FRESH ACTRESS 桜田ひより

FRESH ACTRESS桜田ひより

PHOTO=名児耶洋 INTERVIEW=斉藤貴志

美少女に成長中の13歳
大作ドラマ「沈まぬ太陽」に出演

――髪を切ったんですね。

「はい。今度のドラマ「希望ヶ丘の人びと」の役作りで切りました。切った直後に電車に乗ったんですよ。ふと前を見たら、自分の顔が映っていたのに、違う人かと思いました(笑)。髪を切っただけで全然違う雰囲気になって、『あっ、自分か』ってビックリしました」。

――中2になって、新しい友だちはすぐできました?

「あまり自分から話し掛けられなくて、話し掛けられるのを待つタイプです。でも友だちになったら、すごくしゃべるのでワーワーしてます」。

――中学の1年目は楽しいことはありました?

「合唱祭でクラスがキュッとまとまって、最優秀賞を獲りました。話し合って『怪獣のバラード』を歌うことにしたんですけど、案外難しくて。朝練や午後練をして頑張りました」。

――体育祭は?

「障害物競走に出ました。ハードルの下をくぐって、跳び箱を5段越えて、ネットのなかをくぐって、最後は袋に入ってジャンプしながらゴールして、1位でした!」。

――おーっ。それは足が速いのか、障害物が得意なのか。

「わからないんですけど、ゴール直前にコケちゃったんです。『後ろから来てる!』と思ってハーッとなって、ジャンプしてゴールしました」。

――それで、「沈まぬ太陽」の撮影ではタンザニアに行ったんですよね。初の海外?

「初めてでした。飛行機は乗ったことあったんですけど、あんな長時間はなくて」。


――日本から乗り継いで22時間かかったとか。

「映画が見放題だったので、ずっと見ていました。海外ドラマで『これ見たかった』というのも、日本語吹替えがないものは諦めるしかなかったんですけど(笑)、けっこう見たいのを見られましたね。たとえば……、何だったかな? 忘れちゃいました(笑)」。

――現地で日本ではないような体験もしました?

「一番驚いたのは、向こうの人は雨でも傘をささないんです。土砂降りなのに普通に歩いていて。雨はザザーッと降ったり、やんだり、晴れたり、気候の変化はすごくありました」。

――基本、暑いんですよね?

「1月なのに蒸し暑くてモアモアしてました。ホテルの部屋には冷房がついてましたけど、1日に1回は停電して(笑)。夜にバンといきなり電気が消えるので、ビックリします。真っ暗で何も見えなくて。でも10分ぐらいで、また点きました」。


――向こうの食事はどうでした?

「マンゴーが特においしかったです。でも1回しか出なかったので、ちょっと残念でした(笑)」。

――ブログではキリンの写真も上がっていました。

「動物は本当に間近で見ました。動物園とかじゃない野生で、伸び伸び走って、休んで、食べていて。撮影でサバンナを車で走るシーンでは、『ヨーイ、アクション!』となったとき、キリンやシマウマが前を駆け抜けるんです(笑)。すっごい近くてビックリしました。動物が来るのを待ったりしてけっこう時間がかかりましたけど、周りの景色もすごくきれいで日本にはない感じだったので、目に焼き付けておきました」。

――動物が怖い感じではなく?

「全然。動物は大好きです。部屋で夜中にヤモリも出てきましたけど、平気でした」。


――ひよりさんは、上川隆也さんが演じる主人公の娘の恩地純子役で。

「お父さんは海外にいるのであまり会えなくて、やっとアフリカに来て会えて、ウキウキな感じを演じました。昔のお話なので、日本でのシーンでも持ち物が今と違って、マフラーが短かったり、制服の丈が長かったり。元気なところは自分と似ていて、やりやすかったです」。

連ドラに出ると役の気持ちが
わかってくるので楽しいです

――小さい頃からお芝居をしているひよりさんですが、台本の読み取り方とか、以前と変わってきたところはあります?

「小さい頃はお母さんと練習してましたけど、今は1人でやってます。泣くシーンとか、前はよくお母さんに怒られました。『この子はこういう気持ちなんだよ。なんでできないの?』とか。でも、本当に泣けたときはすごく誉めてくれて」。

――今まで出演した作品のなかで、自分にとって特に大きかったものは?

「やっぱり『明日、ママがいない』は初めての連ドラのレギュラーだったので。1話だけとかだと、すぐ終わってしまいますが、あのときは毎回出て、役のピア美の考え方とかが最後のほうにはわかってきました。それで、連ドラや映画はすごく楽しいなと思いました」。

――もともと幼稚園の頃に、自分からお母さんにこういう仕事を「やりたい」と言ったそうですね。目覚めたのが早かったようで。

「いや、全然。そこら辺で土で遊んでる子どもで(笑)、そう言った記憶は一瞬だけあるんですけど、あとの状況とかはまったく覚えていません」。


――最近は料理をしてるんでしたっけ?

「それは今撮っているドラマの『希望ヶ丘の人びと』で、料理をする場面があって。今まで全然やったことがなくて、難しいです。野菜を切ってもサイズがバラバラになっちゃうし、カレーでもハンバーグでもお母さんが作るようには全然ならないから、何でだろうなと思いました」。

――他に、休みの日にしていることは?

「マンガを読んだり、ボーッとしたり(笑)。あとは録り溜めしていたドラマを観たりします」。

――マンガはどんなのを?

「いろいろ読みます。少女マンガも少年マンガも。お兄ちゃんの部屋にある『ONE PIECE』とか」。

――少女マンガだと?

「短編のファンタジーとかが多いです。『ひよ恋』は主人公の名前がひよりだったから読みました(笑)。でも、最近は買ってません。マンガはちょっと禁止しているので」。

――仕事や勉強に集中するために?

「あと、おこづかいがピンチなので(笑)」。

――買いたいものや買ってほしいものがあるんですか?

「ヤドカリを飼ってみたいんです。まだお母さんに話してなくて、言ったら怒られそうなんですけど(笑)。自分の部屋が寂しくて、『生き物を飼いたい』と前からずっと言ってるんです。でも、『ダメ』っていう」。


――世話が難しそうだから?

「そうです。『私がやらなきゃいけなくなるでしょう』と言われます。やっぱり、お仕事で家を空けることも多いので。でも、調べてみたら陸ヤドカリはちょっと日を空けても大丈夫だし、雑食で何でも食べて長生きすると書いてあったので、いいのを発見したと思ったんですけど」。

――それなら、お母さんもOKしてくれるのでは?

「わかりません。この前『ハムスターは?』と聞いたら、『やめて』と言われました」。

――ドラマを録り溜めしているのは、勉強のために?

「全部勉強になります。いろいろな役ができて、引き出しをたくさん持っている女優さんになりたいので」。

――ホラーなんかもやりたいと?

「あーっ……。観るのは苦手ですけど、お仕事だったら頑張ります。最近、おかしなことがあって。雨の日に傘をさしていたら、グイッと後ろに引っ張られて、『えっ?』と思って振り返ったんです。そしたら誰もいないし、木に引っ掛かったのかと思ったら、葉っぱとか全然揺れてないし。『怖い怖い!』ってダッシュで帰りました」。


――恋愛ものも増えてくるかもしれませんが、少女マンガを読んでいて胸キュンになったりはします?

「ありますけど、『これを自分がやったら……』と考えると、ちょっと恥ずかしいです(笑)」。

――最後に、少し早いんですが、夏に楽しみなことはありますか?

「毎年、地元で花火大会があって、家から見られるんです。今年も絶対見ようと思います。ジュースを飲んだりしながら」。
 


 
 

桜田ひより(さくらだ・ひより)

生年月日:2002年12月19日(13歳)
出身地:千葉県
血液型:A型

 
 

【CHECK IT】
「明日、ママがいない」(日本テレビ系)、「ワイルド・ヒーローズ」(日本テレビ系)などのドラマや「さいはてにて -やさしい香りと待ちながら-」、「脳内ポイズンベリー」などの映画に出演。WOWOW開局25周年記念「連続ドラマW 沈まぬ太陽」(WOWOW/毎週日曜日22:00~)の第7・8話、7月16日(土)からスタートの土曜オリジナルドラマ「連続ドラマW 希望ヶ丘の人びと」(WOWOW)に出演。8月20日(土)・21日(日)に品川プリンスホテル クラブeXで開催される「音夏祭 ~研音ガールズイベント~」に参加。「美しい身体を作る教科書」(枻出版社)が発売中。9月10日(土)映画「にがくてあまい」がTOHOシネマズ新宿ほか全国ロードショー。
 

詳しい情報は公式HPへ

 
 

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