー」とちゃんと答えられていました。「居残りさせられて、できるようになったやつ」と言ってましたが(笑)。

「そうなんですよ。居残りは小学生の頃から、九九が言えないとか、歴史上の人物がわからないとか、いろいろなことでさせられました(笑)。あと、高校生に戻ったら、放課後の時間をもっと楽しみたいです。東京の高校生みたいに、友だちといろいろなお店に行ったり」。

――それは鹿児島でもやっていたのでは?

「ちょっとはやってましたけど、もっとキラキラした感じを味わいたかったです」。

――あと、ツイッターで「すごい夢を見てしまった」と書いていたことがありましたが、どんな夢だったんですか?

「その夢はすごすぎたんですけど(笑)、私、夢が現実になることが結構多いんです。ノイミーができたての頃、記者会見で集まったとき、ホワイトデーか何かでスタッフさんがクッキーを2種類、差し入れで机に置いておいてくださって。みんなで『どれにする?』と言っている光景を、ノイミーに入る前に夢で見ていて、『あれはこの子たちだったんだ』と思いました」。

――夢ですでにメンバーと会っていたんですね。

「あと、ブログに書きましたけど、たぶん東京ドームでお客さんのほうを見ている光景を2回くらい見ました。それは絶対に正夢にさせる気持ちでいます」。

――今回のテーマで、菜々風さんは夏というと、どんなことが思い浮かびますか?

「夏といえば、おばけじゃないですか(笑)。私は海外のホラーは平気なほうですけど、日本のホラーは現実味がある気がして、井戸が出てくるのとかすごく嫌です。夏はそういう映画のCMを観るのもダメで、『世にも奇妙な物語』の♪トゥルルルル、トゥルルルル~という音楽も昔から怖くて……」。

――タモリさんの顔も見たくないとか(笑)?

「『ミュージックステーション』では大丈夫です(笑)。家には畳の部屋もあって、押し入れが少し開いていても怖いし、ちょっとした物音や家がパキパキって鳴ったりすると『エーーーッ!?』となっちゃう。夏はそんな感じです(笑)」。

――おばけ屋敷には絶対入りません?

「お金を払って入りたくないです(笑)」。

――夏に定番で行くのはどんなところですか?

「小さい頃は家族で車で遠出して、宮崎のシーガイアによく行ってました」。

――他に夏のお楽しみはありますか?

「おじいちゃんが竹を切ってきて、流しそうめんをやってくれました。近所の友だちやお母さん方、親戚が集まって、ホースで水を流して食べました」。

――本格的ですね。

「おじいちゃんの家には、柿の木にロープで吊ったブランコもあって、そうめんを食べたあとはみんなで乗ったり、冷やしてくれたスイカでスイカ割りをしたり、夏は結構楽しんでいました」。

――じゃあ、夏は好きな季節?

「中間くらいに好きです(笑)。過ごしやすい春や秋のほうがいいですね。夏は私、クーラーをガンガンにかけた部屋で毛布にくるまっているのが好きです。あまり良くないので、たまにしています」。

――夏によく食べるものは?

「パッションフルーツが好きで、おうちに植えたこともありますけど、冷凍して、ちょっと解凍したくらいに食べると、すごくおいしいです」。

――南国だと家でも育つんですね。

「ですかね? 夏はお母さんが、パッションフルーツとブルーベリーとバナナとヨーグルトをミキサーでガーッとして、ひんやりスムージーをよく作ってくれました」。

――夏休みの宿題の自由研究はどんなことをしました?

「海水をペットボトルに入れて、フライパンで蒸発させて、塩を作ったことがあります。ちょっと焦げたのか、黒い塩になっちゃいました(笑)」。

――好きな夏の歌というと?

「BiSHさんがカバーした『キリンレモンのうた(透明なままでゆけ。)』がすごくさわやかで、夏になると聴きたくなります」。

――では、今年の夏はどう楽しみますか?

「やっぱり20歳になったからできることをやってみたいですね。昔から、おばあちゃんが作った梅酒をお父さんたちが飲んでましたけど、私は梅シロップを炭酸で割っていたんですね。大人になったら、ちゃんと梅酒を飲んでみたいです。それと、ちょっと大人なカフェに1人で入るとか」。

――いいですね。

「緊張しちゃいそうですけど(笑)。くつろげる古民家カフェで本を読みながらゆっくりするとか、やってみたいです」。

――そこで何を飲むんですか?

「冬はキャラメルマキアートとかでしたけど、大人になったので、カプチーノとかどうですか(笑)? 紅茶も今までは砂糖とミルクを入れていたのを、オシャレにストレートで飲んでみようかと思います(笑)」。
 
 

 
 

 
 

 
 

冨田菜々風(とみた・ななか)

生年月日:2000年7月17日(19歳)
出身地:鹿児島県
血液型:A型

冨田菜々風 個人Twitter
 
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2019年2月に、=LOVEに続く指原莉乃プロデュースのアイドルグループ第2弾として結成された≠MEのメンバー。=LOVEの7thシングル「CAMEO」のカップリングに≠MEの新曲「君と僕の歌」を収録。7月25日(土)無観客LIVE「次に会えた時 何を話そうかな」の開催が決定!
詳しくは≠ME 公式HPへ
 
 

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