PICK UP IDOL こぶしファクトリー Part2
PHOTO=古賀良郎 INTERVIEW=柳真樹子
――オリコンウィークリー1位や年末の「日本レコード大賞 最優秀新人賞」を受賞。2回目の登場で、さらにパワーアップしているこぶしファクトリー! 新人賞をもらった感想を。
井上「発表された時は、頭の中、真っ白になって。家に帰ったらお母さんたちが凄く喜んでくれて、家族でお寿司を食べに行きました。お祝いのメールが何件も来てて! 学校でも『見たよ~』って言ってくれたので、凄く嬉しかったです」。
田口「こぶしファクトリーという名前を呼ばれる直前は緊張するじゃないですか?『誰が選ばれるんだろうな~?』って、私は凄くドキドキしていたんですけど、結構ドラムロール流れるのが長かったんですよ。その間は、選ばれなかったらどうしようと思ってたんですけど、『ダン♪』ってドラムロールが流れ終わった時には『これは、私たちが選ばれる!』って思ったんですよ。何故かっていうと、発表前のお母さんとのLINEで、『あんたは運だけはいいんだから、自信もって頑張りなさい』って言われてたんで、自分の運を信じてあの場に立っていました。選ばれる!って信じてても、やっぱり、こぶしファクトリーと呼ばれたら一瞬『えっ!?』ってなりました。楽屋に戻って信じられないぐらいに泣いてよろこびました」。
小川「当日、本当に緊張していて。私たち以外の新人賞の3組のパフォーマンスレベルも凄く高くて自信を失ってました。いざ名前を呼ばれたら、ほっとしたのと、会場にお母さんが来てくれたので嬉しくなりました。数週間後に、録画した映像を見たら、私、凄く泣いてたせいで、結構、テレビに抜かれてて(笑)」。
――映るの狙って泣いた(笑)?
小川「狙ってはなくて心の底から嬉しくて泣いたんですよ(笑)。私が泣いてるのをいちいち親が止めて見て『かわいいじゃん!』って言ってきて(笑)。もう、凄く恥ずかしかったです!」。
藤井「私は泣かなかったんで、逆に全然テレビに映ってなかったです(笑)。やっぱり受賞したときは、凄く嬉しくて、涙より笑みでいっぱいでした。楽屋に帰ったら友だちや家族から『おめでとう』という連絡をたくさんもらいました。オフィシャルブログでも、応援している方々からコメントを頂いて、こんなにたくさんの方に支えられているんだなということを改めて実感が出来て、この受賞で恩返しができたんじゃないかなと思いました」。
――受賞してから、気持ちの変化とか成長はありましたか?
藤井「大きな変化はなかったんですが、見られ方が『最優秀新人賞』を獲ったグループになるので、今までと同じようにやってはダメだなと思います。『さすが最優秀新人賞だね』と思われるグループになりたいです」。
小川「心の変化があったわけじゃないですけど、グループ的には、最優秀新人賞を頂いてからは、より一層、パフォーマンスもちゃんと揃えたり、話し合ったりするようになりましたね」。
田口「私は最優秀新人賞という大きな賞を頂いてから、それからが大切だと色んな方に言われました。ここで満足しないで、次にまた、レコード大賞の場に戻って来なきゃいけないと思いました。メジャーデビューの時は意識はしていたものの勢いとかもあったかもしれませんが、今はパフォーマンスを揃えたり、煽りももっと上手くないたいと思っていました。普段の生活でも、いつどこで誰に見られても恥ずかしくないような生活をしなきゃと思ってます。学校にいる時も意識しているので、すごく変わりました」。
井上「レコード大賞の時は、『ドスコイ!ケンキョにダイタン』をパフォーマンスさせてもらいました。歌とかはまだまだなんですけど(照)、2ndシングルを発売させて頂いたので、『成長したな』と思われるように、色々な活動を頑張っていきたいなと思います」。
――ちょうど、『こぶしファクトリー』という名前をもらって1年ですよね。そのタイミングで、新曲がウィークリーで1位。特に「1位だったら●●」みたいな宣言はしてませんが、改めてファンの方に、1位を獲ったお祝いに提案したいことってありますか?
小川「忘年会じゃないけど、どっかのお店にみんなで集まって、『こぶしファクトリー、1位おめでとう~!」「わー!」みたいな、パーティー系をやってみたいです。みなさんで1部屋に集まれるのかは謎ですが(笑)」。
藤井「直接、感謝の気持ちを伝えたいので、たくさんお話できるパーティーとかやりたいです」。
田口「私もそれに限るかなと。やっぱりいちばん大切なことは言葉で伝えないと意味がないから」。
井上「今、自分で『いいこと言ったな』って思ってるでしょ?」。
――ドヤ顔だもんね(笑)。
小川「顔だけで表現できないかわね(笑)!」。
小川「小学生の頃、家族みんなでお花見に行ったんですよ。そこにゴーカートがあって、その上に桜の木があって、花びらもたくさん散ってる中で楽しかった思い出があります」。
藤井「去年、こぶしファクトリー全員で、『Week End Survivor』というミュージカルをさせて頂いたんですけど、そのミュージカルの時期が春だったんですよ。その会場の近くに桜の木がすごくいっぱいあって、さらにこぶしも咲いててきれいだなっていう思い出があります」。
田口「いつか忘れたんですけど、約4年か5年くらい前に…」。
――だいたいで大丈夫だよ。
田口「約4年か5年か6年くらい前に…」。
――増やしてきたね(笑)!
田口「そのぐらいの時に家族でお花見に行ったんですけど、お父さんが写真撮るのが好きなんですよ。柵みたいなところに登って、桜のアップとかスマートフォンで撮りまくるお父さんを冷めた目で見つめてたのを覚えてます。おめでたい出来事があったので、家族みんなで和やかなムードでした。その桜の枝で、1本だけ出ていたので、私の身長でも触れる距離にあったので、手のひらに乗せて写真を撮ったことを覚えています」。
井上「私は桜の花びらが5つ揃っている一束を道ばたに落ちてるのを見つけて。踏まれてないキレイなものがあったので、本に挿んで乾かしてしおりにしました。友だちと一緒に作っていたので、友だちの分も私の本に挟んでいるんですがしなしなになったので渡し難いなって。あと、桜の花びらが地上に落ちて散るまでの間にキャッチすると願いが叶うらしいのですが、まだキャッチしたことがないんで、今年は挑戦します」。
――「チョット愚直に!猪突猛進」ですが、こぶしファクトリーを表す四文字熟語をお願いします。
小川「一期一会です! 一生に一度しかない出会いだと思うと、私たちも研修生に入ってなかったら出会えてないんだよ? 道ばたですれ違うかすらも分からない。この活動をしていなかったら出会えてなかった仲間です」。
井上「一網打尽です。響きが力強くてこぶしっぽいかなと。こぶしの勢いも感じて欲しいなって」。
藤井「切磋琢磨って出てますか?」
――ノムさんが言ってましたね~。変えちゃうの?
藤井「じゃあ、波瀾万丈! 結成されて約1年が経ちますが、波瀾万丈な1年で。最初は話したこともないメンバーだったし、私にとっては、先輩にあたるメンバーもいて、そんなに凄く親しいわけでもなかったので『こういうメンバーでやっていくのか』とドキドキしてたんです。インパクトのある名前を頂き、メジャーデビューもし、最優秀新人賞も頂けて、ツアーもやらせて頂き、オリコンウィークリーでも1位。本当に波瀾万丈な1年でした」。
――じゃあ、そろそろ考えをまとめた田口さん(笑)。
田口「温故知新です。古いものを温めつつ、新しいものを生み出していくので、今のこぶしファクトリーは現状維持なので…」
全員「現状維持…!?」
田口「今のこぶしファクトリーの良さも保ちつつ、また新しいこぶしファクトリーを見せていけるようになりたいです」。
井上「ジェスチャー激しいな(笑)」。
――(編集長)言ってること多少分からないところあったけど(笑)、ジェスチャーで伝わりました。みんな意外と考えてきて成長してるなあ…。でも、この2人(田口、小川)が喧嘩するっていうね。
田口「さっき、前のグループがインタビュー中に、『最近は喧嘩がなくなったね』というのが聞こえてきたら、麗奈が『おい! そろそろ喧嘩しようぜ!』って言ってきました(笑)」。
――ネタか(笑)! 結構、ビジュアルに反して子供なところあるよね。
井上「精神年齢的には、(小川は)下から数えた方が早いかなって(笑)」。
小川「あんまり話しちゃダメなんですね、私。ボロが出ちゃうから(笑)」。
藤井「和田桜子」。
小川「鏡餅」。
田口「ひがし餅」。
全員「(爆笑)」。
井上「ピンク」。
――じゃ、1個ずつ検証しましょうか。
藤井「いちばん身近にいる桜って、和田桜子ですから」。
――じゃあ、毎日のように桜のお花見出来るんだね?
藤井「さこに桜を感じたことはないんですけど(笑)」。
――向こうから本人ガン見。じゃ、ここは(田口&小川)飛ばして、先に井上さん。
井上「結構、早く咲く桜ってピンクなんですよね。この前8人で撮影しに行った、河津桜はピンクで、桜は桜でも色んな色のピンクがあるなって思いました」。
――素敵な回答だね~。それに比べて…(笑)。さあ、説明して頂きましょう?
小川「鏡餅って、二段重ねのみかんがくっついてるものですよね? お正月の時の? お正月の時に、お内裏様とか飾るじゃないですか」
藤井「違うよ、それはひな祭りだよ(笑)」
小川「ひな祭りの時に、お内裏様とかペアで何か飾るじゃないですか? で、鏡餅も飾って、食べるじゃないですか?」
田口「違うよ~、それは私が言いたかった餅だよ!」。
――ひがし餅(笑)?
藤井「ひし形の餅のこと?」。
田口「鏡餅につられて、急にきたから何かと混じってひがし餅になったんですよ」。
井上「ひし餅ね」
田口「私が思ってたのは、ひし餅なんですよ(笑)」
――精神年齢が低い2人なのはよく分かりました(笑)。
田口「1人のときは、こんなにふざけてないです(笑)」。
藤井「真面目な話し合いの時は真面目に的確な意見を出してくるんですよ」。
――へ~。この数分の間、そんな真面目な田口さんは少しも垣間みれなかったです(笑)。
田口「どういうことですか(笑)!」。
――3曲目の「押忍!こぶし魂」ですが、みなさんの考える『こぶし魂』とは?
藤井「インパクトの強さがこぶし魂と思います。ユニット名も楽曲も…。今回の楽曲で言えば、イノシシダンスがあったり、アイドルが着ないような学ランを着たり。こぶしらしさが確立しているので、インパクトがこぶし魂だなと思いました」。
井上「個性の強さです。一人一人の個性が強く、輝いてるし。小川麗奈ちゃんと田口夏実ちゃんのペアも楽しいですし。8人で集まってもそれぞれ個性があるのにグループの個性もあるのがいいところだなと思います」。
――ありがとう。これで、問題の2人が楽しみです。挙手した方からどうぞ!
小川「歌い方とダンスです。アイドルの方ってあんまりがなったりしないじゃないですか。でも、こぶしファクトリーは面白い曲だったりがなったりも多く。パフォーマンスも応援団のフリが入っていたり、『ラーメン大好き小泉さんの唄』もラーメンすすったりとか。曲に対して合ったフリなんかが武器になっていると思います」。
――おお!言い切ったね!
田口「明るさだと思います。こぶしファクトリーは楽屋でも静かになることがなくて。凄く疲れていたら、10秒ぐらいは静かになることがあるんですけど、誰かがすぐ喋っちゃう。にぎやかなので、他のアイドルさんはどうなのか知らないんですけど、表でも裏でも明るいです」。
――スマホとかいじったりしないんだ?
田口「みんないじってても、口はちゃんと動いてるんですよ!」。
――会話成立するのは意外とハードだよ?
藤井「スマホ私やってる?」。
全員「やってるよ!」。
藤井「でもスマホでの会話と、その場での会話は難しいですね~」。
――ゲームとかやってるの?
藤井「調べものです」。
田口「ネットパトロールしてくれるんです!」。
藤井「会話の中のものを調べてみんなに伝えるんです」。
田口「それで、また会話が盛り上がるんです(笑)」。
――ちょっと、意外とちゃんとみんな答えられましたね~(笑)。今回は負けちゃった気分です。次の3rdシングルの時はもっと難しい質問にしなきゃですね。
藤井「みんなで先読みしようぜ!」。
全員「イェーイ!!」。
こぶしファクトリー(こぶしふぁくとりー)
2015年1月にハロプロ研修生より8人で結成、2月に「ハロ!ステ」にてユニット名「こぶしファクトリー」を発表。2015年3月にはBerryz工房の須藤茉麻とともに全員がミュージカル『Week End Survivor』に挑戦。同年9月にリリースしたメジャーデビューシングル「ドスコイ!ケンキョにダイタン/ラーメン大好き小泉さんの唄/念には念(念入りver.)」をリリース。2015年「日本レコード大賞」最優秀新人賞を受賞。
【CHECK IT】
毎週木曜日「The Girls Live」(テレビ東京系 25:00~)にレギュラー出演中。毎週月曜日~金曜日「おはスタ」(テレビ東京系 6:45~)に井上玲音がおはガール(日替わり)として出演。2月17日にリリースの2ndシングル「桜ナイトフィーバー/チョット愚直に!猪突猛進/押忍!こぶし魂」がオリコンウィークリー首位。3月19日(土)、20(日)に開催の「Hello! Projectひなフェス2016」に出演。
藤井梨央(ふじい・りお)
ニックネーム:りおりお
生年月日:1999年3月4日(17歳)
出身地:愛知県
血液型:B型
小川麗奈(おがわ・れな)
ニックネーム:れなこ
生年月日:2000年3月27日(15歳)
出身地:栃木県
血液型:A型
田口夏実(たぐち・なつみ)
ニックネーム:たぐっち
生年月日:2000年7月21日(15歳)
出身地:埼玉県
血液型:A型
井上玲音(いのうえ・れい)
ニックネーム:れいれい
生年月日:2001年7月17日(14歳)
出身地:東京都
血液型:O型
オリコンウィークリーチャート1位を獲得した桜満開の「桜ナイトフィーバー」のPVはこちら!