もっと、新木優子②

もっと、新木優子②

PHOTO=堀内亮 STYLING=高野夏季
HAIR&MAKE=田中陽子(roraima) INTERVIEW=斉藤貴志

プロポーズは普通でいいけど
夜景ぐらいの演出はほしい(笑)

新木優子(あらき・ゆうこ)
生年月日:1993年12月15日(22歳)
出身地:東京都
血液型:A型
 
 
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小学5年生のときに原宿でスカウトされて芸能界入り。今年1月公開の映画「風のたより」で初主演。2017年新春公開予定の映画「僕らのごはんは明日で待ってる」でヒロイン。リクルートマーケティングパートナーズ「ゼクシィ」、ハウスメイトパートナーズ、au「Hello, New World」のCMがオンエア中。また、「non-no」(集英社)で専属モデル。「新木優子 photo book first.」、「新木優子オフィシャルカレンダー2016.4-2017.3」が発売中。
 
 
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もっと、「ぼくごは」!

 
 
――来年公開の映画「僕らのごはんは明日で待ってる(ぼくごは)」がクランクアップしたそうで。

「しました。1ヵ月間、私は主演の中島裕翔(Hey!Say!Jump)さんと、おばあちゃん役の松原智恵子さんとのシーンがほとんどで、スタッフさんも含めてすごく温かい現場でした。濃い1ヵ月で、自分も成長できたと思います」。

――ヒロインの小春の高校時代から7年間を演じるんですよね。

「就職して保育士になるんですけど、高校のときはハツラツとした天真爛漫な女の子で、髪を結んだり見た目から活発にしていました。大人になるにつれて、”家族を作りたい”という夢に向けて成長していきます」。

――そこは演技的にも変化を付けて?

「高校生の頃は小春が亮太を引っ張っていたのが、大人になると亮太が小春とちゃんと向き合って話せる相手になって。そこは自然に変化が付きました。小春になり切っていたので”どうしたい”という意識はなかったです。意識してないところで、仕草とかも大人になっていったと思います」。

――それは理想的な演技かもしれませんね。原作だと、小春は明るいけど何を考えているのかわからないところもあって。

「何も考えてないようで、考えてるところがある子です。そういう繊細な部分をどう表現するかは、監督ともいろいろ話しました。監督がよくおっしゃっていたのが”逆転の法則”。考えているからこそ、逆の行動を取る。心と態度が裏腹。そういうところが小春のキーなのかな」。

――サバサバした新木さんとは違うタイプ?

「小春の明るさも作ったものではないけど、やっぱり何かが逆転して、そういう態度を取るところもあって。すごく器用な部分もありますよね。私は全部表情に出してしまうけど、小春は自分より人のことを思いやる女の子だと思うんです。私も人のことを考えて行動できるようになりたいと、役を通じて思いました」。

――原作では、小春が「私が総理大臣になったら~」とか軽口をたたくやり取りも面白かったんですが。

「そういうところもまた小春らしいというか。『じゃじゃ馬で大雑把なキャラクターだよね』と監督と話してました。ハチャメチャで『結局、何なんだ?』というところが愛おしいです」。

――亮太と小春がつき合うきっかけになったのは、体育祭での”米袋ジャンプ”でした。新木さんは体育祭での思い出はありますか?

「体育祭じゃなく陸上競技大会ですが、走り幅跳びで2位になりました」。

――スポーツも得意そうですもんね。

「得意ではないです(笑)。球技がちょっと苦手で、学校でクラスマッチがあると、始まって3分ぐらいで相手に指さされて『あそこが穴だぞ』と言われるタイプでした(笑)」。

――それは意外。背も高いし、バスケ部とかにスカウトされそうなのに。

「バスケだったら、パスが自分に来たら、すぐ誰かに投げてました(笑)」。
 
 

もっと、モデル!

 
 
――「non-no」モデルとしても活躍中の新木さんですが、オシャレに目覚めたのも早かったんですか?

「中学では制服があって、部活もやっていたし、『休みの日に出掛けられる服があればいいかな』という感じでした。高校に入って、違う中学から来た友だちに刺激を受けて、ファッション誌を読み始めたんです」。

――じゃあ、女子としてはファッションに興味を持ったのはむしろ遅かったほう?

「遅かったですね。それまでも雑誌を見てはいたんですけど、『別にこんな派手な格好をしなくても』と思ってしまって(笑)。自分がモデルのお仕事をさせてもらってから、オシャレへの意識が上がって、続けていくうちに興味がさらに沸いて、自分なりのファッションを確立できるようになりました」。

――「non-no」の表紙を飾った号は永久保存版に?

「記念すべき1冊になりました。何より家族が喜んでくれて良かったです。ずっと支えてもらってきたので、『ひとつ恩返しができたな』という気持ちが大きかったです」。

――お母さんも喜ばれたでしょうね。

「毎月買ってくれているんですけどね。『non-no』以外の本も。この前、妹に言われたのが『お姉ちゃんが写っているものはだいたい家にあるよ』って」。

――モデルの仕事の面白みはどんなところですか?

「スチールはいろいろ撮ったなかの最高の瞬間を切り出して、雑誌に載ったり、いろいろなところに出る。映像は一瞬一瞬では表現できない仕草や目の動きを表現できる。その違いは大きいと思いますし、女優の勉強にもなります」。

――大変なこととしてよく言われるのが、撮影で夏に冬服を着て、冬に夏服を着ると。

「そうですね。この前もワンピース1枚で九十九里の海辺で撮って、寒くて死んじゃうかもしれないと思いました(笑)」。

――集中力で乗り切って?

「 “気持ちは春”と保っていました」。
 
 

もっと、「ゼクシィ」!

 
 
――CMにもいろいろ出演されてますが、「ゼクシィ」は特に反響が大きかったのでは?

「本当に『ゼクシィ』のCMが決まったときは、いろいろな人が『おめでとう』って連絡をくれて、うれしかったです。オンエアが始まってからも、流れるたびにたくさん連絡が来ました。『急に流れた』って動画を送ってくれたり。反響はすごくありました」。

――ウェディングドレスは撮影で初めて着たそうですが、自分の結婚式ではどうしたいとか、考えたりしました?

「普通にウェディングドレスを着て式を挙げたい、というだけです。派手なことはしなくていいので(笑)。(『ゼクシィ』付録の)ピンクの婚姻届けを出したいです」。

――理想のプロポーズはありますか?

「夜景の見えるきれいなレストランで、端の席に座って、ごはんを食べて、指輪をパカッとして、プロポーズしてほしいです。シンプルに伝えてくれれば、うれしいと思うので。普通のことを普通にやっていただければ」。

――でも、夜景は欲しいと?

「そのくらいの演出はあったほうが。自分の部屋とかだと特別感がなくなっちゃうので、ちょっと頑張っていただきたいなと(笑)」。
 
 

もっと、大学卒業!

 
 
――大学は3月で無事卒業ということで。

「卒業します。4年で」。

――仕事も忙しかったのにダブらず、すごいですね。寝ないで講義を受けたこともあったり?

「そんなことはなくて。みんなと普通に授業を受けてました。たまに友だちにノートを貸してもらったり、苦労もありましたけど、なるべくレポートで済む授業を取るとか、工夫をしつつ」。

――体がキツいときもありませんでした?

「あったと思いますけど、忘れました(笑)。テスト時期は大変だったり、寝ないでレポートを書いたりもしましたけど、終わってみれば『もっと頑張れたかな』と思うので」。

――”苦労は引きづらない”という話は今回のインタビューで一貫してますね。大学生活の収穫というと?

「お金では買えない友だちとの出会いがありました。あと、仕事と両立させる厳しい状況のなかで、精神力は磨かれたと思います」。

――学んだことも役立ちそうですか?

「授業ごとに初めて会う人もいて学年もバラバラだったので、人との接し方は勉強になりました。英語も学んだので、海外の人とのつき合い方も考えたり。もしお仕事で海外に行く機会があれば、そこは生かしていけるかな」。

――卒業後は時間が空く分、始めたいこともありますか?

「字がきれいな人って、魅力的だなと思うんです。それだけで知的に見えたり。一人の女性として第一印象も大事ですけど、字を書いたときに印象が決まることもあると思うので、ペン習字を習いたいです」。

――手書きで字を書くことが少ない時代に、そこに目が行きましたか。普段の息抜きは何をしてるんですか?

「休みの日は友だちと出掛けたり。一人でいるより、人と接する時間が好きなので。友だちとショッピングしたり、カフェでくだらない話をしたり、そういう時間を大切にしています。普通のことを普通にできる幸せを噛みしめながら生きています」。
 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 
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