【有安杏果/モデルプレス=6月2日】今年1月に歌手・写真家として新たな表現活動をスタートさせた有安杏果(24)が、自身の作品群を紹介する写真展を開催する。日常の断片から“ヒカリ”を見出すように写真を撮り続けてきた彼女は、ファインダー越しに何を見つめ、何を感じでいるのか―。胸のうちに迫った。
― まずは写真展の開催決定、おめでとうございます。
有安:ありがとうございます。大学で写真を学んでいた頃から、いつか写真展ができたらという思いがありました。作品を見てもらえる機会があればいいなと思って撮りためていたものがたくさんあったので、すごく嬉しいです。
― 海や空など自然の中の一コマを切り取った作品も多いですね。『ヒカリの声』の作品にはどのような思いが込められているのでしょうか?
有安:『ヒカリの声』は私の楽曲のタイトルにもなっている言葉です。本来は光と音って全く別のものだと思うんですけど、1枚の写真を見ていたら音が聞こえてきたり、音楽を聴いていたら景色や風景が浮かんだり、光と音がリンクするような作品にしたいなと思って今回の作品を選びました。
― 学生時代から撮りためていたものや最近の作品もあるそうですね。たくさんの写真から厳選するのは難しかったのでは?
有安:すごく悩みましたね。セレクトするのが一番大変な作業でした。大学時代のものから最近のものまでいろんな作品を集めたんですが、写真を見返すとそのときのいろんな思い出が蘇ってくるんですよね。写真集の表紙にした海の写真も大学時代に撮ったものです。バルブという手法を初めて知って、「めっちゃ楽しい!」ってたくさん撮っていたときのもので(笑)。バランスや直感でこの写真を表紙に選びました。
― 大学時代の思い出も蘇る1枚になっているんですね。仕事と両立させながら写真を学んだ大学時代は有安さんにとってどんな時間になりましたか?
有安:すごく忙しくもありましたけど、同年代の子たちと一緒に学んだ時間はすごくかけがえのない時間です。遠いところまで電車やバスに乗って出かけて、同じ「写真」っていうものに向き合って…。同じテーマで写真を撮ってもみんな違う角度から切り取るのが面白かったし、たくさん刺激をもらいました。普通の女の子としての日常を味わえた時間でもあったので、頑張ってよかったなとすごく思います。
― 当時と今とで作品に変化は出てきましたか?
有安:自分ではあまり気づかないんですけど、海や空など最初は景色を撮ることが多かったんですけど、最近は街並みを撮ることが増えました。学生時代は大学に通っていることや写真を学んでいることを公表していなかったのでカメラを持って街を歩くのがなかなか出来なかったんですけど、大学を卒業してからはいろんなところで自由に撮影するようになりましたね。たまに声をかけられることもあります(笑)。
有安:ちょうど23歳になってからの1年間の日常を詰め込んでみました。それまでなかなかできなかったことを、自らやっていこうと決めて。ミシンを買って洋服を作ったり、アロマ検定の勉強をしたり、地方に遊びに行ったり。いろんな写真をアップしてきたので記念として本にまとめたいなと思ったんです。
― SNSは投稿した写真に反応をもらえるのも楽しみの一つですよね。有安さんにとってはファンの方との交流の場所でもあると思います。
有安:そうですね。今までできなかったことの1つにピアスを開けたり、髪の毛を染めたり、ネイルをしたりというのもあって、素直な気持ちを言うと、もしかしたら「ピアス開けちゃったの!?」と驚かせてしまうかなとドキドキした思いもあったんですが、ファッションやヘアスタイルについて「私も真似したいな」「可愛い」という声をもらえたり、「もっとリップをこうしたほうがいいよ」っているアドバイスをくれる女の子もいたり、いろんな声を聞けるのはおもしろいしありがたいなって思います。
― その1年間は特に、ファンの方にとっても有安さんと繋がれる大切な場所だったんじゃないかと思います。
有安:そうですね。思った以上に多くの方にみていただいて、たくさんの声をいただけました。こんなところまで見てくれていたんだっていう温かいメッセージもあって、背中を押してもらいました。
有安:そうですね。やっぱりステージに立つ直前までは、不安と怖さがすごくあって、こんなに震えたライブはないなと思いました。だけどステージに立って、時間とお金を使って見に来てくれるお客さんがたくさんいる会場を見た時、いろいろ大変なこともあったけど、やるって決めてよかったなと思いましたし、改めてもっともっと頑張りたいって思いました。すごく泣いてる子もたくさんいて私もぐっと来てしまいました。だけど、泣いたり笑ったりしているお客さんを見て、私でも誰かの気持ちを揺さぶれるような何かがまだまだできるのかなとも思えた瞬間でした。
― 歌手としての新しいスタートを切り、今回は写真家として新しいスタートです。改めて写真や音楽を通して伝えたいメッセージや、これから挑戦したいことを教えてください。
有安:写真はその瞬間の今しか切り取れないもの。それが形としてずっと残ることでそのときの気持ちも思い返すことができると思っています。1枚の写真にも、すごく良い思い出があったり、すごい嫌な思い出があったり、匂いまで思い出したりするくらい濃い思いが詰まっていたり。それが写真の面白さだと思っています。写真や音楽、それぞれの表現のなかでも、あまり枠にとらわれすぎず、広く自由に、自分のペースで活動していきたいと思っています。それが誰かの元気や明日を頑張る力につながればそんな嬉しいことはないなと。だから私はこれからもたくさんシャッターを切って、たくさん歌を歌っていきたいです。
― ありがとうございました。
取材中、この1年間、そして再出発の瞬間を振り返りながら、瞳を潤ませる瞬間もあった。不安や怖さを抱きながらも、自分の道を信じて前へ進んできたからこそこみ上げてくる熱い思い。彼女の写真に宿されたその“ヒカリの声”を感じてほしい。(modelpress編集部)
会場:阪急うめだ本店 9F アートステージ
会期:2019年6月19日(水)~24日(月)
東京展 写真展『a song of Hope ~ヒカリの声~』
会場:ソニーイメージングギャラリー 銀座 (銀座プレイス6階)
会期:2019年7月26日(金)~8月8日(木)
発売日:7月下旬予定
発売日:7月下旬予定
詳細は有安杏果オフィシャルサイトにて https://www.ariyasumomoka.jp
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有安杏果、写真展を開催 写真集の2冊同時刊行も決定
写真展は6月19日~24日に大阪展『ヒカリの声』、7月26日~8月8日に東京展『a song of Hope ~ヒカリの声~』を開催。あわせて写真集 『ヒカリの声』と、23歳の1年間に投稿したSNSを書籍化したライフスタイル本 『Happy Holidays』の2冊を7月下旬に同時刊行する。― まずは写真展の開催決定、おめでとうございます。
有安:ありがとうございます。大学で写真を学んでいた頃から、いつか写真展ができたらという思いがありました。作品を見てもらえる機会があればいいなと思って撮りためていたものがたくさんあったので、すごく嬉しいです。
― 海や空など自然の中の一コマを切り取った作品も多いですね。『ヒカリの声』の作品にはどのような思いが込められているのでしょうか?
有安:『ヒカリの声』は私の楽曲のタイトルにもなっている言葉です。本来は光と音って全く別のものだと思うんですけど、1枚の写真を見ていたら音が聞こえてきたり、音楽を聴いていたら景色や風景が浮かんだり、光と音がリンクするような作品にしたいなと思って今回の作品を選びました。
― 学生時代から撮りためていたものや最近の作品もあるそうですね。たくさんの写真から厳選するのは難しかったのでは?
有安:すごく悩みましたね。セレクトするのが一番大変な作業でした。大学時代のものから最近のものまでいろんな作品を集めたんですが、写真を見返すとそのときのいろんな思い出が蘇ってくるんですよね。写真集の表紙にした海の写真も大学時代に撮ったものです。バルブという手法を初めて知って、「めっちゃ楽しい!」ってたくさん撮っていたときのもので(笑)。バランスや直感でこの写真を表紙に選びました。
― 大学時代の思い出も蘇る1枚になっているんですね。仕事と両立させながら写真を学んだ大学時代は有安さんにとってどんな時間になりましたか?
有安:すごく忙しくもありましたけど、同年代の子たちと一緒に学んだ時間はすごくかけがえのない時間です。遠いところまで電車やバスに乗って出かけて、同じ「写真」っていうものに向き合って…。同じテーマで写真を撮ってもみんな違う角度から切り取るのが面白かったし、たくさん刺激をもらいました。普通の女の子としての日常を味わえた時間でもあったので、頑張ってよかったなとすごく思います。
― 当時と今とで作品に変化は出てきましたか?
有安:自分ではあまり気づかないんですけど、海や空など最初は景色を撮ることが多かったんですけど、最近は街並みを撮ることが増えました。学生時代は大学に通っていることや写真を学んでいることを公表していなかったのでカメラを持って街を歩くのがなかなか出来なかったんですけど、大学を卒業してからはいろんなところで自由に撮影するようになりましたね。たまに声をかけられることもあります(笑)。
SNSでファンと交流「背中を押してもらいました」
― ライフスタイル本の方では、アイドルを卒業されてからの1年間にSNSでアップされた作品が紹介されていますね。有安:ちょうど23歳になってからの1年間の日常を詰め込んでみました。それまでなかなかできなかったことを、自らやっていこうと決めて。ミシンを買って洋服を作ったり、アロマ検定の勉強をしたり、地方に遊びに行ったり。いろんな写真をアップしてきたので記念として本にまとめたいなと思ったんです。
― SNSは投稿した写真に反応をもらえるのも楽しみの一つですよね。有安さんにとってはファンの方との交流の場所でもあると思います。
有安:そうですね。今までできなかったことの1つにピアスを開けたり、髪の毛を染めたり、ネイルをしたりというのもあって、素直な気持ちを言うと、もしかしたら「ピアス開けちゃったの!?」と驚かせてしまうかなとドキドキした思いもあったんですが、ファッションやヘアスタイルについて「私も真似したいな」「可愛い」という声をもらえたり、「もっとリップをこうしたほうがいいよ」っているアドバイスをくれる女の子もいたり、いろんな声を聞けるのはおもしろいしありがたいなって思います。
― その1年間は特に、ファンの方にとっても有安さんと繋がれる大切な場所だったんじゃないかと思います。
有安:そうですね。思った以上に多くの方にみていただいて、たくさんの声をいただけました。こんなところまで見てくれていたんだっていう温かいメッセージもあって、背中を押してもらいました。
「こんなに震えたライブはない」新しい始まりの場所『サクライブ』を振り返る
― そして今年の3月の「サクライブ2019~Another story~」ではファンのみなさんと久しぶりに同じ時間を過ごせたライブになったと思います。有安:そうですね。やっぱりステージに立つ直前までは、不安と怖さがすごくあって、こんなに震えたライブはないなと思いました。だけどステージに立って、時間とお金を使って見に来てくれるお客さんがたくさんいる会場を見た時、いろいろ大変なこともあったけど、やるって決めてよかったなと思いましたし、改めてもっともっと頑張りたいって思いました。すごく泣いてる子もたくさんいて私もぐっと来てしまいました。だけど、泣いたり笑ったりしているお客さんを見て、私でも誰かの気持ちを揺さぶれるような何かがまだまだできるのかなとも思えた瞬間でした。
― 歌手としての新しいスタートを切り、今回は写真家として新しいスタートです。改めて写真や音楽を通して伝えたいメッセージや、これから挑戦したいことを教えてください。
有安:写真はその瞬間の今しか切り取れないもの。それが形としてずっと残ることでそのときの気持ちも思い返すことができると思っています。1枚の写真にも、すごく良い思い出があったり、すごい嫌な思い出があったり、匂いまで思い出したりするくらい濃い思いが詰まっていたり。それが写真の面白さだと思っています。写真や音楽、それぞれの表現のなかでも、あまり枠にとらわれすぎず、広く自由に、自分のペースで活動していきたいと思っています。それが誰かの元気や明日を頑張る力につながればそんな嬉しいことはないなと。だから私はこれからもたくさんシャッターを切って、たくさん歌を歌っていきたいです。
― ありがとうございました。
取材中、この1年間、そして再出発の瞬間を振り返りながら、瞳を潤ませる瞬間もあった。不安や怖さを抱きながらも、自分の道を信じて前へ進んできたからこそこみ上げてくる熱い思い。彼女の写真に宿されたその“ヒカリの声”を感じてほしい。(modelpress編集部)
有安杏果 写真展
大阪展 写真展『ヒカリの声』会場:阪急うめだ本店 9F アートステージ
会期:2019年6月19日(水)~24日(月)
東京展 写真展『a song of Hope ~ヒカリの声~』
会場:ソニーイメージングギャラリー 銀座 (銀座プレイス6階)
会期:2019年7月26日(金)~8月8日(木)
有安杏果 写真集『ヒカリの声』
日常の断片から“ヒカリ”を見出すように写真を撮り、音楽ともリンクしていく有安の作品群を紹介する。発売日:7月下旬予定
ライフスタイル本 『Happy Holidays』
歌手、写真家としての表現活動をスタートした有安杏果。SNSに投稿された彼女の23歳の 1年間を書籍化。日常を過ごす、ありのままの彼女に出会える1冊。発売日:7月下旬予定
有安杏果 Pop Step Zepp ツアー 2019 (札幌、仙台、東京、大阪、名古屋、福岡)
2019年夏(7月15日~8月14日)に全国6箇所を回る12公演ツアーを開催!詳細は有安杏果オフィシャルサイトにて https://www.ariyasumomoka.jp
有安杏果(ありやす・ももか)プロフィール
1995年3月15日生まれ、埼玉県出身。0歳のときに芸能界デビューし、2009年よりアイドル活動をスタート。2018年3月にグループを卒業し、2019年1月に個人事務所「アプリコット」を立ち上げ、歌手・写真家として再出発。3月にはライブ「サクライブ2019~Another story~」を行った。【Not Sponsored 記事】
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