≠ME(ノットイコールミー)連載 私服でポン! 6人目 櫻井もも

≠ME連載 私服でポン! 6人目 櫻井もも

PHOTO=堀内亮 HAIR&MAKE=オサレカンパニー
INTERVIEW=斉藤貴志

 
 
≠MEのメンバーの秋の私服グラビアをお届けしている連載、6人目で櫻井ももの出番となりました。ベロアの生地やチェック柄などで秋っぽく、ベレー帽は「生まれて初めて被りました」というレアカットに。撮影前に着用していたマスクはお約束のピンクでした。
 
 

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アメリカのコメディが大好だけど
自分はコメディ向きじゃないかも

 
 

――YouTubeチャンネルのはっぴーせっとのラジオで、ジム・キャリーの映画を観ているとの話がありました。

「もともとアニメが好きで配信サイトに入っていたんですけど、洋画をまったく観たことがなかったから、挑戦しようと思って。ランキングでサムネイルから『トゥルーマン・ショー』を選んで観たら、めちゃめちゃ面白かったんです。ジム・キャリーさんの演技に胸を打たれて『マスク』とかいろいろ観てみたら、何でもできる感じで、すごくハマりました」。

――コメディが好きなんですか?

「ホラーは1人だと怖くて観られなくて(笑)、日本の作品だとミステリーが好きですけど、アメリカン・コメディは本当に面白くて。『何だってんだ?』みたいなオーバーな感じがいいです(笑)。『ホーム・アローン』も大・大・大好き! あのノリや、ちょっと痛そうなところも、めちゃめちゃかわいくて面白いです」。

――自分でもコメディに出たいとか?

「演技はやってみたいですけど、私はコメディ向きではないかな」。

――あと、YouTubeの他の企画では、“車いすの天才物理学者”ホーキング博士の「宇宙を語る」が愛読書と明かしました。

「中学生のとき、理科の授業で宇宙のことを聴いて、『何だ、それ?』と思ったのが太陽の核融合反応だったんです。太陽は本当に燃えていると想像していたのが、全然違っていて、興味が出て、ホーキング博士の本がわかりやすいと聞いたから、古本屋で買いました」。

――そしたら面白かったと。

「宇宙ってすごいと思いました。ちゃんと科学的に説明してくれていて、しかも数式をまったく使わないのがテーマだったらしくて、わかりやすかったです」。

――理科の成績も良かったんですか?

「わりと良かったですね。化学もちょっと得意だったかもしれません。数学もちゃんと勉強していて、理数の点数は結構良かった気がします」。

――4月から高校生になって、前回の夏前の取材では「休校であまり実感が湧かない」とのことでしたが、今はどうですか?

「友だちができて、夜中までLINEしていると『JKだな』って感じがします(笑)」。

――どう仲良くなったんですか?

「その子はもともと同じ保育園で一番仲良くて、年長で引っ越しちゃったのが、高校でまさかの再会だったんです」。

――そんなドラマチックなことが。

「お互いよく覚えていて、あっちは昔と全然変わってなかったし、私がノイミー(≠ME)をやっていることも知っていてくれて。思い出話とかめちゃめちゃしています」。

――それにしても、夜中までLINEとは。

「本当にくだらないことで“笑笑”とか。最近は2人で『「ぴえん」の歌』にハマって、ぴえんの絵文字や“ぴえん(爆笑)”みたいな文章をずっと送り合っているんです。それが楽しくて、気づいたら、みたいな(笑)。早くいろいろなところに遊びに行けたらいいなと思っています」。

――7月の無観客ライブでは、ユニットコーナーで「君の名は希望」を歌いました。

「私は乃木坂46さんのファンだったんです。あそこはどれだけ歌をきれいに聞かせられるかが勝負だと思って、いろいろ練習しました。音域が広い曲で、私の苦手な部分もあったので」。

――ももさんでも歌で苦手な部分が?

「全然あります。声が高いので低い音域が苦手で苦戦しました。でも、本番が一番うまくできました」。

――無観客で歌うのはどういう感じでした?

「いつもは『お客さん全員と目を合わせるぞ!』って勢いでやりますけど、今回はカメラひとつに意識を集中させればいいから、その分、パフォーマンスをいつも以上に丁寧に、きれいに見せようという気持ちでした。成長した姿をお見せできるように頑張りました」。

 
 

小学生の頃から目立ちたがりだったので
運動会の騎馬戦では大将をやりました

 
 

――ももさんは秋というと、どんなことが思い浮かびますか?

「運動会です。小学校も中学校も11月くらいにあって、私は運動は得意ではないけど張り切るタイプで(笑)、4年生、5年生、6年生と応援団をやりました。6年生のときは騎馬戦の大将もやったんですよ。みんなに『ももちゃん、やったら?』と言われて、昔から目立ちたがりだったので(笑)」。

――実際、目立てましたか?

「口上があって、『私は桃太郎の生まれ変わりであるー!!』みたいに言ったら、ワーッとなりました。私は白組で『赤鬼と青鬼をぶっ倒すぞー!! オーッ!!』と、めっちゃ高らかに言ったんですけど、練習では1回も勝ったことがなくて(笑)。こんな調子のいいことを言っちゃったから負けられないと思って、本番では無敗で全部勝ちました」。

――それはすごい。

「戦略を練ったんです。後ろから回り込んで、敵の帽子を3個くらい取りました。すごく思い出深いです。中学ではずっと図書委員で、体育祭では図書委員が集計とかいろいろやる係でした。競技を見に行ってテントとの行き来で走り回って、めちゃめちゃハードでしたけど、それが本当に楽しくて。私は日差しが苦手で、図書委員だけテントで観戦できたのも良かったです」。

――文化祭はどうでした?

「合唱コンクールで、私のクラスは『虹』を歌いました。落ちサビのソロパートに選んでもらって、めちゃめちゃいいところで、男子の代表と2人で歌ったのをよく覚えてます」。

――今のももさんの片鱗を見せたんでしょうね。食欲の秋はどうですか?

「ごはんは万年、大好きですけど、秋の栗とかサツマイモとかカボチャは全部苦手です。お魚は好きですけど、甘いのが好きじゃなくて。スイーツもスイートポテトとか、あまり好んで食べません」。

――へーっ。ももさんはそういうの、好きそうなイメージでした。

「そうなんですよね。桃はいつでしたっけ? 夏ですか? 私、桃も苦手なんです」。

――名前が“もも”なのに(笑)。

「味がちょっと好きではなくて。好きだと思われて、桃の水とかいただくことは多いですけど、『いや、飲めなくて……』みたいな(笑)」。

――秋に読書はしますか?

「最近はあまり時間がなくて読めていませんけど、本は大好きで、それで図書委員にも入りました。特に湊かなえさんが好きで、学校の図書室にはあまり置いてなかったんですけど、あったのは全部読みました」。

――湊さんの作品で特に好きなのは?

「ベタ中のベタで、『告白』が読んで一番衝撃でした。湊さんの本はちょっと後味が悪い感じもしますけど、『こういうことだったのか!』となるのが面白くて。あと、住野よるさんの作品も好きです」。

――「君の膵臓をたべたい」とか?

「そうです。一度、電車で座って『キミスイ(君の膵臓をたべたい)』を読んでいたら、涙が出てきてしまって、めっちゃ恥ずかしかったです」。

――映画を観てから読んだんですか?

「まだ映画になる前、本屋大賞くらいの頃に読みました。あと、2作目の『また、同じ夢を見ていた』も友だちから借りて、大好きでめっちゃ読みました」。

――今、読みたい本はありますか?

「買って溜めてある本が結構あります。『アリス殺し』というミステリーとか、アメリカの本で『隣の家の少女』とか。頭を働かせて読む感じの本が好きです」。

――では、秋になると行きたくなるところはありますか?

「小学生の頃は毎年、家族3人で箱根に行ってました。ユネッサン、大涌谷、小涌谷とか、思い出深いです。私は高いところが好きなので、ロープウェイでめちゃめちゃ上がったり。温泉卵があるところの硫黄の匂いも、好きではないけど箱根を感じられて。有名な黒たまごを毎年食べていました」。

――思い出がいっぱいなんですね。

「落ち着いたら、友だちとも箱根に行ってみたいです。ここ何年か温泉に入ってないので、めっちゃ入りたくて」。

――温泉女子旅をしようと。

「女子はみんな温泉好きですから。美肌の湯に入って、ピチピチになります!」。
 
 

 
 

 
 

櫻井もも(さくらい・もも)

生年月日:2004年4月13日(16歳)
出身地:神奈川
血液型:A型

櫻井もも 個人Twitter
 
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