PICK UP MODEL 生見愛瑠

PICK UP MODEL 生見愛瑠

PHOTO=河野英喜 INTERVIEW=斉藤貴志

 
 

「Popteen」の人気No.1モデル
令和最初の号で単独初表紙を飾る

 
 

――小さい頃はどんな子でした?

「私、超ヤンチャで、木登りしたり、サッカーとかドッジボールとかをめっちゃしてました! 走るのも得意で陸上クラブにも一時入ってたんですけど、真っ黒になりすぎて、小4でモデルを始めたときに編集の人に怒られました(笑)」。

――オシャレにも早くから興味を持っていたんですか?

「エイベックスのスクールの名古屋校に通っていたときはめっちゃダサくて(笑)、Tシャツに短パンにスニーカーみたいな。地元ではそれで普通でしたけど、レッスン生がみんなオシャレだったから、一緒に写真を撮るときに恥ずかしくなってきて、お母さんと一緒に服を買いに行くようになりました。同時に雑誌も見るようになって、モデルにも興味を持ったんです」。

――「JSガール」に「ニコ☆プチ」と経て、2015年から「Popteen」の専属モデルとなりました。

「『ニコ☆プチ』まではとにかく楽しんでやってたのが、『Popteen』では環境がガラッと変わりました。楽しめるようになったのは本当に最近。毎月1回しか(撮影に)呼ばれなくて、ポージングや服のことで注意されたり、『個性がない』と言われたり……。それが辛すぎて、よく落ち込んでましたね。メンタルが鍛えられました。それに私、人見知りだったんです。今はちょっと直りましたけど、現場で何もしゃべれない子でした」。


――今は人の1.5倍速ぐらいでしゃべってますけど(笑)、そういう時期をどう乗り越えたんですか?

「私は落ち込んでも『悔しい!』と思うタイプなんです。『絶対に次は誉められてやる!』って、毎月メイクや服装を変えたりしました。最初はピンクのウサギのぬいぐるみを持ってるようなキャラだったのが、『何か違うな』と思って、最近やっとストリートが自分に合うと見つけて、赤リップとかが定番になってきました」。

――今日もまさにそんな感じですね。

「カジュアルストリートな強めの衣装が多くて、私服もこんな感じ。メッシュとかレイヤードしたり、ビッグサイズのものを着て脚を出したり……。ミニスカートが基本で、ヘルシーな露出が多いです。それと、自分の好きなものをインスタにたくさん投稿して、リプ返もするようにしました。ファンの人と距離が近いPopteenモデルって、あまりいなかったから。その頃は(藤田)ニコルさんとか、みちょぱさんとか、憧れの存在という感じだったので、親近感を持たれるように頑張ったら伝わったみたいです」。

――今はモデルの仕事のやり甲斐は大きいですか?

「ハイ! 『私といったらコレ』みたいなものがようやく出てきたかなと思います。企画を自分で提案できるようにもなったので、毎月『Popteen』の出来上がりが楽しみ。みんなが『カワイイ』と言ってくれるのがうれしいから、撮影で朝、超早くても楽しいです!」。

――朝は強いんですか?

「強いほうですね。私、とっても心配性で、集合場所に1時間前とかに着いちゃうんですよ(笑)。先輩より絶対先にいないとダメだと思って、朝5時集合だったら12時になっても寝ないで、起きたまま3時くらいに行く、みたいな。それでロケバスで爆睡します(笑)」。


――ちゃんとしているんですね。いろいろ頑張ってる中でも、スタイルキープはそれほど苦労せずできそうに見えます。

「撮影期間は結構気をつけます。朝はスープ、昼は好きなものを腹八分目、夜はおかずだけにしたり。でも、食べるときは食べるんですよ。お肉が大好き。あとは揚げ物とかジャンキーなものが好きで、野菜と魚は苦手。その代わり、野菜ジュースを飲んでます(笑)」。

――人気が高まったのは、去年の夏にAbemaTVの恋愛リアリティーショー「太陽とオオカミくんには騙されない」に出演したことも大きかったのでは?

「かなり大きかったです! あれに出て自信にもなったし、自分のことを知ってもらうきっかけになったから。それと女子メンバーがほぼ全員Popteenモデルで、仲間が増えました。JKって恋愛のことを相談すると距離が近くなるんですよ。今でもみんな仲良しで、プライベートでも遊んでます」。

――最初に出演の話が来たときはどう思ったんですか?

「正直『自分の恋愛を見せるの?』と戸惑いはありました。でも、『このままじゃダメだ』と考えていた時期だったので、思い切って挑戦しました。今は本当に、出させていただけて良かったと思ってます」。

――自分の殻が破れて?

「そうです! 『オオカミくん』に出てから、周りの方々に『明るくなった』『ハッピーオーラが出てる』と言われるようになりました」。


――告白したり抱き締められたりするのを、配信で自分で観ると?

「お父さんとかも観てるから、めっちゃ恥ずかしい(笑)。けど、共感してくれる子もいたからうれしかったり、『そういう意見もあるんだ』とかいろいろ知れて、面白かったです」。

 
 

自分から動かないと何も始まらないと
「オオカミくん」に出てわかりました

 
 

――恋愛についての考え方も変わりました?

「変わりましたね。実は私は自分からは行けないタイプで、最初のほうは動かなかったから、全然映ってないんですよ(笑)。爪痕を残そうと思って途中から動き始めましたけど、自分から動かないと何も始まらないのは、『オオカミくん』を通してわかりました」。

――理想のタイプは王子様みたいな人だそうですね。

「それは変わらなくて、お城に住んでいて白馬で迎えに来てくれるような人がいいです(笑)」。

――あれこれあって、この春には「Popteen」の読者投票で好きなモデルの1位になり、平成最後の日の発売号でソロ初表紙を飾りました。

「ファンの子に感謝ですね。出来上がった表紙の本を見たときは超うれしくて、編集部に1時間居座って(笑)、みんなに表紙について話しました。もちろん私が表紙で売れるのか、プレッシャーもありました。撮影では3パターン撮って、1パターン目は緊張しすぎてガッチガチで泣きそうになりましたもん。2パターン目からは普段の自分に戻って、結構盛れました(笑)」。


――このまま令和は愛瑠さんの時代になりますか?

「その気マンマンです。絶対負けない! 今の『Popteen』って誰が上がってきてもおかしくない状況なので、気を抜いたらすぐ抜かされるし、みんながライバルですね。でも最近、自分が一番のライバルだって、すごく思います。撮影が終わってもSNSに投稿するとか、積み重ねが大事なので、毎日頑張ったことを1コメモしてます」。

――どんなことを頑張っているんですか?

「たとえば1駅歩いたとか、いつもと違う服屋さんを回ったとか、メイクを変えてみたとか、些細なことですけど、自分磨きノートみたいにして書いておいて、後から見返すと面白いです」。

――去年は舞台に初出演しましたが、女優も積極的にやっていきたいですか?

「やりたいです! 今度は映画やドラマにも挑戦したいです。映画は好きで『ヘアスプレー』は何度も観てます。海外のかわいい感じの作品が好きなのと、『ほく明日(ぼくは明日、昨日のきみとデートする)』はめっちゃ感動して、今までで一番泣きました。小松菜奈さんが大好きで『溺れるナイフ』や他の作品も観ました。ミステリアスな感じでカッコイイと思います。私もそういう作品に出たいし、サイコパスの役をやりたいです(笑)」。

――怖い系のほうですか。じゃあ、休みの日は映画を観たりして過ごす感じ?

「私、めっちゃインドアで、YouTubeをずっと観てます。フィッシャーズさん、はじめしゃちょーさん、マホトさん、HIKAKINさんとか大好きで、たぶんYoutuberさんにめちゃめちゃ詳しいです。コアなところまで知ってますから!」。


――学校やプライベートで克服したいことはありませんか?

「勉強(笑)。私、本当に勉強が苦手で、テストが返ってくるといつも『アチャーッ!』ってなります(笑)。通知表は見たことありません。配られたら閉じたままテープを貼って、お母さんに渡して、なかったことにします(笑)。あと私、令和で料理ができる女になりたくて……。目標は料理本を出すことです!」。

――へーっ。今の料理の腕前は?

「お湯しか沸かせません(笑)。でも、豆腐を切るのはめっちゃ得意です。超きれいにできる」。

――手のひらに乗せてさいの目切りに?

「そうです。キャベツの千切りもトトトトト……ってできます!」。

――だったら、普通に何か料理できそう。

「そうなんですけど、私、爆発させるんですよ(笑)。ココアを温めるだけで2回爆発させて、レンジをダメにしちゃいました。鍋を火で焦がしちゃったこともあって、お母さんにキッチン出禁にされてます(笑)」。

――味付けとか以前の問題ですね(笑)。

「クッキーを頑張って作ったこともあるんですけど、真っ黒なのができて、めっちゃ苦くて、本当にまずくてビックリしました(笑)。たぶん私、料理のセンスがないんです」。

――それでも「料理本を出す」と言えるのは度胸ありますね(笑)。

「エイプリルフールにSNSで『料理本を出すので期待してね』ってウソをついたら、『実現してね』ってファンの子からめっちゃ言われたんです。だから頑張って、ズボラ料理の本とか出したいです(笑)」。


 
 


 
 

生見愛瑠(ぬくみ・める)

生年月日:2002年3月6日(17歳)
出身地:愛知県
血液型:O型
 
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小学生時代に「JSガール」(三栄)の読者モデル、「ニコ☆プチ」(新潮社)の専属モデルを務め、2015年に「東京ガールズコレクション 2015 AUTUMN/WINTER」でPopteen賞とRay賞を受賞し、同年12月より「Popteen」(角川春樹事務所)の専属モデルに。2018年7~10月に恋愛リアリティーショー「太陽とオオカミくんには騙されない」(AbemaTV)に出演。
 
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