FRESH ACTRESS 鈴木ゆうか
PHOTO=河野英喜 INTERVIEW=斉藤貴志
「4分間のマリーゴールド」に出演中
メゲない元気な女子高生役で話題に
――10月で23歳になりました。誕生日はまだ嬉しいものでした?
「ちょっと際どいかなと思ったんですけど(笑)、やっぱり嬉しかったです」。
――ドラマ「4分間のマリーゴールド」では、17歳の女子高生・遠藤琴を演じてます。
「だいぶ実年齢と離れてしまって(笑)、制服を着るのも久しぶりで、大丈夫か心配です。でも、周りが『大丈夫だよ』と言ってくれるので、大丈夫だと信じています(笑)」。
――「かわいすぎる」と大評判です。芸能界にはスカウトで入ったんですよね?
「そうです。高校2年生のとき、渋谷のスクランブル交差点を渡っていたら、前から来た事務所の人に声を掛けてもらったのがきっかけでした」。
――あの人混みの中で目につくとは、やっぱり相当光っていたんでしょね。それまでもよくスカウトはされてました?
「声は掛けてもらっていました。でも、父にずっと反対されていて……。ちょうど今の事務所にスカウトされたタイミングで、父から許してもらえたので、お話を聞きに行って決めました」。
――お父さんはなぜ反対から変わったんでしょう?
「何だったんでしょう? 小学生のときに『やりたい』と言ったら、反対されたんです。それが高校生になってまた言ったら、『いいよ』と言われて、反対したことすら覚えていませんでした(笑)。こっちはドキドキして聞いたのに、気分屋な父です(笑)」。
――ゆうかさんが小学生の頃にやりたかったのは、モデルですか?
「当時はモデルさんになりたかったです。『ニコ☆プチ』とか小学生のファッション誌を見ていました」。
――小さい頃からオシャレさんだったんですね。
「今考えると『何これ?』みたいな服を着ていました(笑)。写真が残っていて、プードルのような真っ白でフワフワなコートに、頭にはリボンのカチューシャを付けて、胸を張って街を歩いていたんです。リボンが好きで、様々な色の大きなリボンを付けて、キティちゃんみたいになっていて……。当時はそれがかわいいと思っていたのが、今見ると、ちょっとビックリしますね。『何だ、このリボンは?』という(笑)」。
――でも、自分なりにかわいくするのが好きだったんでしょうね。
「好きでした。お洋服の着方をいろいろ試して、髪を結んでみたり、隠れてお母さんのリップをちょっと付けたりもしました。もしかすると、気づかれていたかな?」。
――学校でも目立つことが好きだったとか?
「目立ちたがりではなかったです。このお仕事をしているのも、最初は不思議な感じでした。今は慣れてきましたけど、前に出るタイプではなくて……」。
――授業で当てられるも嫌な感じ?
「絶対に当ててほしくなかったので、存在を消していました(笑)。教科書を順番に読むときも、『ああ、次来る。嫌だなぁ。どこを読むんだろう?』ってドキドキしている子でした」。
――そうこうしながら、「モデルになりたい」という気持ちはずっと変わらなかったんですか?
「小学生の頃から変わってません。桐谷美玲さんが大好きで、『Seventeen』を卒業されて『non-no』に行かれたタイミングで、私も高校生になって読む雑誌を『non-no』に替えました」。
――じゃあ、自分が「non-no」モデルになったのは感動でした?
「嬉しさ以上に、信じられない気持ちのほうが大きかったです」。
――いざモデルをやってみたら、大変なこともありませんでした?
「それはあります。でも、本当にずっとやりたかったので、大変なことも含めて楽しかったです。ポージングは全然できなくて、いろいろな雑誌を見て家で練習を重ねて、レッスンにも通いました」。
――スタイルキープはあまり苦労しない感じですか?
「食べてもあまり体型には出ません。気にしないで、食べたいものを食べています」。
――好きな食べ物は何ですか?
「たこ焼きです! 家にたこ焼き器があって、友だちとたこパもやります」。
――今年「レジーナクリニック」のCMが流れましたが、反響は大きかったですか?
「ありました! みんな『♪レジクリ~』ってダンスのマネをして、『見たよ』と言ってくれて、嬉し恥ずかしって感じです(笑)」。
――あのダンスはそれほど難しくはないですか?
「でも、頑張って練習しました。ダンスは幼稚園や小学生の頃にやっていただけで、あまり得意ではないので。実はCMで使われている部分より、もっと長いバージョンもあるんです。全部覚えて踊ったので、何かで公開してほしいなと思います」。
――夏には恋愛リアリティショー「オオカミちゃんには騙されない」に出演しました。ああいう番組は自分でも観ていたんですか?
「かなり好きで、いろいろ観ていました。たぶんニタニタしながら『フフフ』とか『いいなー』とか言っていたと思います(笑)」。
――自分が出る側になったら?
「それはもう恥ずかしくて(笑)。本当にずっと撮られていたので、日常が映されて『私ってこういうふうに話すんだ』とか『こんなふうに照れるんだ』というのが出ていて、自分で観るのは怖かったです」。
――ご家族には何か言われました?
「母は結構ハマって観ていたらしいです。父は『娘のそういうのは恥ずかしいから観ない』と言ってました(笑)」。
――ゆうかさんは最終回で明かしたように、好きな振りをする嘘つきオオカミちゃんなので、難しいところもあったでしょうね。
「いろいろ考えました。役が役だったので、嘘をつくのはとてもつらかったです。でも、すごく良い仲間と出会えました。みんなのことが好きなのは本当です!」。
好きな人がいても全然行けません
LINEの交換も絶対できません
――「4分間のマリーゴールド」の琴は、花巻藍(横浜流星)にグイグイ絡んでいきますが、ゆうかさんは気になる男性にああいうふうに行けるほうですか?
「私は……何て答えたらいいんだろう? 『オオカミちゃん~』の取材では、自分がオオカミちゃんだと知られてはいけなかったので、『グイグイ行きます!』と言ってごまかしていたんです。終わったから言える話としては、本当は全然行けないんですよね」。
――正直、そっちのほうが疑わしく感じます(笑)。ゆうかさんに来られたら、たいていの男性は落ちますから、行けないわけがないのでは?
「いやいやいや! アクションの起こし方がわかりません。どうしたらいいんだろう?」。
――LINEの交換から始めるとか?
「それは絶対にできません! 『写真を送るから』とか適当な理由を付けたら、言えるのかな? どうだろう? 向こうから『送るから教えて』と言ってほしいです(笑)」。
――琴は藍にほぼ一方的に話し掛けては、つれない塩対応をされても、「またね」って全然めげません。
「私だったら、あんなふうにされたら、たぶん1回でめげちゃいます(笑)。琴ちゃんのメンタルはすごく強くて、尊敬します」。
――ああいう明るくて元気な役だと、現場でテンションを上げる感じですか?
「上げます。普段の私は何もなければ、こういうゆるい感じなので(笑)、大好きな韓国のアーティストのBLACKPINKさんのライブ映像を観て、高めています」。
――普段のゆうかさんも、何かでテンションが上がることはありませんか?
「友だちといるときは結構高いかな? でも、琴ちゃんとは違う気がします。“THE女子高生”というテンションの子なので、街の高校生を見て考えたりします。高校生の頃って、とてつもなくパワフルだったと思うんです。そういうのを思い出して、取り入れています」。
――特にテンションを上げて臨んだシーンはありますか?
「琴ちゃんは常にテンションは高いですからね。ずっと『イエーイ!』みたいな感じで、たぶん一緒にいたら疲れると思います(笑)」。
――ゆうかさんも高校時代はそんなノリだったりはしません?
「高校時代は似ていたかもしれません。私も『ワーイ!』って感じでした(笑)」。
――原宿で遊んでたりも?
「行ってました! 私の実家は都心から遠いんです。でも、原宿や渋谷で遊びたくて、その周辺で制服がかわいい高校を選びました(笑)。渋谷でスカウトされたときも、学校帰りで制服だった気がします」。
――今の女子高生は原宿でタピオカを飲んだりしているみたいです。
「私の頃はプリクラが全盛でした。1日に5回とか撮っていました。今なら『そんなに撮ってどうするの?』と思いますけど(笑)」。
――ずっとモデルが夢だったとのことですが、女優にも意欲はあったんですか?
「この1年くらいで、女優にも挑戦してみたくなりました。今年マネージャーさんが代わって、いろいろお話をしていた中で、そういうふうに思い始めました」。
――自分でドラマや映画はよく観るんですか?
「映画はいろいろ観ています。サスペンスで、先がわからなくてドキドキするのが好きです。でも、猟奇的なものやホラーは苦手で、あまり観ません」。
――どんな映画を面白いと思いました?
「サスペンスにハマってからは、アニメの『名探偵コナン』の映画は全部観ました。最近だと、『天気の子』は感動して涙しました」。
――恋愛系は観ないんですか?
「何か観たかな? 高校生の頃は恋愛ものが出るたびに映画館に観に行きましたけど……」。
――「アオハライド」とか「ストロボ・エッジ」とか?
「観ました! 私が高校生の頃にやっていた恋愛映画は、全部観た気がします。キュンキュンしてました(笑)」。
――ちなみに、仕事が終わって家に帰ると、何をしているんですか?
「愛犬のぺろちゃんと遊んでいます。私のところに来てくれるので、癒しの時間ですね」。
――オフの日もそんな感じですか?
「家にいたらぺろと遊んだり、アプリゲームをします。あとは、『オオカミちゃん』のメンバーとごはんに行ったりもします。ハロウィンは毎年全力で楽しみたくて、友だちと集まって仮装をしたので、クリスマスは実家に帰って、ゆっくりしようかなと思います(笑)」。
鈴木ゆうか(すずき・ゆうか)
生年月日:1996年10月1日(23歳)
出身地:東京都
血液型:A型
【CHECK IT】
2014年から「non-no」(集英社)専属モデル。ドラマ「MARS~ただ、君を愛してる~」(日本テレビ)、「俺のスカート、どこ行った?」(日本テレビ系)、恋愛リアリティショー「オオカミちゃんには騙されない」(AbemeTV)などに出演。ドラマ「4分間のマリーゴールド」(TBS系/金曜22:00~)に出演中。「レジーナクリニック」CMが放送中。
詳しい情報は公式HPへ
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「4分間のマリーゴールド」
詳しい情報は「4分間のマリーゴールド」公式サイトへ
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