五戸美樹の「生まれ変わったら鈴木愛理さんになりたい」 ハロプロ研修生@中野サンプラザ
HUSTLE PRESSでハロプロ関連のライブレポートを書いております、フリーアナウンサーの五戸美樹(ごのへみき)です。
ハロプロ界隈はリリースラッシュを迎え、このHUSTLE PRESSでもリリース週に毎回インタビューが入るようになりました!こちらも併せてお楽しみくださいませ。
このGWは忙しく、稲場愛香ちゃん(カントリー・ガールズ)活動休止の悲しみに暮れる一方、Juice=Juiceの日本武道館公演が11月7日(月)と発表され歓喜にわき、さらに我が軍の新戦力台頭が脳裏に焼きつきました。
今回は、5月5日に中野サンプラザで行われた、『ハロプロ研修生 春の公開実力診断テスト』をレポートします!
一年に一度この時期に行われる、研修生の実力診断テスト。研修生が自分で選んだ歌を、自分の考えた振り付けで、自分で決めた衣装を身にまとい、ステージに立つ。お客さんは“推し”ではなく、パフォーマンスが良かった子に投票し、ベストパフォーマンス賞が決まります。(この辺が“総選挙”とは全然違いますネ)
審査員は、司会のまことさん、ダンス指導のみつばちまきさん、歌唱指導の上野まり子さん、アップフロント・レコーディングディレクターの橋本慎さん、ハロプロアドバイザーの清水佐紀さん、そして今回初めて熊井友理奈さんも加わりました。
また、本編の進行は今年も放送作家のアラケンさん。研修生の発表順は、こぶしファクトリーが事前にくじをひいて決定。冒頭は研修生全員歌唱、そしてこぶし・つばきファクトリーが歌い、いよいよ発表会スタート!(以下、敬称略)
まことさんが見所として、「20世紀vs21世紀の戦い」とあげていましたが、まさに今のハロプロ研修生は、3年以上在籍している加賀や一岡といったお姉さん組と、今年入ったばかりの新勢力、どちらがどう出てくるかというのは、大きな注目ポイントでした。
それでは第1ブロックから振り返り!
1番・秋山眞緒。いわゆる24期(’15.4~)の13歳。曲は「カラダだけが大人になったんじゃない」。イントロはオリジナルの振りで、後ろ向きからセクシーにスタート。過剰に緊張するはずの一番手ですが堂々としていて、歌はまだあどけない所もあるけれど、ダンスはすごくうまくなった!いつユニットに入ってもおかしくないくらいの成長を感じました。
2番・高瀬くるみ。いわゆる23期(’15.3〜)の17歳。曲は「Moonlight night~月夜の晩だよ~」。ウサギ耳をつけ、登場から歓声。そして何と言っても歌が上手い!裏声と地声を使い分け、一人で歌いこなしました。審査員からも「普段キレイな歌声を披露する場がない。良い選曲をした」と絶賛。
3番・小野琴己。いわゆる25期(’16.1〜)の13歳。曲は「赤いフリージア」。歌ダンスともまだまだこれからですが、白ワンピから伸びる手足が細くて長い!モデルみたいです。
4番・井上ひかる。いわゆる19期(’13.5〜)で在籍年数が上から3番目の15歳。曲は「サヨナラ ウソつきの私」。黒のノースリーブにパールのネックレスでグッと大人っぽく、開脚のダンスも移動も目線もセクシーに決めました。そして歌が上手い。お姉さん組の実力発揮です。
5番は児玉咲子。いわゆる25期(’16.1〜)の13歳。曲は「夢見る 15歳(フィフティーン)」。彼女はキャラクター性でいうと随一でした。トマトをイメージした全身赤のフリフリスカート。歌もダンスもまだまだこれからですが、「リコピン星に連れていってあげる」という怖いもの無しの発言は、真面目な子が多いハロプロに新しい風を吹かせてくれました。
続いて第2ブロック。
6番・野口胡桃。いわゆる25期(’16.1〜)の14歳。曲は「時空を越え 宇宙を越え」。キレイな声に、色白な手足と白いシフォンワンピースがぴったり合っていた一方で、「普通やったらこんなとこで歌えんから」とバリバリの関西弁。ギャップが非常に好感度高い子です。
7番・加賀楓。いわゆる17期(’12.12〜)で一岡と並んで在籍年数最長の16歳。曲は「恋ING」。花柄のワンピースに、歌声は柔らかくしっとり。本人が「あえて苦手な分野に挑戦した」と言うほど、あえてバラード、あえてダンスほぼなし。ハッキリと彼女の“挑戦”が見え、清水佐紀に「泣きそうになった」と言わしめるほどの、一人の歌手としてのパフォーマンスを見せてくれました。「やわらかカエディ」(上野先生評)。
8番・前田こころ。いわゆる24期(’15.4〜)の13歳。曲は「SHOCK!」。この一年の伸び率が最も高い子のうちの一人だと思います。緊張の糸がほどけたのか、終わった途端涙。
9番・笠原桃奈。いわゆる24期(’15.4〜)の12歳。曲は「愛しく苦しいこの夜に」。白いタンクトップにデニムのショートパンツ。長髪を片側におろして、大人っぽい桃奈を見せてくれました。家の中でもハイヒールを履いて練習したとか。「いつもは里山な感じだけど、今日は都会的だった」(まことさん評)
10番・小野田紗栞。いわゆる21期(’14.10〜)の14歳。曲は「渡良瀬橋」。最近の発表会でも目立つようになってきた彼女が、高音のキレイな歌声を響かせました。そしてなんといっても歌い終えた後、リコーダー演奏を披露する斬新さ。上野先生に「ビックリ玉手箱」と言わしめる明るさは高評価でした。
それでは、第3ブロックです!
11番・米村姫良々。いわゆる25期(’16.1〜)の12歳(小6!)。曲は「The 摩天楼 ショー」。キッズダンスコンテストに出てきそうな小さな身体をめいっぱい使ったダンス!歌唱後アラケンさんのインタビューには小学生らしく「ハイ」しか言えませんでしたが、「ハイしか言わないね」と言われたら「ハイっ!」と元気に答えてくれました。
12番・段原瑠々。いわゆる20期(’13.9〜)のお姉さん組・14歳。曲は「初恋サイダー」。やっぱり歌の上手い子だなぁと感心させられます。しかしまき先生からは「欲を言うと、これくらいはできると思ってた」と厳しい評価。お姉さん組ならではの指摘…。
13番・堀江葵月。いわゆる22期(’14.11〜)の中でもナイスガールトレイニー出身のお姉さん組で17歳。曲は「Kiss me 愛してる」。「ねぇ」で腰を回して髪を振り乱し、セクシーに歌い踊り、安定感もある「ユーティリティプレーヤー」(上野先生評)。
14番・仲野りおん。いわゆる24期(’15.4〜)の14歳。曲は「ヤッタルチャン」。一人で歌うには辛い曲で、後半は息切れしてしまったけれど、この1年の伸びをおおいに感じさせてくれましたし、セーラー服姿もグッドでした。
15番・横川夢衣。いわゆる20期(’13.9〜)の17歳。曲は「♡桃色片想い♡」。クールビューティーを目指している彼女がここに来てシンプルに可愛いアイドルを表現。テニスウェアみたいなチェックのミニスカートにポニーテールがさわやか!
最終の、第4ブロック。
16番・島野萌々子。いわゆる22期(’14.11〜)の中でもナイスガールトレイニー出身のお姉さん組で16歳。曲は「Crazy 完全な大人」。彼女のイメージからは想像できない、黒のシースルーにへそ出しルック。難しい曲だけに歌はもう一歩でしたが、殻を破ろうとしているのを感じました。
17番・橋本渚。彼女も22期のナイスガールトレイニー出身、研修生最年長の18歳。曲は「抱いてよ! PLEASE GO ON」。自身が「最年長として研修生一セクシーに」と言うのがよくわかる、露出の多い肩出しへそ出しのダンサースタイル。“大人っぽい”のお手本、という評価も。
18番・小野瑞歩。いわゆる24期(’15.4〜)の15歳。曲は「ロマンティック 浮かれモード」。満面の笑みが印象的。歌もグッとうまくなりました。
19番・金津美月。いわゆる24期(’14.11〜)の13歳。曲は「インスピレーション!」。ロングカーディガンにニーハイソックスは個性的でバッチリ。歌もしっかりしてきたなぁと感心。
20番・一岡伶奈。いわゆる17期(’12.12〜)の加賀と並んで在籍年数最長のお姉さん組を代表する17歳。曲は「ガラスのパンプス」。あえて難しい曲を選んだ彼女の勇気に拍手。ダンスも歌声も見た目も、キレイでした。
ラスト21番・清野桃々姫。いわゆる25期(’16.1〜)の在籍最短・最年少11歳(小6!)。曲は「冷たい風と片思い」。ダンスがうまいのはお披露目から見てとれましたが、歌もうまいのですね…。怖いくらいの才能です。「ああ」で少しだけ音をはずしてホッとしてしまうくらい。アイドルになるために家族で幼いころから研鑽をつんできたのでしょう。他でもなく“ハロー!”を選んでくれてありがとう桃々姫。そしてトリをひくところがまたさすがです。今日一番の大歓声が待っていました。
そしてお客さんによる投票が行われ、ゲストパフォーマンスを挟んで、結果発表!
しかし今年はまだ審査が終わっていないという異例の事態。お客さんの投票結果は出ているものの、あまりに割れているため、審査員賞を選ぶのに迷っていると、まことさんから説明がありました。(審査員賞って投票結果も結構参考にしているんですネ)
しばらくして、いよいよ結果発表!!
審査員特別賞 井上ひかる。
ダンス賞 秋山眞緒。
歌唱賞 高瀬くるみ。
そしてベストパフォーマンス賞は228票の同票で二人。
笠原桃奈と清野桃々姫。
同票で二人なんてビックリ!そして清野、在籍4カ月少々でベストパフォーマンス賞は、過去最短間違いなし。素晴らしかったけれど最多票を得るとは…。ビックリです。一人での受賞ではなかった事は、彼女にとってよかったかもしれません。そして笠原、彼女もまだ12歳。新勢力の台頭めざましく、我が軍の新時代到来です!
審査員総評として、『ベテラン組にはもっと挑戦してもらいたい、もっと上を目指してもらいたい』とありました。もちろんさらなる高みを目指すのは大事なことですが、比べればお姉さん組の実力は圧倒的だったかと。投票モノというのは順番に大きく左右されるものですし、“新人なのにすごい”といったフィルターがかかるものかと。
そこで…、生意気にも、もし私五戸が審査員だったら、という目線でオリジナル賞を発表!
・ほぼベストパフォーマンス賞に高瀬。225票だったそうで、順番が最後の方だったら彼女が最多票を獲っていたかと。
・ベストバラード賞に加賀。あえてのやわらかカエディ、グッドでした。
・安定の実力を発揮したで賞に、一岡・井上・段原・橋本。
・成長著しいで賞に、秋山・小野田・前田。
・キャラクター賞として、児玉を推したい。
非常に見どころの多い公演でした。そして、米村・清野が娘。の13期に同時に入ったら…、とか、一岡・加賀がつばきに入ったらどうだろう…、とか、妄想を膨らませるのが大変に楽しい。これからどんな動きがあるのか…、今後も注目です。
(それにしても最後のももち先輩の「彼女になりたい」は可愛すぎた…)
5月5日 ハロプロ研修生 春の公開実力診断テスト セットリスト
M1 ハロプロ研修生/Say!Hello!
M2 つばきファクトリー/私がオバさんになっても
M3 こぶしファクトリー/桜ナイトフィーバー
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M4 秋山眞緒/カラダだけが大人になったんじゃない(Juice=Juice曲)
M5 高瀬くるみ/Moonlight night~月夜の晩だよ~(モーニング娘。曲)
M6 小野琴己/赤いフリージア(メロン記念日曲)
M7 井上ひかる/サヨナラ ウソつきの私(Berryz工房曲)
M8 児玉咲子/夢見る 15歳(フィフティーン)(スマイレージ曲)
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M9 野口胡桃/時空を越え 宇宙を越え(モーニング娘。’14曲)
M10 加賀楓/恋ING(モーニング娘。曲)
M11 前田こころ/SHOCK!(℃-ute曲)
M12 笠原桃奈/愛しく苦しいこの夜に(モーニング娘。曲)
M13 小野田紗栞/渡良瀬橋(松浦亜弥曲)
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M14 米村姫良々/The 摩天楼 ショー(モーニング娘。曲)
M15 段原瑠々/初恋サイダー(Buono!曲)
M16 堀江葵月/Kiss me 愛してる(℃-ute曲)
M17 仲野りおん/ヤッタルチャン(スマイレージ曲)
M18 横川夢衣/♡桃色片想い♡(松浦亜弥曲)
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M19 島野萌々子/Crazy 完全な大人(℃-ute曲)
M20 橋本渚/抱いてよ! PLEASE GO ON(後藤真希曲)
M21 小野瑞歩/ロマンティック 浮かれモード(藤本美貴曲)
M22 金津美月/インスピレーション!(モーニング娘。曲)
M23 一岡伶奈/ガラスのパンプス(後藤真希曲)
M24 清野桃々姫/冷たい風と片思い(モーニング娘。’15曲)
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(休憩・投票時間)
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M25 カントリー・ガールズ/ブギウギLOVE
M26 カントリー・ガールズ/愛おしくってごめんね
M27 つばきファクトリー/青春まんまんなか!
M28 こぶしファクトリー/チョット愚直に!猪突猛進
M29 広瀬・藤井・小川・浜浦・田口・和田・山岸・小片・新沼・谷本・一岡・加賀・横川・段原・橋本・堀江・島野・高瀬/おへその国からこんにちは
M30 野村・井上玲・岸本・浅倉・井上ひ・小野田・小野瑞・仲野・前田・秋山・金津・笠原・野口・小野琴・児玉・米村・清野/女の園
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(結果発表)
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M31 ハロプロ研修生feat.カントリー・ガールズ/彼女になりたいっ!!!
■Hello! Project 研修生発表会 2016 6月 ~EXCITING!~
6月4日(土)昼夜・大阪(Zepp Namba)、6月5日(日)昼夜・愛知(Zepp Nagoya)、6月12日(日)昼夜・東京(Zepp Tokyo)。
詳しくはオフィシャルサイトへ
■カントリー・ガールズライブツアー2016春夏開催中。ファイナルは6月30日(木)ZeppDiverCity (TOKYO)。
詳しくはカントリー・ガールズオフィシャルサイトへ
■こぶしファクトリー ライブツアー2016春 ~The Cheering Party!~開催中。
詳しくはこぶしファクトリーオフィシャルサイトへ
■DVD「つばきファクトリー SOUND+VISION Vol.1」5月18日(水)発売。
詳しくはつばきファクトリーオフィシャルサイトへ
1月28日「チャオ ベッラ チンクエッティ」のライブレポはコチラ⇒
2月4日「Juice=Juice」(NEXT YOU)のライブレポはコチラ⇒
2月13日「ハロプロ研修生」のライブレポはコチラ⇒
2月17日「こぶしファクトリー」のライブレポはコチラ⇒
2月24日「LoVendoЯ」のライブレポはコチラ⇒
3月9日「カントリー・ガールズ」のライブレポはコチラ⇒
3月20日「Hello! Project ひなフェス 2016」のライブレポはコチラ⇒
4月15日「アップアップガールズ(仮)」のライブレポはコチラ⇒
五戸美樹(ごのへ・みき)
生年月日:1986年4月9日
出身地:埼玉県
血液型:A型
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お茶の水女子大学文教育学部を卒業後、2009年にニッポン放送入社。アナウンサーとして「垣花正あなたとハッピー」中継レポーターや、ショウアップナイターなどの番組を担当し、2015年11月退職。趣味はアイドル観賞(特にハロプロ)、野球・競馬観戦。特技はマラソン。好きなものはラーメンとハンバーガー。
五戸美樹出演の「エクストリームBeauty」がTOKYO MXで16:30~17:00放送。スカパー!プレミアムサービス547ch・YouTube・ニコ生・AbemaTV FRESH!で16:30~17:30配信(17時までMXと同内容)。https://goo.gl/qLRAD9いずれも毎週月曜日~水曜日。MC:伊倉愛美。
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