PICK UP ACTRESS 高橋春織

PICK UP ACTRESS 高橋春織

PHOTO=古賀良郎 INTERVIEW=小山内凛

 
 

話題の超絶ピュア恋愛映画「一週間フレンズ。」に出演
リーダーシップを発揮する元気で明るい女のコを熱演!

 
 

――話題の映画「一週間フレンズ。」に出演される春織ちゃんですが、実際に話をもらったときはどうでした?

「本当にビックリしました! 私なんかがこんな大切な役を演じられるのかなって。決まってからすぐに原作のマンガを読んだんですけど、本当に沙希を演じられるのか不安で」。

――沙希の第一印象はどんな子?

「原作では、すごくフワフワしてる子だなって。でも、映画の沙希は、クラスで学級委員を務めたりしてリーダーシップを発揮するタイプで、パワフルで元気で明るくてっていう、原作とは違う印象を受けましたね」。

――確かに、それはかなり印象が違いますね。どっちの沙希のほうが普段の春織ちゃんに近いですか?

「映画の沙希のほうが自分と近いかな」。


――じゃあ、春織ちゃんは学校とかでリーダーシップをとるタイプだったんだ?

「中学のときは、生徒会をやってました! 行事にアツくなるタイプで、文化祭とか合唱コンクールとか、めっちゃがんばっちゃう子でしたね」。

――「ちょっと男子! サボってないでちゃんとやりなさいよ!」的な?

「注意してたかも(笑)。男子からしたら、めっちゃウザいやつですよね〜(笑)。でも、歌わないのが悪い!」。

――ごもっともです(笑)。高校時代は?

「生徒会とか学級委員はやってないけど、やっぱり行事になると燃えるところは変わらずで、文化祭はめっちゃがんばりました。所属してたダンス部では、1年のうちの一大イベントが文化祭での発表だったんですよ。昔からダンスを習ってたこともあって、振りを作ったり構成を考えたり、部活の中ではわりとリーダーシップをとってたと思います」。

――それだけ映画の沙希と似てる部分があれば、役作りという意味ではかなり演じやすかったんじゃないでしょうか?

「そうですね。最初にイメージしてたのがマンガの沙希だったのでどうしようって思ってたけど、台本を読んで少し気が楽になった感じはあったかもしれないです。時間がかかったんですが、監督さんからも『春織ちゃんらしい沙希を演じてくれればいいよ』と言っていただけて、すごく安心して演技できましたね」。

――試写を観させていただきましたが、とにかく明るくて元気でリーダーシップタイプなのは、観ていてすごく伝わってきました。

「そう言ってもらえてうれしいですー!」。

――あと、ひたすら祐樹に一途なのも伝わりました。雨の中、傘を渡しながら告白してフラれてしまうシーンがすごく印象的で。

「私もあそこのシーン、すごく好きです! 沙希ちゃんは人に悲しい顔とかをあまり見せない子なので、振られた後にわざと笑顔で振る舞う演技だったんですけど、自分が思ってた以上に悲しい演技になっちゃって。監督さんから『もうちょっと笑ってほしい』って言われました。その部分は、微妙な表情の違いをうまく当てはめるのがすごく難しかったです」。


――あのシーン、実際に春織ちゃんが沙希だったら笑顔で強がれると思います?

「いや、絶対にできないと思います。その場、その瞬間でめちゃくちゃショックを受けるタイプだから、死ぬほど落ち込んでお家へ持ち帰っちゃう(笑)。でも、吹っ切れるのが早いタイプでもあるので、1〜2日くらい引きずったら『これも運命だったんだな』と思って立ち直るかな」。

――立ち直りが早い(笑)! あの場にいた桐生くんに泣きついたりはしなさそう?

「う〜ん……泣きつきはしないけど、話は聞いてもらいたいかも。そういうのって、聞いてもらうだけでも楽になるじゃないですか」。

――普段ツラいことや悩みがあったら、友だちやまわりに相談するタイプですか?

「相談しますね。中学のときから仲いい地元の友だちがいるんですけど、よく近況報告をお互いにするんです。そのときに悩み事とかあったら相談します。家が近いから地元の公園に集まって、ブランコに揺られながらずっとしゃべってるかも」。

――その絵、なんかすごく青春って感じがします(笑)。

「やっぱり1人で抱え込むと、自分の中で考えが固められちゃうから、他人の意見を聞くのは大事だなって思います。『あ、そういう考えもあるんだ』って。人からの意見も聞いた上で、最終的に自分で判断するのがいいのかなって」。

――ストーリー自体は、普通の恋愛映画とは違っためちゃくちゃピュアなラブストーリーになっています。

「そうですね。よく見る恋愛マンガや恋愛映画とは違いますね。ラブラブしてるシーンが少ないからこそ、たまに手をつないだりするだけでもすごくキュンキュンするなって。友だちから始まって、恋愛に発展するかしないかっていう瀬戸際がすごく細かく描かれているなって思います」。

――祐樹が香織を恐る恐る後ろから抱きしめるシーンは、本当に観ているこっちまでドキドキしちゃいました。

「本当、照れちゃいますよね。2人で走って真っ暗な図書館に逃げ込むシーンとか、すごく憧れます」。


 
 

ハタチになったら大人だと思ってたけど
全然そんなことなかったです(笑)

 
 

――さて、今月の5日でハタチになった春織ちゃんですが、実感はあります?

「なんか、すごくあっという間だったなって。小さいころは、ハタチになったら大人なんだって勝手に思ってたけど、全然そんなことないです(笑)。ハタチになったからって中身がガラッと変わるわけではないですし。何も変わらない! だから、全然実感はないです。でも、節目として気持ちだけでも責任を持って行動したり、日々目標を持って過ごしたりしたいなとは思います。気持ちだけでも(笑)」。

――大事なことなので2回言いましたね(笑)。成人式は出席しましたか?

「出席しました。その後の同窓会も! 地元の友だちと久しぶりに会えてなつかしい気持ちになったのと同時に、みんな大人になったなぁって感じました(笑)。もしかして、大人になってないのは私だけなんじゃないかな……?」。

――普段から、「大人っぽい」と「子どもっぽい」だったらどっちって言われることが多い?

「『子どもっぽい』ですかね(笑)。友だちの前とかだと、普段はとにかく明るくて天真爛漫なんです。こうやってお仕事になるとシャキッとしなきゃいけないって思うけど、友だちと一緒にいるときは気が緩んじゃうというか、子どもっぽい行動をよくしちゃうと思います」。


――親戚で集まったときなんかは、「もうハタチ?」って言われるんじゃないですか?

「親戚の中にいると、何歳になっても子ども扱いされますよ(笑)。『大きくなったね〜』って」。

――やっぱりこういうお仕事って、歳上の人と一緒にする機会がすごく多いと思うんですが、今までハタチくらいの人をお仕事で見てきて、どう感じました?

「高校1年生のときにドラマ『パーフェクト・ブルー』に出させていただいたんですけど、そのときに事務所の先輩でもある瀧本美織ちゃんと共演させていただいたんです。当時は確かハタチとか21歳くらいだったと思うのですが、お芝居もすごく上手くて、優しくて、お姉ちゃんみたいに接してくれて、私がハタチになったら美織ちゃんみたいなハタチになれてるのかなって考えたりはしてましたね」。

――今、ハタチですが……。

「はい、まだなれてないです(笑)」。

――そのときは、やっぱりハタチは大人だなって感じていました?

「美織ちゃんは大人でしたね。現場でのスタッフさんへの対応だったり、すごく忙しいスケジュールの中で全然疲れてる姿を見せなかったり。常に笑顔で、カッコいいなって思ってました」。


――では、春織ちゃんの中のハタチ像は、瀧本さんの影響を受けている?

「そうかもしれない。どんなに疲れてても、お仕事の現場ではなるべくそういう姿を見せないようにはいつも心がけてます。自分が疲れてる姿を見せちゃうと、まわりにも影響しちゃうから」。

――ハタチになってやってみたいことってありますか?

「バンジージャンプ!」。

――急激に無邪気になりましたね(笑)。

「えへへへ。高いところとか、絶叫マシーンとか大好きなんですよ。でも、今まで1回もやったことがないから、ハタチになったことをキッカケにやってみたいなって。あとは、占いに行ってみたいなとも思ってます」。

――あまりハタチと関係なくないですか……(笑)?

「なんか、若いうちはあんまり占いとかに影響されるのはよくないかなって思ってたんです。でも、朝の星座占いとかけっこう信じちゃうタイプだったし、タロット占いや手相占いとかにすごく興味はあったので、ハタチになったことを機に行くのもありかなって」。

――お酒には興味あります?

「大人の方とお話しする機会が増えるのかなと思うので、興味はあります。でも、父も兄も姉もお酒が弱いので、たぶん私も弱いと思います(笑)」。

――下戸な家族なんですね。

「お母さんだけ強いみたいです!」。


――では、お母さんの体質が遺伝していることを祈りましょう(笑)。最後に、ハタチになった2017年の目標をお願いします!

「高校生になってから、お芝居をもっとやりたいっていう意欲が毎年どんどん上がってきてるんです。だから、もっといろんな役を演じていけるように、時間がある時は色んな作品を観て勉強したり、自分から身になる行動をして、1日1日をムダのないように過ごしていけてたらいいなって思います」。
 
 


 
 

高橋春織(たかはし・はおり)

生年月日:1997年2月5日(20歳)
出身地:東京都
血液型:A型

 
 

【CHECK IT】
’12年に「放課後はミステリーとともに」でテレビドラマ初出演。’13年には「ちゃお」連載漫画「ドーリィ♪カノン」の実写ドラマ版で、初主演となる奥田奏四役を好演。’14年には映画「誘拐少女」で映画初主演を務めた。「三井住友カード『三井住友VISAカード』」、「NTTdocomo 新料金『U25』篇」のCMに出演し注目を集める。現在は「めちゃコミック」のCMにも出演中。2月18日(土)公開の映画「一週間フレンズ。」に山岸沙希役で出演。
 

詳しい情報は公式HPへ

 
 
映画「一週間フレンズ。」


 

詳しい情報は公式HPへ

 
 

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