やっぱり、西野七瀬③

2015年 12月 18日

PHOTO＝長野博文　STYLING＝原朱美
HAIR＆MAKE＝伊藤吉範　INTERVIEW＝斉藤貴志

アイドル界のトップランナーへ乃木坂46でもソロでも躍進

西野七瀬（にしの・ななせ）
生年月日：1994年5月25日（21歳）
出身地：大阪府
血液型：O型

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2011年8月21日に乃木坂46の1期生オーディションに合格。2012年2月22日発売の1stシングル「ぐるぐるカーテン」で選抜メンバーとしてCDデビュー。2014年4月2日発売の8thシングル「気づいたら片想い」で初のセンターに。2015年には、2月に1st写真集「普段着」を発売。4月から「ピザハット」CMに出演中とソロでも活躍。同月から「non-no」（集英社）の専属モデルも務めている。7月から放送された連続ドラマ「初森ベマーズ」（テレビ東京系）では、ななまる役で主演した。12月31日（木）19:15～「第66回NHK紅白歌合戦」（NHK）に念願の初出場！

詳しい情報は乃木坂46公式サイト

やっぱり、乃木坂

――この1年で、乃木坂46にはどんな変化があったと思いますか？
「個々の活動が年々どんどん増えてきて、それがすごくうれしいですね。かずみん（高山一実）や秋元真夏や生駒ちゃんは1人でバラエティに出て頑張っていて、まいやんはモデルもやっていて、齋藤飛鳥、斉藤優里、北野日奈子は『ANNA SUI』のモデルになったり。みんながいろいろな分野で活躍していて、すごくいいなーと思います。私も貢献しないと」。

――西野さんも「non-no」モデルだし。では今年、特に成長を感じたメンバーというと？
「みんな徐々に……かな？」。

――特に西野さんとの仲が深まったメンバーは？
「今年急に……ということはないですね。みんな、ずっと同じ感じ。でも、かずみんは私が『オールナイトニッポン』をやらせてもらったときにヘルプで来てくれたり、『ベマーズ』でもバッテリーを組んだりして、うれしかったです。それまでも仲は良かったんですけど、さらに良くなった気がします。面白いですしね」。

――兼任していた松井玲奈さんはSKE48からも卒業しましたが、学んだことはありましたか？
「ライブについていろいろ意見をくださって、でも、押し付ける感じではなくて。多忙だったのに疲れている姿は見せないし、『疲れた』とか言うのを聴いたこともなかった。すごいなーと思いました」。

やっぱり、「初森ベマーズ」

――ドラマ「初森ベマーズ」の撮影は夏でしたよね。
「暑さがもうチョー大変でした。ソフトボールのお話なので、練習とか試合とか外のシーンが多くて。あと、部室のシーンもムシムシして暑いんですよ。ただ座っているだけで、汗がどんどん出てきて。『サウナだね』と言ってました」。

――倒れそうになったことも？
「私、めっちゃ汗をかくので、熱中症は大丈夫でした。たぶん循環はすごくしていて、代謝がいいんですよね。乃木坂に入る前に、友だちと野球の試合を観に行ったことがあって、頭が太陽に晒されていたからダウンしちゃったんですけど、『ベマーズ』では帽子をかぶっていたし」。

――生卵でキャッチボールするシーンもありました。
「生卵は食べたらまずかったです(笑)。卵かけごはんは好きなので、ちょっと興味あって、何の味付けもしてない生卵を初めて食べましたけど、生臭くて、あまりいい気分ではなくて(笑)。でも、私はちょっとしか食べてないから。かずみんが二つ食べて、結構大変そうでした」。

――乃木坂46のドラマとはいえ、１クール主役を務めて、女優業への意欲がより高まったりは？
「ありました。『お芝居をもっとやりたい！』とすごく思いました。難しい台詞とか、カットがかかったあとも、頭のなかで何回も練習しちゃうんです。『もっとこういう言い方があったな』とか『こうすれば良かったな』というのが、ずーっとあって。いろいろなシーンで、お芝居することに夢中になっていました」。

――オンエアで自分の演技を観ると、どんなことを感じました？
「CGもありましたけど、映像になると『もっと大げさにした方がいいんだ』というのを、改めて思いました。動きでも話し方でも、現場では『大げさすぎたな』と思うくらいやったのが、画面で観るとちょうど良かったんです。1話のはじまる公園のシーンは『もっと元気よくやれば良かったね』って、いくちゃんとかずみんと3人で反省しました」。

――HUSTLE PRESSの井上編集長は西野さんに「女子大生役をストレートに演じてほしい」との願いがあるそうです。
「私もやってみたいです。大学生に憧れもあるので」。

やっぱり、「紅白歌合戦」

――西野家では大晦日に「紅白歌合戦」は観ていたんですか？
「テレビはついていましたけど、演歌歌手の方とかが出ているイメージがあります。日本の国民のほとんどが知っていて、観ている番組ですよね」。

――去年は観たんでしたっけ？
「生駒ちゃんが（AKB48と兼任していて）出ていたので、『CDTV』の準備をしながら、みんなで観てました」。

――そういえばドキュメンタリー映画「悲しみの忘れ方」にもその場面がありましたね。どんな想いが胸をよぎりました？
「やっぱり少し悔しさはありました。AKB48さん以外のアイドルグループの方も出ていて。SKE48さんが衣裳がバッと替わる早替えをやっていたのも、すごいなと。紅白のステージだから、ああいう凝った演出もあるんだろうし。『もし私たちが出ていたら、どういう感じなんだろう？』『どの曲を歌うんだろう？』と思ったりもしました」。

――このインタビューをアップする頃には「乃木坂46初出場」となっていると信じてますが、メンバーとして今年は出場できそうな手応えはありましたか？
「えーっ……。たぶん……。出られていたらいいですね」。

――個人的には紅白で何を歌いたいと？
「いくちゃんにピアノを弾いてもらいたい、というのはあります。ピアノは乃木坂らしさがパッとわかると思うので」。