≠ME(ノットイコールミー)連載 私服でポン! 3人目 蟹沢萌子
PHOTO=堀内亮 HAIR&MAKE=オサレカンパニー
INTERVIEW=斉藤貴志
≠MEメンバーの秋の私服グラビア連載の3人目、7月の無観客ライブで指原莉乃プロデューサーからリーダーに指名された蟹沢萌子の登場です。好きな水色をあしらったワンピースは「上品なお嬢さんをコンセプトに選びました」とのこと。
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意識を底上げして実力も外見も中身でも
リーダーにふさわしい姿を見せたいです
――傍からは萌子さんが≠MEのリーダーになりそうに見えましたが、自分の中でも心構えはありましたか?
「ノイミー(≠ME)では一番年上で、高校のチア部でも部長をやっていたので、みんなをまとめられたらいいかなとは思っていました。でも、ノイミーはリーダーを置かないのかと思っていたので、発表されたときはビックリしました」。
――もともとリーダー気質ではあって?
「普段は結構抜けていて(笑)、シャキシャキした感じではないです。ノイミーでは自分の存在意義を模索していて、最年長だからしっかりした面を見せられるように、頑張っていたところがあって。それでファンの方にも、しっかり者とか真面目と言っていただくことが多いんですけど、たぶん本当の私を知ったら『なんだ……』となると思います(笑)」。
――「抜けてる」というのは、たとえば忘れ物をよくするとか?
「スマホはよくなくします(笑)。あと、みんなを笑わせることばかり考えているんですけど、ウケると思って言ったことはたいていスベります(笑)」。
――とはいえ、リーダーになって、改めて考えたこともありました?
「すごくあります。やっぱりノイミーを初めて知った方に『この子がリーダーなんだ』と見られるので、意識を底上げして、パフォーマンスとかルックスとかいろいろな面で、リーダーにふさわしい姿を見せないといけない。精神的なことも含めて、人間としてもアイドルとしても素敵な存在になりたいと思いました」。
――目指すリーダー像もありますか?
「理想を作り上げてしまうと、そうでない自分とのギャップで悩んでしまいそうですけど、やっぱり=LOVEの(山本)杏奈さんは偉大だと思います。メンバーの皆さんと力を合わせながら引っ張っていく姿が本当にカッコ良くて。私がリーダーに選ばれたとき、すごく不安もあったので、杏奈さんに相談させていただいて、お話のひとつひとつに改めて尊敬が強まりました」。
――どんなことを言われたんですか?
「いろいろアドバイスをいただいた中で、お話ししていて『1人で抱え込みすぎないで、メンバーみんなと頑張っていこう』と思えました。私はわりと溜め込みやすいタイプですけど、ノイミーのメンバーは1人1人のことを語れるくらい大好きなんです。リーダーがグーッと引っ張っていく形もあると思いますけど、私は大切なメンバーたちと一緒に進んでいきたいです。それで、私自身がリーダーとして高い意識を持って頑張りながら、普段の自分らしさも出していければ」。
――リーダー論みたいな本を読んだりは?
「それは考えていません。でも、会話が上手になる本は読もうと思っています(笑)。杏奈さんはトークもすごく上手で、私はあまり得意ではないので。MCとかのスキルも身に付けていきたいです」。
――期待してます。それで、今回は“秋”をお話のテーマにしていますが、何かパッと思い浮かぶものはありますか?
「おいもです(即答)! さつまいもが大好きで、焼きいもなら紅はるかのねっとりした感じがおいしいし、大学いもでもおさつスナックでも何でも好きですね。いろいろなおいもが売っている川越にも行きたいし、この秋もさつまいもで頭がいっぱいです(笑)」。
――地元では屋台の焼きいも屋さんが来たりはしてました?
「地元ではなかったんですけど、この前、都内で初めて『石焼きいも~』という車を見て、感動して買いました」。
――焼きいもは一度に何本も買ったりするんですか?
「そうですね。焼きいもを輪切りにして冷凍しておくと、食べたいときにすぐ食べられるし、ねっとり系だと冷やしたままでもアイスみたいな感じで、おいしいんですよ!」。
――では、“食欲の秋”という感じですか?
「そうなっちゃいますね。でも、“読書の秋”とか“スポーツの秋”とかいろいろあるので、自分なりの秋を作り上げたいです」。
中学受験の国語から星新一さんを知って
勉強の合間に本を読むようになりました
――読書も好きなんですか?
「好きです。でも、読むものは結構片寄っていて。湊かなえさんのサスペンスとか、あと星新一さんの本をたくさん持っています」。
――星新一さんはショートショートのSFの大家ですが、萌子さんはどこで触れたんですか?
「中学受験をしたとき、国語の問題で星新一さんの文章が出たことがあったんです。そのときは星さんの小説だとは知らなかったんですけど、小学生が読んでハラハラして不思議な気持ちになるくらい、衝撃的な内容だったんです。宇宙人が地球に植物の贈り物をしてくれて、喜んでいたら、実は地球を支配するためだったという……」。
――「繁栄の花」ですかね。植物の繁殖を地球では止められなくなる話?
「それだと思います。ずっと印象に残っていて、中学生になってから、その文章をふと思い出して、どなたが書いたのか調べたんです。それで星新一さんを知って、本を集めるようになりました。ショートショートなので、高校受験のときも大学受験のときも、勉強の合間に物語をひとつ読むことが息抜きになって。気がついたら、家に星新一さんの本がたくさんあったんです」。
――なるほど。湊かなえさんは「告白」とかを読んだんですか?
「そうですね。あとは『Nのために』とか『夜行観覧車』とか。『犯人は誰だろう?』とハラハラするのが面白くて、ドラマもサスペンス系が好きです」。
――湊かなえさんの作品は“イヤミス(嫌な気分になるミステリー)”と呼ばれていますね。
「そうなんですか? 私はわりとそういうほうが好みかもしれません。スッキリするのもいいんですけど、後味がダークな感じが結構好きです」。
――スポーツもするんですか?
「苦手なスポーツばかりです(笑)。昔から、ちゃんとできたスポーツはダンスくらいしかありません。でも、やってみたいのは柔道、空手、合気道、それに弓道とか武道系です。きれいだと思うんですよ」。
――外国人の方も柔道の投げ技とか「美しい」と言いますね。やったことはあるんですか?
「柔道は体育でやって、受け身は得意でした(笑)。スポーツではないですけど、茶道や華道も人生の中でやってみたくて。美しいものが好きなので、いろいろな面で美を追求したいです」。
――中学や高校で、秋の文化祭の思い出はありますか?
「たくさんあります。毎年違うことをやって、高校2年生のときは教室全体をひとつの人生ゲームみたいにしました。お客さんにサイコロを投げてもらって、進んだコマのイベントで、クラスのメンバーが何かをするんです。結婚だったら、男装した女子か女装した男子が登場したり」。
――面白そうですね。
「3年生のときは模擬店をやりました。バーに見立ててオシャレに薄暗くした教室で、何か軽く作れる食べ物を売りました。私はウェイトレスをやって、厨房にも行ってたかな。クラスのみんなとひとつのことをやるのが本当に楽しくて、いいクラスメイトにも恵まれて、高校の文化祭は思い出がいっぱいです」。
――チア部といい、萌子さんは本当にいい青春を送っていたんですね。さっき川越の話が出ましたが、他にこの秋に出掛けたいところはありますか?
「もみじ狩りに行きたいです。今までは学校で銀杏を見たり、道端で『もみじだ』ということはあっても、紅葉の名所とかはあまり行ったことがなくて。前に何かの映画で、もみじのトンネルみたいのが出てきて、行ってみたいと思ったんです。もみじでブワーッとなっている通りが憧れです」。
――あと、秋は萌子さんの誕生日もありますね。
「そうなんです! 10月で21歳になります。20歳になってからあっという間で、ビックリしています」。
――大人度は上がりましたか?
「どうですかね? 中身は18歳くらいで止まっちゃっている感じがします(笑)。ちょっとずつ大人になっていけたらいいなと思っています」。
――毎年、誕生日のお祝いはするんですか?
「そうですね。ケーキを食べたり、友だちと過ごしたり。去年はノイミーに入って初めての誕生日で、想像以上にたくさんの方から『おめでとう』を言ってもらいました。手作りの画像とか動画とか、手書きで長文のメッセージを送ってくれた方もたくさんいて、皆さんからの愛をすごくいただいたので、人生の中で一番と言ってもいいくらい、幸せな誕生日になりました」。
――今年の秋も盛り沢山になりそうですね。
「自分らしく楽しく過ごしながら、ちょっぴり挑戦もしたいです。絵を描いたり、もの作りが好きで、今やりたいこともあります」。
――たとえば?
「まだ内緒です(笑)。完成したら、ツイッターに上げます。あと、お菓子作りも好きなので、おいもを食べるだけでなく、さつまいも系のスイーツも作りたいです!」。
蟹沢萌子(かにさわ・もえこ)
生年月日:1999年10月25日(20歳)
出身地:神奈川県
血液型:B型
蟹沢萌子 個人Twitter
【CHECK IT】
2019年2月に、=LOVEに続く指原莉乃プロデュースのアイドルグループ第2弾として結成された≠MEのメンバー。=LOVEの7thシングル「CAMEO」のカップリングに≠MEの新曲「君と僕の歌」を収録。10月24日(土)=LOVE ≠MEスペシャルコンサート 「24girls 2020」を開催!
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