FRESH ACTRESS 松永有紗
PHOTO＝名児耶洋 INTERVIEW＝左藤豊
映画「暗殺教室～卒業編～」出演！アイドル、モデルとしても
活躍する美少女は、目下女子力上昇中！？
――有紗さんも出演した、映画「暗殺教室」の第2作目「暗殺教室～卒業編～」がいよいよ公開されますね。
「はい！ 原作マンガもアニメも大人気だし、その映画に出られるのはすごくうれしいです！」。
「そうですね、”ザ・女の子！”っていう感じの女の子です。スタイルの部分はご想像にお任せします！（笑）、マンガをじっくり読んで『どういう子なんだろう』って理解したり、あとは普段から女子力をつけようと思って、ハンカチやちり紙をちゃんと持つようにしました」。
――「ちり紙」って…あんまり女の子が使わない言葉のチョイスだよね（笑）。いきなり女子力を疑ってしまいます…。
「ティッシュですティッシュ！ 恥ずかしい～（笑）。それまでもハンカチやティッシュをまったく持たないわけではなかったんですけど、忘れることが多かったですね」。
――映画では同世代の共演者が多かったと思うんだけど、撮影現場はどんな雰囲気でしたか？
「昨年の10月頃から約1か月間泊り込みで撮影をしたんですけど、今回は『卒業編』で2作目だったから、もう最初からみんな仲が良くて、本当の学校みたいでした。休憩時間も若者らしいというか、今食べたいご飯についてしゃべったり、くだらない遊びをしたりして、学校の休み時間みたいな感じで盛り上がっていました。レモンスカッシュや指スマとかをしたり」。
――え、レモンスカッシュって何？
「えっ？ ♪C.C.レモン～C.C.レモン～、って。3回ためるとミサイルが1個撃てるんですけど…、知りませんか？」。
――ごめん、初めて聞きました。有紗さんの年代だとみんな知っている遊びなのかな？ でも、指スマは分かりますよ。
「よかった。『ちっち～の！』って！」。
「ありは『ちっち～の！』なんですよ。人によって掛け声が違うから、それで盛り上がったり。でも『ちっち～の！』は確かに少なかったですね。『何それ！』ってよく言われます。ありからしたら『逆に、何って何？』って感じなんですけど（笑）」。
――楽しい現場だったんですね！
「はい！ あと、筋トレもしましたね。ケータリングがすごくおいしくて、みんな食べすぎちゃって…。『これじゃヤバいから運動しよう！』って話になって、みんなで朝の日課としてラジオ体操と筋トレをするようになりました」。
――健康的だ！ じゃあ、今回演技面で意識したことはありますか？
「前作よりも今回のほうが感情の差が激しいんですよ。だから、そこの表現を意識して、気を付けて演技するようにしました。それと、前作よりみんな戦闘力が上がっている設定なんですよ。だから、アクションシーンは前作より機敏に動いているように見せるためにリハーサルをしっかりやりましたね」。
――なるほど。アクションシーンにはCGもいっぱい使われるし、”殺せんせー”も実物がいるわけじゃないから、演技も難しいよね。
「せんせーが止まっている時はいいんですけど、戦うシーンは難しいんですよ。せんせーはマッハで動くから、みんなの目線をそろえるのが難しくて。何度もリハーサルしました」。
――では、『暗殺教室～卒業編～』の見どころを教えてください！
「今作は衝撃が多いですよ。せんせーのカミングアウトとか。全部見どころなんですけど…殺せんせーが最後どうなって、生徒たちはどうなっていくのか、ぜひ注目してほしいですね。あぁ、もう、（結末まで）全部しゃべっちゃいたい！」。
「あと1年でJKブランドがなくなってしまう…（笑）。でも、淋しいというよりはまだ1年あるから、3年生になったらみんなでどんな思い出を作ろうかなっていうワクワク感でいっぱいです！ みんなでディズニーに行ったり、バーベキューしたいねって話はずっとしているんですけど、なかなかみんなの予定が合わなくて。早く実行したい！」。
――エンジョイしてますね～。勉強のほうはどうでしょう？
「勉強は、あんまり…（苦笑）」
「上手いかヘタかは別として、歌ったり踊ったりするのは大好きです！」。
――「別として」ってことは、苦手なのかな…？
「はい、特に歌が（笑）。ダンスも難しいところだと習得するまでに時間がかかったりするんですけど、それより歌が不得意で…。音程がなかなかつかめないんですね。練習はすごくしているんですけど、（ライブ中は）息も上がっているし、楽しくてワクワクしているから、つかみづらい音の部分はやっぱりピョンと外しちゃったりしますね。そうするとファンの方にも『あぁ～、外した～』って顔をされたり（笑）。でも、それでも応援してくださるファンの方には本当に感謝しています」。
――でも、レッスンを重ねることで、だんだんと歌は改善されてきてはいるのかな？
「う～ん…。改善している気はします、自分の中では（笑）。歌は永遠の課題なんですけど、そこはメンバーみんなで支え合っています！」。
――”リンクSTAR’s”には新メンバーの加入も決まったし、これからの活動も楽しみだね。
「はい！ 期待やワクワクがすごく大きいです！」。
鬼ごっこやドロケイが大好き！ 全力でやります！
でも最近はみんな一緒にやってくれなくて…（笑）。
――ダンスの話もあったけど、有紗さんは運動は得意なんだよね？ バトントワリングをずっとやっていたと聞いています。
「3歳からやっていて、全国大会で金賞をいただいたこともあるので、運動神経には自信があるほうです！ 水泳もやっていましたし、陸上や球技も好きです。ポートボールも得意です！」。
「走り回っていましたね～。木登りもするし、少年みたいでした。鬼ごっこやドロケイも好きで、中学生の時も全力でやっていました（笑）。でも、高校生になってからは周りも『え、鬼ごっこするの…？』みたいになって、昔みたいに活発にはやらなくなったんですけど」。
――まぁ、確かに鬼ごっこする女子高生もなかなかいないからね…（笑）。あとはキックボクシングも始めたんだって？
「はい。まだ始めたばっかりなんですけど…。今、『Ranzuki』っていうファッション雑誌のモデルをやらせていただいているんですけど、体型維持や体幹を鍛えるために通っています！ あ、対戦はしたことないです（笑）」。
――女優もアイドルもやりながら、モデルの活動もやっているんだもんね。ファッション雑誌モデルの楽しさってどういうところかな？
「素人みたいな話になっちゃうんですけど、いろんな洋服を着れたりメイクをしていただいて、いろんな新しい自分を見られるのがうれしいですね。あとは、雑誌なので、冬に春服の撮影をしたりして、次のトレンドを先取りできるところかな。次はこんなアイテムが来るとか、こんなメイクが流行るとか知れるところが楽しいです」。
「ラフでカジュアルなファッションが好きですね。あと、キャラクターものも大好き！ 柄が派手な服が好きかな～。全身にシンプソンズのキャラが入った服を着たりしていますよ（笑）。あと、レッスン着のハーフパンツも、トイストーリーのキャラが全員いる、みたいな（笑）。本当にキャラものが好きなんですよ。雑誌の編集の方には『ワンピースとか、かわいいガーリーなファッションが好きそうな顔をしてるのにね』ってよく言われるんですけどね。古着も大好きだし。でも、女の子らしいファッションをまったくしないわけでもなくて、日によって楽しみながら服は変えています」。
――では最後に、将来はどんな人になりたいですか？
「う～ん、ざっぱり言うと…」。
――え？ 「ざっぱり」…？
「え、なんて言うんだっけ？ 『ざっくり』？ 恥ずかしい！（笑） …ざっくりとした答えになってしまうんですけど、今はアイドルもモデルもやって、女優として映画にも出演させていただいて、いろんなことに挑戦させていただいているんですけど、本当にどれも全部楽しいから、『ひとつに絞って』と言われてもまだ絞れないんですよ。だから、欲張りかもしれないけど、今は全部やりたい。中途半端じゃなく全部一生懸命丁寧にやっていって、いつかその中から一番やりたいことを見つけたら、それに専念していきたいです。そしていつか、『松永有紗ちゃんだ！』ってみんなが知っているようなタレントさんになりたいです！」。
松永有紗（まつなが・ありさ）
生年月日：1998年8月8日（17歳）
出身地：東京都
血液型：A形
【CHECK IT】
2012年よりアイドルユニット「リンクSTAR’s」のメンバーとして活躍中。女優として、2015年3月に公開された映画「暗殺教室」に引き続き、続編となる3月25日（金）公開「暗殺教室～卒業編～」にも出演している。このほか、「ワイドナショー」「ワイドナB面」（フジテレビ系）やソフトバンクCM「白戸家『ギガどーん』篇」への出演も。ファッション雑誌「Ranzuki」（ぶんか社）の専属モデルを2015年11月号より務めている。
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