PICK UP CASTER 篠原梨菜
PHOTO=厚地健太郎 INTERVIEW=田中裕幸
『めざましどようび』『めざましテレビ アクア』の
新お天気キャスターは”ミス東大”の20歳
――お天気キャスター・デビューして4ヶ月。もう番組には慣れてきましたか?
「最初はすごく緊張したんですけど、少しずつ慣れてきて、共演者の皆さんやスタッフの方に優しくサポートしてもらっていることもあり、今は緊張が少しずつ薄れてきました」。
――もともとアナウンスの仕事には興味があった?
「昨年ミスコンに参加して、同じ年度でアナウンサーになることが決まっている方や目指している方がいて、話しているうちにお仕事として意識するようになりました」。
――ほんわかとした癒し系のキャラクターの篠原さん。特に『めざましテレビ アクア』の共演者とのクロストークではひときわゆったりとしたトークと雰囲気が印象的です。すごくマイペースな感じがいいですね。
「(笑)。もともと結構のんびりしているので、そういうところが出ているんじゃないかと思います。緊張はもちろんしているんですけど……」。
――あまりそう見えないのかな?
「そうかもしれません(笑)。『フォトダイアリー』というコーナーがあって、自分の近況を写真を交えて紹介しているんですけど、そこでも『私だけのんびりしているかも?』と思います。でも、それが自分らしさでもあるのかなと。のんびりまったりしていただければと思います」。
――朝4時台の早朝ということで、観ている人にとっては、せわしなく話されるよりちょうどいいペースかも。
「でもまた眠くなっちゃうかもしれません(笑)」。
――現在心掛けていることは?
「『めざましどようび』では、自分の体感で『今のお台場はこんな感じです。週末はこんな感じです』ということを、顔出しで紹介する時間があって、始めた頃、そこが一番緊張しました。わかりやすく読むということだけではなく、“伝える”ということができず、最初は特にたどたどしかったと思います。ただ同じテンションで言っていても伝わらないので、『ここを強調したい』とか、楽しい雰囲気を意識して伝えつつ、『この大雨の話は真剣な表情で』などメリハリをつけて伝えます。また、自分がイメージしているものの数割増しで表現しないと伝わらない。オンエアを見直すと自分が思っているほど出来ていないので、そこは頑張りどころです」。
――でも今の若い人って、人前で表現することに慣れているというか、テレビ初レギュラーでもどうしようもなくガチガチというのはあまり感じない気がします。
「最初はガチガチでした(笑)」。
――今のこういう仕事をしている人はミスコン経由の人も多くて、そういう意味で場慣れしているのかもしれません。
「そうですね。ミスコンを経験していなかったら、もっと緊張していたかもしれません。ミスコンでインタビューをしてもらう機会があったり、テレビに出る機会もあったりしたので、その面では少し慣れたのかなと思います」。
アイドル・ダンスのサークルでも活躍
モー娘。曲などのカバーで奮闘中
――もともとミスコンに出たきっかけは?
「知人に誘われて出ることになりました。大学生活でその時期しか経験できないだろうなと思って。それまで積極的ではなかったのですが、いろんな人と話す機会が増え、そういうことは大事だなと思いました。ミスコンを経験して、自分が何かを伝えることをしたいという気持ちが高まりました」。
――ミスコン以外でも、人前で表現する経験ってありますか?
「大学では『東大娘。’17』」というアイドル・ダンスのサークルに入っていまして、アイドルグループの楽曲のコピーをやっています」。
――ダンスはもともとやっていたんですか?
「いえ。経験は全然なくて、入ってから練習しました」。
――主にどんなグループの楽曲を?
「モーニング娘。’17、ももいろクローバーZ、AKB48、乃木坂46、欅坂46……いろいろです」。
――多彩ですね。特にモー娘。なんか難しそう。バキバキのフォーメーションダンスで、未経験者にはハードルが高い?
「はい、難しいです!『泡沫サタデーナイト!』を踊ったんですけど、やっぱり大変でした。ダンス経験のある人に教えてもらいながら頑張りました」。
――もともとアイドルが好きだったの?
「はい。幼稚園でモーニング娘。やミニモニ。をすごく好きになって、中学生くらいでAKB48も好きになりました。“総選挙”に投票したりもしていました」。
――女子大生のアイドル・ダンス・コンテストのUNIDOLは有名ですが、出場したことがあるんですか?
「私は出たことはありませんが、先輩は出場されていて、先輩方がUNIDOLに出ているのを観に行っていました。その中で特に好きな先輩のことをアイドル推しみたいに見ているんですけど、UNIDOLでの先輩の姿を見て私も入部しました」。
――その先輩は一学生でありながら、ファンがいるんですね。
「はい! とても可愛くて、大学祭のステージでもアイドルが好きなお客さんが集まって盛り上がっています」。
――篠原さんも次の大会には出たい?
「ダンス経験者なら負担も軽いのかなと思うんですけど、私は文化祭で1、2曲やるくらいが今は精一杯かなと思います」。
――人前でダンスをする経験も、テレビでしゃべるにあたっていい経験になっていたのかもしれません。
「はい! あと高校の時はバンドをやっていました。学祭のステージで歌ったりもしました」。
――パートは?
「ベースです。最初はギターをやりたかったんですけど、ベースのほうが楽しくなってきて……。ベースができる子って少なかったので、いろんなバンドを掛け持ちしていました」。
――話は戻って、最近はお天気の伝え方のツボはわかってきました?
「ただ読んでいるだけにならないようにしたいという思いはあります。お天気の情報って生活にすごく密着した情報。そういうところを認識して、適切に伝えられたらと思います。そのためにはちゃんと自分でも把握して流れを理解した上でお伝えしたいです」。
――この夏は大雨など自然災害が多く起こったり、気象情報の重要性を再確認させられるタイミングでしたね。
「はい。自分の役割をきちんと果たして、責任を持ってお伝えしなくてはいけないと改めて思いました」。
――最後にこれから目標を。
「もともとニュースに興味がありましたが、まだまだ勉強しなければならないこともあるので、今はお天気をしっかりと頑張りたいと思います」。
篠原梨菜(しのはら・りな)
生年月日:1996年10月29日(20歳)
出身地:神奈川県
血液型:O型
【CHECK IT】
2016年ミス東京大学に選ばれる。現在、フジテレビ系『めざましテレビ アクア』(木、金)、『めざましどようび』(土)にお天気キャスターとしてレギュラー出演中。また『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!』(テレビ朝日系)にも出演。
詳しい情報は公式HP