PICK UP ACTRESS 長見玲亜
PHOTO=河野英喜 INTERVIEW=斉藤貴志
配信ドラマ「高嶺と花」でヒロインの親友役
メガネにおさげでテンション高くツッコむ
――去年から高校生になりましたが、中学時代と変わったことはありますか?
「中学のときはメイクをしなかったんですけど、周りのみんながし始めたので、私も最近やるようになりました。服を東京で買うことがあまりなかったのが、東京で買い物したり遊んだりするようにもなりました」。
――JKっぽいことはしているんですね。
「そうですね。放課後にプリクラを撮りに行ったり、楽しんでいます」。
――学校の行事とかでも思い出はできました?
「特にこれがすごく楽しかったとかは、あまりないかもしれません。体育祭で応援団ができたりして、学校は盛り上がるんですけど、私はそういうのをあまりやってなかったので」。
――勉強は頑張っているんですか?
「みんなと同じ程度に頑張ってます。テスト前に勉強して、先生に聞きに行ったりはしました。中学のときより教科の種類が増えたので、難しくなってきました」。
――中学のときは数学が得意という話でしたね。
「今も数学が一番好きです。数Ⅰと数Aに分かれていて、私は数Ⅰのほうが得意です。三角関数とか、ひたすら公式を覚えて解いていく感じなので」。
――配信ドラマ「高嶺と花」にヒロインの野々村花の友だちの藤原光子役で出演してますが、この原作のようなマンガは普段読みますか?
「マンガは最近すごく読んでます。でも、現実ではあり得ないようなお話が好きなので、恋愛モノより、ちょっとクセのあるホラーとかをよく読みます」。
――どんなホラーを読んだんですか?
「ちょっと題名が……。本を買って読むより、携帯で興味あるものを見つけたら片っ端から読んでみる感じですね」。
――じゃあ、「高嶺と花」みたいな恋愛モノは、あまり好みでないんですか?
「でも、高校生がお見合いしたりするのも、あり得ない話じゃないですか(笑)。そういうところはすごく面白いし、花ちゃんと高嶺さんのテンポの良い掛け合いがあったりするので、『ドラマになったら楽しそうだな』と感じました」。
――少女マンガらしくキュンキュンくるところもりました?
「王道ですけど、壁ドンとかですね。花ちゃんが壁ドンするシーンもあったりして、そういうのはすごくキュンキュンでした」。
――光子はメガネにおさげの女の子ですが、玲亜さんは普段、メガネを使ってますか?
「目が悪いので家ではメガネを掛けていますが、それが役で掛けたメガネと同じだったんですよ!」。
――玲亜さんもああいう黒縁のメガネを掛けていると?
「そうなんです。本当に同じものを持ってました」。
――そうすると、マンガと同じ光子のいでたちにも違和感はありませんでした?
「でも、おさげはあまりしたことがないので新鮮でした。制服の着方もかしこまった感じで、スカート丈もすごく長かったりするのは、普段の私とは全然違います」。
――光子のキャラクターにはどんな印象が?
「見た目はメガネにおさげだから、暗くてオタクっぽい女の子かと思いきや、花ちゃんにどんどんツッコミを入れたりするので、意外とテンションが高い女の子だなと、演じていて思いました」。
――演じやすい役でした?
「現役高校生なのでテンションを上げるのはできると思っていたんですけど、実際にやると意外と難しかったです。私があまり大人数でワイワイするタイプではないので」。
――そこで、どうやってテンションを上げたんですか?
「みんなで『アーーーッ!!』と大声を出したり(笑)、休憩のときに役をチェンジして相手の台詞を言ったり、いろいろしているうちに楽しくなって、テンションが上がりました」。
――原作のマンガのキャラクターに近づけることも意識しましたか?
「見た目から光子だったので(笑)、そんなに考えませんでした。私服のシーンではメガネを掛けてなくて、おさげも解くので雰囲気は違う感じになりましたけど、同じように演じました」。
台詞のテンポを頑張って上げて
花ちゃんを全力で励ましました
――花役の竹内愛紗さんとは同じ事務所ですが、仲も良いんですか?
「はい。レッスンを一緒に受けていて、東京で服を買ったりするときは、だいたい愛紗ちゃんと行きます。意見は真逆だったりしますけど、『そういう考え方もあるんだ』という感じで、新鮮で楽しいです」。
――年齢は玲亜さんが1コ下ですが、キャラ的には玲亜さんが落ち着いていて、愛紗さんが元気な感じですか?
「どうなんですかね? 2人だけでいるときは、どっちも落ち着いているかもしれません。キャピキャピする感じではなくて、真面目な話をしていることが多いです」。
――光子も冷静で物知りなところがあるので、玲亜さんと重なるのでは?
「似ている部分はあったと思います。でも、私は冷静というより、心の中では動じていても、無意識に表に出さないようにしているかもしれません」。
――「高嶺と花」の撮影は全話終わったそうですが、注目してほしいシーンはありますか?
「お好み焼き屋さんに友だちが集まってバーッとしゃべるシーンでは、花ちゃんが悩んでたり沈んでいるときが多いんです。それを光子と水希が全力で励ますところは、さっき言ったようにテンションを上げたので、注目してほしいです。撮り終わったら、お好み焼きも食べました(笑)」。
――お好み焼きのお店は普段も行きます?
「その撮影が初めてだったかもしれません。プライベートでは行ったことがないですね」。
――演技的に悩んだシーンはありませんでした?
「どこかのシーンや台詞というより、全体的に台詞のテンポを上げるのが難しかったです。花ちゃんたちとの女子3人だけではなく、高嶺さんたちも集まった大人数のシーンは特に頑張ったので、どうなっているか楽しみです」。
――ところで、春が来て桜が咲いたりすると、卒業や入学の記憶が蘇ったりはしますか?
「中学の卒業式は桜が全部散った後だったので、木が寂しい感じになっていたんです。それをたまに思い出します(笑)」。
――感動的な思い出はありません?
「クラスにサッカーがすごく得意な男の子がいて、推薦で遠くの高校に行っちゃうということで、お別れ会をやったんですけど、そのときはみんな泣いてました」。
――冷静な玲亜さんも?
「冷静なはずなんですけど(笑)、泣いちゃいました」。
――この4月に玲亜さんは高2になりますが、文房具とか一新するんですか?
「学年が上がっても、持ち物は特に変わらないかもしれないですね。スクバにはストラップを好きなようにデコってジャラジャラ付けています」。
――どんなストラップを付けているんですか?
「恐竜と羊が付いてます(笑)。かわいい系の恐竜で、たまたまかわいいのを見つけました」。
――新学期が始まるのは楽しみですよね?
「私は友だちを作るのが苦手なので、そこは頑張りたいと思います」。
――高1のときはどんな感じで友だちを作ったんですか?
「入学する前に受かった人たちと知り合いになったんですけど、クラスがバラバラになっちゃったから、LINEだけではなくて、話しに行ったりしました。みんな友だちを作ろうと結構必死になっていて、たぶん中心になる人がいるので、だいたいどこの高校でも受かった人たちのグループができるみたいです」。
――去年は「ラシュクーレ」のCMが流れ始めたあとに、一気に話し掛けられることが増えませんでした?
「たまに直接声を掛けてくれる人もいれば、離れたところで『出てるみたいだよ』ってザワザワしてたりもしました(笑)」。
――高2のほうが、新しいクラスでも友だちは作りやすいかもしれませんね。
「近くの席の子から仲良くなろうと思いますけど、私は話し掛けてくれるのを待っているほうで……。でも、2年生になるので、頑張って自分からグイグイ行こうと思います(笑)」。
長見玲亜(ながみ・れあ)
生年月日:2002年5月28日(16歳)
出身地:神奈川県
血液型:B型
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中1のときにスカウトされて芸能界入り。2017年4月にドラマ「人は見た目が100パーセント」(フジテレビ系)で女優デビュー。ドラマ「オトナ高校」(テレビ朝日系)、「必殺仕事人」(テレビ朝日系)、Web映画「星に願いを」に出演。ブルボン「ラシュクーレ」CMが放送中。FOD連続ドラマ「高嶺と花」(FOD/月曜0:00に配信)に出演中。
詳しい情報は公式HPへ
「高嶺と花」
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