FRESH ACTRESS 玉田志織
PHOTO=逢坂聡 INTERVIEW=斉藤貴志
衣装協力=ジョイフル恵利
「国民的美少女コンテスト」出身の16歳
ドラマ「私のおじさん」で女優デビュー
――去年の「国民的美少女コンテスト」で審査員特別賞を受賞して、今年はグラビアで注目されました。自分の出た雑誌はコンビニや本屋で見ました?
「ほとんど見られませんでした(笑)。どういうふうになっているのか怖くて、ちゃんと見られなかったんです」。
――バッチリでした。そして、1st写真集「はじめまして 16歳」も発売されました。
「私の中では70点くらいです。本当は30点ぐらいだと思っていたんですけど(笑)、皆さんが『良かったよ』と言ってくれるので、うれしかったです」。
――自己評価が低すぎます(笑)。写真集を撮影していた頃から、体重を6キロ減らしたそうですね。
「ちょっとぷっくりしていたので頑張りました。食べることが大好きなので気をつけましたけど、やっぱり食べないとストレスが溜まっちゃうので。体を動かして健康的に痩せられるように、筋トレとかを始めました」。
――どんなことをしたんですか?
「いろいろな種類の筋トレをしました。腹筋25回とかセットにして、バーッとやりました」。
――そういうことを毎日続ける意志の強さはあるんでしょうね。
「『女優宣言』もあったので、すごく頑張っていました」。
――その「女優宣言」が9月に岡田結実さん、宮本茉由さんと共にありました。女優は幼稚園の頃からの夢だったそうですね。
「『天才てれびくん』(NHKの子ども向けバラエティ番組)に出たいというのがきっかけだったんです。新聞に、てれび戦士で出ていた子が『所属してます』みたいなダンススクールの広告が載っていたので、そこに自分で電話して『入りたいです』と言いました(笑)」。
――幼稚園の頃に?
「小学1年生のときです。新聞に載っていた番号にかけて、自分で『入りたいです』と言ったら、『お母さんに替わってください』と言われて(笑)、お母さんに受話器を渡しました」。
――そういう大胆なことをする子だったんですか?
「昔はそうでした。というか、今もです(笑)」。
――それでスクールに入ることに?
「はい。ダンスや歌を習ったんですけど、今度はドラマに興味を持ち始めて、『メイちゃんの執事』とか『LIAR GAME』とか、いろいろ観るようになりました」。
――最近のドラマも観てますか?
「すごく観てます。『中学聖日記』にどハマリしました。あと、『今日から俺は!!』や『リーガルV』も面白かったし、冬のドラマはほとんど観てました」。
――「今日から俺は!!」みたいなコメディも好きなんですか?
「はい。学校でマネもしてます(笑)。(主題歌の)『男の勲章』を『3年生を送る会でやろうよ』と言ったら、みんな賛成してくれました」。
――よく「ホラーに出たい」と発言してますが、怖いのも観るんですか?
「ホラーは観られないにも関わらず、お父さんにつき合ってもらって観て、結局トイレに行けなくなって、お父さんに外で待っていてもらいます(笑)。友だちも茶化しながら『一緒に観ようよ』と誘うんですけど、自分は全然観られなくて、何の物語だったのかわかりません(笑)」。
――おばけ屋敷とかもムリなタイプですか?
「ああもう、入れないです。入っても途中退場しちゃったり、ずっと友だちの肩に隠れていて、何があったのかまったくわからないタイプです(笑)」。
――でも、ホラーには出たいと(笑)。
「はい(笑)。裏側を見てみたいんです」。
レッスンで初めて演技を誉められて
方向音痴も解消されてきました(笑)
――女優デビュー作となるドラマ「私のおじさん~WATAOJI~」では居酒屋の看板娘の役ということですが、居酒屋に入ったことはありますか?
「未知の世界です。今度お母さんと一緒に行って、店員さんがどういう接客をしているか勉強したいと思います。初めてのドラマで、今は不安しかないです」。
――でも、演技レッスンは受けてきたんですよね?
「受けてます。私、本当に演技がうまくできなかったんですけど、最近、初めて先生から誉められて、『演技ってこういうことなのかな?』と、ちょっとわかり始めてきました」。
――どんなことで誉められたんですか?
「『相手の台詞を自然に聞くのが得意だね』と言われました。台本を覚えてきてやっている感じではなくて、『言われたことを心から聞くのが上手い』ということでしたけど、『じゃあ、話すほうは?』とも思っちゃいました(笑)」。
――たぶん実際の会話のように、相手の言ったことを聞いて初めて返す感じになっていたのでは。泣いたり怒ったりの演技はどうですか?
「そういう感情の入ったシーンは得意なんです。むしろ普通のシーンが苦手で、素を出せなくて不自然になっちゃいます」。
――普段は感情の波はあるほう?
「結構落ち込んで1人で泣いてたりするタイプです。お母さんから『太ったんじゃない?』と言われただけで、『もう! 頑張ってるのに!』と怒ったり、ヘコんだりしちゃいます(笑)」。
――「国民的美少女コンテスト」の同期でグランプリだった井本彩花さんが出演するドラマは観てました?
「観てました。お互い『あれ見たよ』と言ってます。近くにいて一緒にレッスンを受けていた子がドラマに出ていたりすると、すごくうれしいです」。
――「私も負けない!」と思ったりはしません?
「まあ、それもちょっとだけあります(笑)」。
――宮城から上京したのは今年の4月なんですよね。東京暮らしにはすっかり慣れた感じですか?
「方向音痴は多少解消されたと思います(笑)。前はどこがどこだかわからなくて……。新宿とかで『北口で』って待ち合わせても南口に出ちゃって、『ここはどこ?』ということがよくありました」。
――東京で友だちはすぐできたんですか?
「転校したのが初めてで苦労しましたけど、今はたくさん友だちができて、楽しい学校生活が送れています。私は一度話せば、自分からズバズバ行っちゃうので」。
――東京のJKっぽく原宿や渋谷で遊んだりも?
「そこまではまだないですけど、この前、初めて友だちと新宿で遊びました。イマドキのプリクラを撮って、歩いて新大久保に行って韓国料理を食べて、とても充実してました」。
――プライベートでも楽しいことは多かったみたいですね。
「お仕事させていただけるから上京もできたんですけど、私が一番うれしかったのはディズニーランドが近くなったことです。前は仙台からはるばる来ていたのが、すぐ行けるようになりました(笑)。上京してからもう15回くらい行っていて、1年で20回くらいは行くと思います」。
――マウンテン系のアトラクションも乗りますか?
「大好きです! そういうのはディズニーランドでしか乗ったことがないので、富士急(ハイランド)の絶叫系も乗ってみたいです」。
――年末年始は帰省するんですか?
「できたら仙台に帰って、地元の友だちや親戚と遊びたいです。私、初売りが大好きで、毎年家族と行ってます。何が入っているかわからない福袋をゲットして、開けるのが楽しみ。いつもハズレな感じですけど(笑)、それも含めて楽しいです」。
――初詣ではどんなお願いごとをしますか?
「『健康で楽しく、充実したお仕事と学校生活を送れますように!』。わりと普通です(笑)」。
玉田志織(たまだ・しおり)
生年月日:2002年2月20日(16歳)
出身地:宮城県
血液型:A型
【CHECK IT】
2017年8月に「第15回全日本国民的美少女コンテスト」で審査員特別賞を受賞。同年12月に「2018ユニチカマスコットガール」(19代目)、2018年3月に「第90回記念選抜高等学校野球大会 センバツ応援イメージキャラクター」に選ばれる。「High school a Go Go!!」(TBSラジオ/月曜21:00~)に高校生サポーターとして出演中。1st写真集「はじめまして 16歳」(ワニブックス)が発売中。1月11日スタートの金曜ナイトドラマ「私のおじさん~WATAOJI~」(テレビ朝日系/金曜23:15~)で女優デビュー。
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