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PHOTO=石垣星児(BLOCKBUSTER) INTERVIEW=小山内凛
ニューシングル「ばぶりんスカッシュ!」リリース!
女の子の恋心を泡に例えたスパガらしい甘酸っぱい夏曲に
――2年ぶりの夏曲ですが、初めて聴いたときはどうでしたか?
渡邉幸愛(以下、幸愛)「王道の曲でよかったです。一昨年が『ラブサマ』で、去年は夏曲がなかったから楽しみにしてたんです。ちゃんとスパガらしい夏曲で安心しました」。
溝手「スパガの曲って、どこか懐かしさを感じるメロディーが入ってることが多いんですよ。今回もちゃんとそういった歌謡ポップスっぽい部分がありながら、ちゃんと今までの夏曲らしさもあるなって思いました。あと、サビでここまでずっと高音の曲は初めてです」。
渡邉ひかる(以下、ひかる)「歌っててふと我に返ったときに、『こんなに高い曲を歌ってたのか……!』ってびっくりするよね」。
――そんなに高いんですね。
幸愛「最初はどのくらい上げたんだっけ? 1オクターブかな?」。
内村「1オクターブはヤバいよ(笑)」。
幸愛「あ、そっか(笑)。1音分か」。
内村「最初は半音上げて、最終的に全音高くしたんじゃない?」。
幸愛「それだ。もとはそこまで高くなかったから大丈夫だったのに、レコーディングで1回歌ったときに『もうちょい上いける?』って言われて、最終的にはもっと高くなっちゃって……」。
ひかる「本当、大変だったね〜」。
――それぞれ、曲の好きなところを教えてください!
ひかる「『ばぶりんスカッシュ!』は『バブル・イン・ザ・スカッシュ!』の略なんですよ。“泡がはじける”って言う意味です。女の子が好きな人になかなか伝えられない恋心を泡に例えて、それが弾けちゃうよっていう気持ちを歌ってます。だから曲中に泡を表現するいろんな振りが入っているんですけど、その中でも私は、サビ前に手をOKの形にしてブクブクブク〜って泡が上がっていくように見せる振りが好きです。ちっちゃい泡が上に行ってしまう感じがかわいくて」。
溝手「私は、間奏のダンスパートで3期生の3人が真ん中に立って踊るシーンが好き。普段はひかるちゃんとか幸愛とか、ダンスができる人がメインで踊るので、すごく珍しいんですよ。速い振りだけど3人ともめちゃめちゃ頑張って練習してたので、そこに注目してほしいです」。
――長尾さん、頑張りました?
長尾「頑張りました! 練習してても3人でなかなか振りが揃わなかったから大変で。(溝手)るかさんも言ったように、3期生が真ん中に立つダンスパートが初めてだし、1期と2期の先輩が横にいることもあって緊張します。でも、楽しくやらせてもらってます」。
――1期と2期の“圧”を感じながら頑張っているんですね。
幸愛「そうですよね。たしかに、圧ある(笑)。だいぶあると思う」。
ひかる「横からヒシヒシとね」。
長尾「そんなことないですっ(笑)」。
――他に好きなところはありますか?
幸愛「スパガの曲はDメロでセリフを言うのが恒例になってきてて、今回は(阿部)夢梨が『ねぇ、気づいてよ』って言うんですよ。そこがかわいいんです。で、最近はそれにちょっとずつアレンジを加えて、『ねぇ……気づいてよ』って、少し溜めてから言ったりするんです。それがまたかわいいんですよ。夢梨なりにいろいろ考えてるんだなって思います」。
溝手「うちらも毎回楽しみだもんね。『今日はどうやって言うんだろう?』って」。
内村「この曲は歌詞にフルーツがたくさん散りばめられてるんです。甘ずっぱい恋心をフルーツに例えてて、その比喩表現がすごくかわいいしおもしろくて好きです」。
長尾「『ピーチなハートがオレンジ色に』っていう歌詞が好きです」。
――ピーチなハートってなんでしょうか?
幸愛「……それがいいんですよ!」。
内村「人によって感じ方が違うんです」。
――いろんな想像ができるということですね。
幸愛「あと、あそこも好き。『この気持ち、今が飲みごろなのかもよ』って歌詞。いい表現!」。
――フルーツといえば、今回は衣装にもふんだんにフルーツがついてますよね。
内村「フルーツがコンセプトの衣装になってます。生地がフルーツ柄だけじゃなくて、首元にもフルーツの小物がぶら下がってるんですよ」。
――それぞれ、割り当てられたフルーツがあるんですか?
ひかる「あります。私は超絶カラーがシャンパンゴールドなので、パイナップルです。輪切りがあったりそのままのパイナップルがあったりしてかわいいです」。
――内村さんはなぜスイカなんでしょう?
内村「超絶カラーがロイヤルブルーなんですけど、青いフルーツってなかなかなくて……。で、夏といえばスイカかなと思ってスイカを選びました(笑)」。
幸愛「理由が薄い(笑)」。
内村「あと、スイカって英語で『ウォーターメロン』なので!」。
――ウォーターだから青ということですね。そういう幸愛さんは、リンゴを選んだのにはさぞかし深い理由がおありで……?
幸愛「ありますあります。私、リンゴジュースが大好きなんですよ! あ、もちろんそれだけじゃなくて、青森でレギュラー番組もやらせてもらってるんです。だから、リンゴにゆかりがあるんです」。
――ブドウの長尾さんとイチゴの溝手さんは、それぞれ超絶カラーに合ったフルーツですね。
長尾「じつは第一希望がサクランボで、第二希望がブドウだったんですけど、色的にブドウが採用されました(笑)」。
溝手「私は、イチゴが好きなので! イチゴがあれば生きていけるかなっていうくらいには好きです」。
幼稚園の子とかが言っててかわいいと思うような
言葉がスッと出てくるんですよ
――さて、6月に最年長にしてグループ1のおバカキャラだった志村さんが卒業したわけですが、そのキャラを受け継ぐ人は現れましたか?
ひかる・溝手・内村「(小さく、そして声を揃えて)幸愛……」。
幸愛「ちょっと! 私、おバカではないです。日本語力が足りないだけで」。
――それを世間では“おバカ”と言うのではないでしょうか(笑)。
幸愛「そういうことなのか(笑)。でも、やっぱり志村さんは志村さんですよ。あの人のおバカは唯一無二です。私は、自分でこうしようと思って出せないんです。出したいところで出せるようになったらきっと強いんでしょうけど……」。
ひかる「コントロールできないんだ(笑)」。
幸愛「使えないおバカです」。
ひかる「それはそれでおもしろいけどね」。
――ここ最近の幸愛さんのおバカエピソードは何かありますか?
溝手「いや、もうありすぎて(笑)」。
内村「醍醐味のことを『しょうごみ』って読んでました」。
――えっと、読めなくないですか……?
幸愛「胡椒の『しょう』と似てません?」。
――『しょう』は『椒』ですし、似ているとしてたら『胡』が醍醐味の『醐』に似ていますけど、そっちは『ご』ですからね(笑)。
溝手「あと、さっきHUSTLE PRESSさんの『HUSTLE』を『ハンターみたいな単語』って言ってた(笑)」。
――それは由々しき問題ですね。
幸愛「ヤバいですね。あはは」。
――他人事感がすごい(笑)。では逆に幸愛さんから見て、この中だったら誰がいちばんおバカっぽいですか?
幸愛「この中だったら(溝手)るかちゃんだと思います」。
溝手「えっ!? うち?」。
幸愛「すっごくピュアなんですよ。ピュアすぎてたまに『ちょっと大丈夫かな?』って思う発言が……」。
溝手「ぜんぜん自覚なかった……」。
ひかる「たしかに、ピュアなのはわかる。いまだに純度100%というか、幼稚園の子とかが言っててかわいいと思うような言葉がスッと出てくるんですよ」。
――たとえば?
ひかる「さっき撮影中に虫が飛んできてみんなで逃げてたときに、虫の羽音を聞いて『虫たちも自分の羽音を鳴らして、自分たちがここにいるっていうのを知らせてるんだよ』って(笑)」。
溝手「言ってたわ〜(笑)。今日はポジティブな日なんですよ。だから、虫に対してもポジティブなことを言わなきゃと思ってとっさに出てきた言葉でした。でも、たしかにそうやって聞くとちょっとメルヘンすぎますね……」。
内村「メルヘンなんですね。るかさん」。
溝手「うん。メルヘンな夢はよく見る」。
長尾「どんな夢ですか?」。
溝手「自分でもびっくりしたのが、よくディズニー映画とかでプリンセスが動物たちとお茶会をしてるじゃないですか。あんな感じの夢を見ました。でも、動物はアニメじゃなくてリアルなんですよ。パンダとお茶会をしてました(笑)」。
――パンダはしゃべっていました?
溝手「しゃべってました。それはさすがに、起きた瞬間恥ずかしくなりましたね」。
ひかる「やっぱりすごい……(笑)」。
――皆さんはどんな夢を見ますか?
ひかる「リアルな夢しか見ないですね〜。現実世界で追い込まれてるときに、ステージで振りをど忘れする夢とか……」。
幸愛「私も、現実の人が出てきます。この前は、友だちの女の子に『私、女の子が好きなんだよね』ってカミングアウトされる夢を見ました。リアルだけどリアルじゃない感じです」。
内村「私は説教される夢をよく見ます(笑)」。
長尾「基本的に私は見た夢を覚えてないんですけど、たま〜に覚えてるのは、駅で知らない人に追いかけられて一生懸命逃げてる夢とかです。捕まった瞬間にハッと目が覚めるんですよ」。
幸愛「きっと、みんな何かしら闇があるんだよ」。
――リアルで怖い夢が多いですね。そんな中、溝手さんひとりだけメルヘンな夢を見ていると。
幸愛「幸せそうでいいなぁ」。
溝手「うん。初夢も幸せだったよ。私がベルになって、『美女と野獣』の世界に入った夢を見たんです」。
ひかる「本当にどこまでもメルヘンだ(笑)」。
――それで結局のところ、幸愛さん的には溝手さんがおバカなんじゃないかとのことですが、溝手さん的にはいかがでしょう?
溝手「スパガのメンバーって変わってる子が多いけど、私は違うかなと思ってたんですよ。でも、そうじゃなかったみたいです(笑)」。
――長尾さんもかなり不思議なキャラなんですよね?
長尾「私はたぶん変わってますね。えへへ」。
幸愛「(長尾)しおりはおバカとはちょっと違うかな。今はスパガのツッコミ担当なんですけど、ツッコミの尺がめっちゃ長いんです」。
――最年少にツッコミを任せているんですね(笑)。
長尾「とんでもないですよ。本当に!」。
幸愛「これで済んだらまだいいんですよ。でも、いつもは『とんでもないですよ! 本当にあーでこーで……』みたいな感じで、ずっとしゃべってるんです。で、その間にメンバーは違う話に入ってる感じです(笑)」。
ひかる「どんな話でも拾ってくれるから、ありがたいけどね」。
幸愛「そう。みんながスルーするところでもツッコミを入れてくれる。ただ、次が遅れちゃうんですけど(笑)」。
内村「本当にかわいいんです」。
――内村さんには、そういうちょっと変わった一面はないんですか?
ひかる「ないなぁ」。
幸愛「自分が好きなものを話すときにめっちゃテンションが上がるくらいで、普段はしっかりしてます」。
――隙を見せない感じですね。
幸愛「それです」。
溝手「(小さい声で、内村のほうを見ながら)すごいねぇ」。
SUPER☆GiRLS(すーぱーがーるず)
2010年に開催された「avexアイドルオーディション」にて、全国7,000名の中から選ばれた12人により結成。同年12月にアルバム「超絶少女」でメジャーデビュー。その後、メンバーの卒業や加入を経て、現在は渡邉ひかる・宮崎理奈・溝手るか・渡邉幸愛・浅川梨奈・内村莉彩・石橋蛍・阿部夢梨・長尾しおりの9名で活動。
【CHECK IT】
8月15日(水)にニューシングル「ばぶりんスカッシュ!」をリリース。8月26日(日)に横浜アリーナにて行われる「@JAM EXPO 2018」に出演。9月1日(土)に新宿BLAZEにて「SUPER☆GiRLSノンストップ全力ライブ 2018」「SUPER☆GiRLS ワンマンライブ」を開催。ラジオ番組「SUPER☆GiRLSのスーパーラジオ!」(MBSラジオ/土曜23:30〜)が放送中。
詳しくは SUPER☆GiRLS 公式サイトへ
渡邉ひかる(わたなべ・ひかる)
生年月日:1994年2月15日(24歳)
出身地:北海道
血液型:A型
溝手るか(みぞて・るか)
生年月日:1997年1月25日(21歳)
出身地:大阪府
血液型:A型
渡邉幸愛(わたなべ・こうめ)
生年月日:1998年3月17日(20歳)
出身地:宮城県
血液型:A型
内村莉彩(うちむら・りさ)
生年月日:2000年6月20日(18歳)
出身地:宮崎県
血液型:A型
長尾しおり(ながお・しおり)
生年月日:2003年11月9日(14歳)
出身地:岐阜県
血液型:B型
「ばぶりんスカッシュ!」
CD+Blu-ray ¥2,000(税込)
CD ¥1,000(税込)
「ばぶりんスカッシュ!」のMVはこちら!