わーすた 故郷に銅像立てたいにゃん(仮) 小玉梨々華

故郷に銅像立てたいにゃん 小玉梨々華

PHOTO=古賀良郎 INTERVIEW=斉藤貴志

 
 
猫の日の2月22日に2ndシングル「ゆうめいに、にゃりたい。」と初の映像作品となるライブBlu-ray「完全なるライブハウスツアー2016~猫耳捨てて走り出すに゛ゃー~」をリリースするわーすた。ツアーでの各メンバーの地元撮りおろし写真と共に、それぞれのインタビューをお届けしています。3人目は札幌出身のワイドナ高校生、小玉梨々華。
 
 

札幌でのライブはエネルギーが自然に漲って
終わったあとは抜け殻のようになってました

 
――ツアーの札幌公演は10月末でしたが、寒かったですね。

「マフラーを持って行きました。その前の福岡では海で波打ち際まで入って遊んだのに、1週間で夏と冬を経験しました(笑)」。

――札幌の本当の冬は、あんなものではないでしょうけど。

「自分の背ぐらい雪が積もります。学校まで歩きだったんですけど、雪だと1時間ぐらいかかるときもあって。毎日遭難しそうになりながら(笑)、必死に通っていました」。

――地元でのライブは緊張するものですか?

「札幌に行くときから緊張してました。地元メンバーがMCのメインで曲振りや煽りもやるのが、ちょっと不安で。ストリート生時代から大切に歌ってきた『Peace Smile Girl』を久々にやることもあったし。一番に楽しみたい気持ちはありましたけど」。

――梨々華さんはいつも落ち着いているように見えますが……。

「『顔に出ないね』とよく言われますけど、自分のなかではガチガチで心臓がバクバクしてました。でも、ツアーのときはMCを頑張ろうと思っていて。決められたことを話すのは普通にできても、今の気持ちをちゃんとまとめて、みんなにわかりやすく伝えることが、ライブでは大事なので」。

――本番のステージでは、今までのライブではなかった気持ちにもなりました?

「最初からファンの方のコールがすごくて、テンションも高くて、こっちが楽しくさせてもらっている感覚になりました。私も負けないように高まるし、地元というだけで勝手にエネルギーが漲るというか。握手会で『今日のパフォーマンスは今までで一番輝いていた』と言われたんですけど、自然にそういうものが出たのかな。終わったあとは抜け殻のようになっていました」。

――ご家族も観に来られて。

「前日の夜も、おばあちゃんたちがみんなでホテルのロビーに来てくれて、車のなかで愛犬のまろんとも遊びました。ステージの間はずっと楽しかったんですけど、終わってから家族と会ったあとで寂しくなっちゃって、楽屋でずっと泣いていたんです」。

――握手会のあとで?

「いや、握手会の前に。ファンの方と会うから、メンバーに励まされて必死で泣きやんだんですけど、握手会でも札幌のアクターズスクール時代から応援してくれていたファンの方が来てくれて、懐かしくてまた泣いちゃいました」。

――梨々華さんはもともと女優志望だったんですよね。

「そうですね。小学生の頃にドラマで女優さんを見て、『こういうのをやりたいな』と思ってスクールに入ったので、演技レッスンはたくさん受けました。でも、いろいろなレッスンがあって好きなものを受けられたから、ほぼ毎日通って、ダンスもすごくやりました。ジャズにヒップホップにフリースタイル。今はモデルやバラエティも含めて、いろいろなことに挑戦したいです」。

――札幌で育ったことによって、梨々華さんのなかに育まれたものはあると思います?

「正直あまりわからないです。わーすたが結成されたとき、メンバーで私だけ離れたところの出身で、環境も違っていたから話が合うか不安でしたけど、そういうのも全然なかったし」。

――こじつけかもしれませんが、梨々華さんのおおらかな雰囲気は広大な北海道と重なる気もします。

「怒りっぽくはないかもしれませんね。ムキになることはあまりなくて、マイペースに生きています」。
 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

有名になってお金持ちになっても
老後のために全部貯金します(笑)

 
 
――2ndシングル「ゆうめいに、にゃりたい。」を最初に聴いたときは、どんなことを感じました?

「呪文みたいなところから始まって、『えっ、何これ?』とビックリしました。イントロから明るくて、かわいい感じの曲なのかと思ったら、歌詞はやっぱりブッ飛んでいて。でも、今までの『うるチョコ(うるとらみらくるくるふぁいなるアルティメットチョコびーむ)』とかとは違うブッ飛び方というか。またすごい曲が来たなーと思いました」。

――坂元葉月さんが「このニャン所が目に入らぬか」とやって、みんなが「ニャニャー」とひれ伏すところも面白いですね。

「ライブでは、そこのはーちんの顔を見ると、ニタニタしちゃいます(笑)。それでもはーちんは真剣にやろうとして、笑うのをこらえているのが面白いです(笑)」。

――実際に有名になったら、どんないいことがありそうですか?

「わーすたのトレーラーには憧れますね。走っていたら『うわーっ!!』って騒ぎそう」。

――お金持ちにもなったら、何に使います?

「とりあえず貯金したいです。老後に備えて」。

――16歳で老後の心配(笑)?

「老人ホームに入ることも考えて(笑)。たぶん欲しいものは買いたくなっちゃうと思いますけど、全部貯金しますね。売れたとしても、またすぐ下がっちゃうかもしれないから(笑)」。

――堅実ですね(笑)。同時発売されるツアーのライブBlu-rayには、初披露した「NEW にゃーくにゃくにゃ水族館2」も収録されますが、魚の顔マネはかなり練習したんですか?

「リハーサルのときから、みんな真剣に表情を作ってやっていました。人間っぽくないというか、生き物っぽい動きができるようにも頑張って」。

――梨々華さんはイルカとカサゴで。

「イルカは笑っている感じにしたんですけど、みんなが魚の顔マネをしているのに、ただ自分が笑顔になっただけだと思われそうだから、もう少しいろいろな表情をしたかった気持ちはあります。カサゴは名前も知らなくて検索したら、水族館にいそうな感じで。口をパクパクさせるのがポイントです」。

――初披露のもう1曲、青春パンクの「約束だから」も収録。

「第一印象からすごく入る歌詞とメロディで、人気曲になると思いました。ストーリー性が歌詞に現れていて、私はちょっとしんみりしますけど、前向きになれるような友情が描かれていて。卒業や友だちと離れて上京したときのことを思い出して、泣きました」。

――誰かと何か“約束”を交わしたんですか?

「上京したらなかなか会えなくなるけど、『イベントで札幌に帰ってきたら、絶対会いに行く』と友だちが言ってくれたのが、すごくうれしかったです。居場所がある感じがして。ツアーのリリースイベントにも来てくれました」。

――4月にはZepp DiverCity(TOKYO)でフルバンドでのワンマンが決まりました。

「わーすたって楽曲の振り幅が大きくて、アーティスティックな曲もあるので、フルバンドでやったら絶対カッコイイと思います。バンドの迫力に負けないように、私たちもパフォーマンスを頑張らないといけないですけど、すごく楽しみです」。

――梨々華さんは高校2年生になりますが、新たな気分になりそう?

「新しく何かするとかはないです。とにかく時間の流れをめっちゃ速く感じていて、ワンマンも『まだ先』と思っていたのに、すぐ来そう。だから高校生のうちに、たぶん高校生にしかできないことがあるので、それをやって、卒業したら高校生にはできないことをたくさんやれるようになりたいなと思います」。
 
 

 
 

 
 

 
 

 
 


 
 

小玉梨々華(こだま・りりか)

生年月日:2000年10月1日(16歳)
出身地:北海道
血液型:A型
 
 

わーすた

avexのアイドル専門レーベル「iDOL Street」の第4弾グループとして、2015年3月29日にメンバー5人で結成。英語表記は「The World Standard」で世界に照準を合わせていく。デジタルネイティブ世代アイドルとして、SNSとリアルの活動を通じて、海外にKAWAIIジャパンアイドルカルチャーを発信する。2016年5月4日に1stアルバム「The World Standard」でメジャーデビュー。同年9月28日に1stシングル「完全なるアイドル」を発売。
 
 
【CHECK IT】
2ndシングル「ゆうめいに、にゃりたい。」とライブBlu-ray「完全なるライブハウスツアー2016~猫耳捨てて走り出すに゛ゃー~」が2月22日(水)に同時発売。初のレギュラーラジオ番組「わーるどすたんだーどニッポン」(ニッポン放送/日曜24:50~)が放送中。定期ライブ「わーすたランド わ-5」を3月29日(水)に渋谷WWW X、全編フルバンドのワンマンライブ「The World Standard ~夢があるからついてきてね~」を4月22日(土) にZepp DiverCity(TOKYO)にて開催。
詳しい情報はわーすた公式サイトへ
 
 

「ゆうめいに、にゃりたい。」

Single CD + Blu-ray Disc(スマプラ対応)
¥2,160(税込)

 
 

「完全なるライブハウスツアー2016~猫耳捨てて走り出すに゛ゃー~」

初回生産限定盤 Blu-ray Disc3枚組(スマプラ対応)
¥8,100円(税込)

通常盤 Blu-ray Disc(スマプラ対応)
¥2,700円(税込)

 
 
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