PICK UP ACTRESS 優希美青

PICK UP ACTRESS 優希美青

PHOTO=小澤太一 INTERVIEW=斉藤貴志

 
 

配信ドラマ「僕だけがいない街」で
明るく元気なヒロインを熱演

 
 

――インスタを見ると、最近トレーニングを頑張っているようですね。

「ジムに通ってます。役のために『体力を付けたほうがいいね』ということで始めました」。

――そういう役が控えているんですか?

「めっちゃマッチョみたいな役ではないですけど(笑)、ある程度、筋肉を付けておきたくて……。あと、これから寒さが大変そうだから、体力があったほうがいいかなと思ってトレーニングをしています」。

――鍛えてる成果は出てます?

「前までは階段を上るのがキツかったんです。本当に体力がなくて。でも、最近は全然平気になりました。駆け上がるのは、ちょっと辛いかもしれませんけど(笑)、普通には上れるようになりました」。

――まあ、18歳なんだから、階段を上れるのは普通かもしれませんが(笑)。Netflixオリジナルドラマ「僕だけがいない街」でヒロインの片桐愛梨を演じてますが、原作があってアニメや映画にもなった作品ですね。

「原作のことを考えないといけないし、考えすぎても空回りしてダメなときもあるから、意識はしても引っ張られず、自分らしく愛梨ちゃんを演じようと思いました。原作は読みましたけど、映画はストーリーも違うので観ないでおきました」。


――愛梨は元気で明るい女の子で。

「思ったことを素直に口走っちゃう子です」。

――テンションを上げて演じた感じですか?

「初日はすっごい緊張しちゃって、自分的にはかなり明るくやっているつもりだったのに、暗く見えちゃったらしくて、監督に『明るく!』ってたくさん言われました」。

――どのシーンから撮ったんですか?

「主人公の悟さんが事故に遭って病院のベッドで起き上がるところです。頭に包帯をグルグル巻いて、『あっ、起きた』というシーン。悟役の古川(雄輝)さんが事務所の先輩で、以前一度お会いしたんですね。でも、お話したわけではなかったし、古川さんが覚えているかわからないから、そのときのことを話していいのか考えていたら、古川さんから『あのとき会ったよね』と言ってくれました。覚えてくださっていたのがうれしくて、緊張がちょっとずつ解けて、愛梨を元気にやれました」。

――もともと、そんなに自分とかけ離れた役でもなくて?

「私は人見知りなので、最初は様子を見て静かにしているのですが、2・3回会うとすごく明るくなります。だから、人と2・3回会ったときの私といつもの愛梨ちゃんが、同じくらいのテンションだと思います」。


――最初は苦戦した「明るく!」という部分も、以降は問題なく?

「そうですね。現場で周りから『急に明るくなったね』と言われました(笑)。自分でも普段から明るく元気にしているように意識しました。スタッフさんとしゃべるときも愛梨っぽく、元気にずっと笑っていて『面白い話をして!』とか言ったり(笑)」。

――愛梨の悟への気持ちはどう捉えました?

「尊敬できるバイトの先輩ですけど、好きという気持ちもないと、そこまで深く信じられないと思いました。人を殺しているかもしれない相手をかくまうのは、勇気がいるし……。『自分が信じてほしいから信じる』という台詞もありましたよね。そういうところは、愛梨ちゃんと私は違うような気がしました」。

――美青さんは人をそこまで信じられないと?

「信じますけど、裏切られたときが怖くて……。傷ついて泣きたくない気持ちもあるから、愛梨ちゃんのように信じきれるか、考えてしまいます。愛梨ちゃんはたとえ裏切られても『信じて良かった』と思えるような子で、大人でカッコイイです」。


 
 

感じたままにすぐ行動して
後悔することもよくあります

 
 

――“人を信じる”ということについて、考えたりもしたんですか?

「もし自分だったら……と考えました。私が愛梨ちゃんの立場で、信頼していた先輩がお母さんを殺したのかもしれない……となったら、どうするんだろう? でも、私はコナンくんの観すぎで(笑)、犯人だと思った人は、だいたい本当に犯人だったりするんです」。

――「名探偵コナン」を観ていると、誰が犯人かわかると?

「だいたい当たります。だから私は疑問があったら、服を用意してあげたりはしても、自分の部屋でかくまうまではできないかもしれません」。

――一方で、愛梨はバイト先の店長の顔を叩いたりするようなところもあって。

「本当に行き当たりばったりというか、思ったことをすぐ行動に移しちゃうのも愛梨っぽいですね。そういうところは私にもあるなと思います。人を殴ったりはしませんけど(笑)、私もすぐ感じたままに動いてしまうので」。


――どんなときにそういう行動を?

「お母さんや飼ってる犬に会いたいと思ったら、すぐ新幹線で福島の実家まで帰ります(笑)。あとは何だろう? 家にいて『アイスを食べたい』と思ったら、夜でも全然買いに行っちゃったり(笑)。それで『なんでこんな時間に食べちゃったんだろう……』とか、後悔することはよくあります。でも、やりたいと思ったからには、その気持ちを大事にしようと。そうやって自分を甘やかしてしまうところがあります(笑)」。

――愛梨はカメラマンを目指していて、「大好きな空の写真を撮りたいの」と指でフレームを作って話すところは、キラキラしてました。

「夢があって、自分の意志で千葉に出てきて、バイトもして……というのはすごいですよね。私も自分でこの仕事をしたくて東京に出てきたので、そういうところも多少重なります。私は純粋に好きなもののことを話すときは、熱く語りすぎちゃって、周りに引かれるんですけど(笑)」。

――他に撮影で印象に残っているシーンはありますか?

「4話で犯人に襲われるところです。動きも大変だったし、包丁をビュンビュン向けられたら、どうするのか? よくわからないまま現場に行って、アクション監督に指導されて、その場の感情も大事にして動きましたけど、難しかったです」。


――ところで、中1でホリプロタレントスカウトキャラバンのグランプリになった美青さんも、もうすぐ高校卒業なんですね。

「早いですね。あっという間でした。もうラストJKで、学生という肩書きがなくなってしまうのが寂しいです。ひとつ大人に近づく気もしますけど」。

――卒業までにしておきたいことはありますか?

「この先はもう行事が何もないんです。でも、私は途中から転校したこともあって、新しい学校での友だちが多いほうではないので、今からでも友だちを作りたいですね」。

――最後の冬休みに入りましたが……。

「お正月はずっと、おばあちゃんちでおもちをついてました。それで自分たちでいろいろなおもちを作っていたのをまたやりたいんですけど、帰れるかどうか。冬に行きたいところはいっぱいあります。京都に行ってお参りしたり……。でも、やっぱりおもちつきが一番やりたいなと思います」。


 
 


 
 

優希美青(ゆうき・みお)

生年月日:1999年4月5日(18歳)
出身地:福島県
血液型:O型

 
【CHECK IT】
2012年に「第37回ホリプロタレントスカウトキャラバン」でグランプリを受賞。2013年4月にドラマ「雲の階段」(日本テレビ系)で女優デビュー。主な出演作は映画「空飛ぶ金魚と世界のひみつ」、「神さまの言うとおり」、「でーれーガールズ」、ドラマ「あまちゃん」(NHK)、「マッサン」(NHK)、「デスノート」(日本テレビ系)など。配信ドラマ「僕だけがいない街」(Netflix)に出演。P&G「レノアハピネスアロマジェル」CMがオンエア中。2018年3月17日(土)公開の映画「ちはやふる-結び-」に出演。
詳しい情報は公式HP
 
 

「僕だけがいない街」(Netflix)

世界190カ国同時配信中

詳しい情報はNetflix 公式HP
 

 

 

 
 

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