PICK UP ACTRESS 髙橋ひかる
PHOTO=逢坂聡 INTERVIEW=斉藤貴志
衣装協力=ジョイフル恵利
コスプレ少女役でインパクトを与え
モデルデビューで表紙を飾る
――2018年は多岐に渡り活躍したひかるさんですが、「Ray」の専属モデルデビューも飾りました。
「モデルはずっとやりたかったんです。物心ついた頃から憧れが強かったので、やっと、ついに、念願の……という感じでした」。
――いきなり表紙に大抜擢でした。
「周りの反響が大きかったので、すごくありがたいなと思います」。
――ファッション誌は小さい頃から読んでいたんですね。
「ずっと身近にありました。もしかしたら幼稚園の頃から、お姉ちゃんが買ってきたのをこっそり読んでいたかもしれません(笑)。小学校に上がったら、お母さんにおねだりして、小学生向けのファッション誌を買ってもらってました」。
――憧れのモデルはいましたか?
「モデルの世界自体に憧れがあって、その時々に好きなモデルさんがいました。年齢によって『Seventeen』とか読む雑誌も憧れもどんどん変わり、『Ray』は高校生になって、お姉ちゃんと一緒に読んでいました」。
――モデルさんはスタイルキープのためにいろいろ気を使うようですが、ひかるさんくらいスレンダーだと、何も必要がなさそうな気がします。
「骨が細いと言われて、上半身は細く見えがちなので、得といえば得なタイプかもしれません。食べることはすごく好きで、私からごはんを取っちゃうとダメですね(笑)。食事制限より、運動してうまくスタイルを保ちたいです」。
――ラジオの「GIRLS LOCKS!」では料理研究部を始めました。
「そうなんですよ。部長をさせていただいてます」。
――自分からやりたい企画だったんですか?
「私が提案しました。番組のスタッフさんと『どんな部活にしようか?』と話し合ったんですけど、私が一番好きなのは料理なので、料理研究部になりました」。
――「自分でお弁当を作って学校に持っていく」とラジオで話してました。
「そうですね。前日の夜ごはんの余りをお弁当に入れたりしています」。
――手の込んだものを作ることも?
「料理は特技ではないので、めちゃめちゃすごいものではなくて、ハンバーグや唐揚げや肉じゃがを作ってます。自分が好きなものや食べたいものを作るだけの趣味程度です(笑)」。
――料理研究部では、自慢のレシピを教えてもらう「飯テロレシピ」の募集もしていますが、夜中に何か食べたくなることはありますか?
「あります! 最近は音フェチ動画が流行っていて、サクサク食べる音とかを聞くと『めっちゃイイ~』となるんです。そのおかげで唐揚げにハマっちゃってます(笑)」。
――そこはやっぱり食べすぎに注意?
「はい。でも、お米をあまり食べないようにして、その代わり、お肉とかをしっかり食べます(笑)」。
――2018年を振り返ると、ドラマ「高嶺の花」で演じた原田秋保のコスプレ少女ぶりがインパクトありました。
「アニメやマンガが好きで、一度コスプレをしてみたいという憧れがあったので、願いが叶った感じです。いつかプライベートでも、コミケとかでクオリティ高めのコスプレをしてみたいと思ってます(笑)」。
――「高嶺の花」でやったコスプレの中で、特にお気に入りだったのは?
「全部がお気に入りですけど、その中でも特にシスターの服で大きいピンクのツインテールをしたのは、石原(さとみ)さんや他の共演者の方からも好評で、私も好きでしたね。普段は絶対にできない髪型なので(笑)、とても印象的です」。
――眼帯をしたゴスロリのコスプレは、言われないとひかるさんだとわからない感じでした。
「あのコスプレは本当に変身できた感じがしました。『印象に残った』とも言われます」。
――ひかるさんはスタイルがいいから、2次元ネタのコスプレも似合ってましたね。秋保は「うっせー!」とか「じゃねーよ!」とか、ひかるさんのイメージにはない言葉遣いをしていました。
「役なので言っていただけですよ(笑)。秋保は本当はすごく純粋で真っすぐな女の子で、その表現方法がコスプレだったんですね。キャラクターになり切ることによって、やりたいことができる。そこは私も理解できたし、現代を生きる若い子たちはわりとわかるんじゃないかと思いました」。
新しい年には人間性を磨いて
「一緒にいたい」と思われるように
――あと、「踊る!さんま御殿!!」で爪痕を残したり、バラエティでも頑張ってました。
「バラエティは勉強中です。観るのは大好きですけど、まだまだわからないことだらけです。でも、最近は共演する皆さんとのコミュニケーションを取れるようになってきて、合間にちょっとお話させていただいたりもします」。
――「スクール革命!」とかで?
「そうです。春日(俊彰)さんに『どうしたらいいんですかね?』と聞いたりしました。少しずついろいろ学びながらやってます」。
――どんなアドバイスが役に立ちました?
「春日さんは『ありのままでいいんじゃない?』と言ってくださいました。ザキヤマさん(山崎弘也)はいつもカメラが回る直前にイジってくれます。私の『チオビタ』のCMに絡めて『お父さんに謝らなくていいの?』とか(笑)。皆さん温かくて、居心地がいいです」。
――去年の晴着撮影の取材では「自分に自信を持ちたい」と話してましたが、ドラマに主演したりしたので、自信はだいぶ付いてきたのでは?
「まだまだです。自信がどこかから湧いて出てくるなら、汲みに行きたいくらいです(笑)。実際は努力しないと自信は付かないと思うので、まだまだ努力が足りない気がします」。
――というより、より高いところに目が行くようになったからでは?
「まだ結果を出せてないとは思っています。今は皆さんの助けがあるからこそ、お仕事ができているので、もっと成長したいです」。
――プライベートでは17歳の青春を楽しんでいますか?
「まあ、そうですね。2019年はラストJKになるので、現役高校生の間に制服でたくさん遊びに行きたいです」。
――以前はJK定番の原宿は「ついて行けない」という話が出てました。
「本当ですか(笑)? 今はそういう抵抗はなくなってきています。でも、いまだに人混みは苦手です。私、田舎っぺなので(笑)、できれば広々とした道をのんびり歩きたいです」。
――じゃあ、東京ではお休みの日に何をしているんですか?
「お料理をしたり、お母さんとショッピングしたり、映画を観たり……。あと、録画したテレビを観ていることが多いです。勉強も兼ねて、ドラマやバラエティを観ています」。
――では最後に、2019年に磨きたいことは何でしょう?
「人間性を磨きたいです」。
――おーっ。大きい目標ですね。
「魅力的な人間になることによって自信も持てるでしょうし、自分のことを好きになれたらいいなと思っています」。
――どんな人間が魅力的だと思いますか?
「私のことを誰かが見て『この人と一緒にいたい』と思ってもらえたり、話していて『楽しい』と感じてもらえたり、そういう空気感があったらいいですよね。その上で、存在感もちゃんとある人間になりたいです」。
髙橋ひかる(たかはし・ひかる)
生年月日:2001年9月22日(17歳)
出身地:滋賀県
血液型:O型
【CHECK IT】
2014年に「全日本国民的美少女コンテスト」でグランプリを受賞。2016年1月公開の映画「人生の約束」で女優デビュー。主な出演作はドラマ「おんな城主 直虎」(NHK)、「パフェちっく!」(FOD)、「高嶺の花」(日本テレビ系)など。大鵬薬品工業「チオビタ・ドリンク」、ノーリツ「NORITZ」、ブルボン「ルマンドアイス」、ジェイテクトのCMがオンエア中。「SCHOOL OF LOCK!」(TOKYO FM/月~木曜22:00~)内の「GIRLS LOCKS!」で毎月4週目にパーソナリティを務める。「Ray」(主婦の友社)の専属モデル。
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