PICK UP ACTRESS 森七菜

PICK UP ACTRESS 森七菜

PHOTO=厚地健太郎 HAIR&MAKE=佐藤寛(KOHL)
STYLING=申谷弘美(Bipost) INTERVIEW=田中裕幸
衣装協力:ドレス=ADELLY(¥56,000)

 
 

 
 

 
 

 
 

映画「461個のおべんとう」に出演
初々しい恋愛も!?

 
 

――今回のインタビューは、映画の完成披露舞台挨拶のあとにお願いしましたが、舞台挨拶にはもう慣れましたか?

「はい。昨年『天気の子』のときに、何度も経験させていただいたのでそれで鍛えられました(笑)」。

――本作のキャストの方々とは撮影以来会うのは久しぶり?

「はい。それに今回の舞台挨拶で『はじめまして』の方もいました」。

――そうなんですか!

「野間口徹さん(井ノ原快彦さん演じる主人公・一樹のバンドのマネージャー役)は『エール』でも一緒なんですが、『エール』でもこの映画でも二人一緒のシーンはなかったので」。

――梅ちゃん(「エール」での役名)は、野間口さんの喫茶店には行ってないですからね。さて本作で、七菜さん演じるヒロミは、一樹の息子・虹輝(道枝駿佑)のクラスメイト役で、章雄(若林時英)とともに“おべんとう”がきっかけで仲良し3人組になります。劇中3人でのシーンが大半でしたが、男の子二人と仲間という形って、これまでの出演歴では珍しいかも。撮影現場では楽しかった?

「すごく楽しかったです!」。

――人見知りすることもなく?

「最初は人見知りしていたんですけど、二人が盛り上がっているのを見て私も楽しくなりました」。

――現場ではどんな話をしていましたか?

「他愛もない話ばかりしてて……あれ、どんな話してたんだろう(笑)。『どんな映画が好き?』とか他愛もない話が多かったかな。和気あいあいとしていました」。

――3人のシーンでもその楽しい雰囲気が反映されたり?

「はい。アドリブも多かったし。前もっての話し合いはあまりせず、その場で生まれたものを大事にするようにしました。若林さんは共演が2度目だったので、信頼関係もありました」。

――「こう言ったらこうくるだろうな」みたいな?

「はい。でも、最終的には本編で使用されなかったのですが、窓に向かって叫び出したときはビックリしました、この人になりふり構わずパスを渡しちゃいけないって(笑)」。

――道枝くんは初共演でしたが、イメージしていた感じと実際に共演してみてどうでしたか?

「背が高くてスマートな印象だったんですけど、3人でお芝居をしていたら結構弟気質なところがあるのかなと思いました。みんなで話しているときにも割といじられがちだったり(笑)」。

――ヒロミの役を演じるにあたって、どんな女の子だと思いましたか?

「いい意味でも悪い意味でも自我が強い女の子。そこは私とあまり似てないので、ちょっと難しいなと思いました。特に『私の言ったこと、本当だったでしょ!』と強く言うシーンでは、『これは観ている人に嫌われかねないセリフだな』と思いつつ、でもヒロミって愛すべきキャラクターの女の子だから、いろんな言い方を考えました」。

――虹輝とは一緒にいることで心が近づいていき、ただの友だちから次第に……という関係ですが、その気持ちの動きを表現するにあたっては?

「ヒロミは最初からガツガツ行く、肉食系なところがあって……」。

――最初から虹輝に対しての恋愛感情はあった?

「どうしても仲良くなりたいという思いはあったと思います。昼休みに虹輝のところに机をガンっと持っていって一緒にお弁当を食べたり、そういうのはヒロミの自我の強さが出ていると思います。『私が仲良くなりたいと思ったら、仲良くするんだ!』って」。

――七菜さんの場合は自分からガツガツ行けない?

「私は絶対無理です!」。

――気になる人がいたとしても自分からは……、

「絶対に行かない!」。

――気づいてくれと?

「いや、それもないですね(笑)」。

――ところで今回の作品は、息子のために高校3年間、お弁当を作り続けたお父さんとその息子との愛情の物語となっています。高校3年間、地元・大分での高校生活と東京での芸能活動との両立を支えてくれたお母さんと七菜さん自身に重なる部分もあったのかも。

「ありますね。お弁当のことでも、大分に帰って高校に行くとお弁当が必ずあって、でも東京の生活ではそれがないので、そのありがたみはリアルに感じられました。卒業した今、この映画を観て、その懐かしい思いが蘇りました。『ああいうお弁当もあったな』とか思い出して、ちょっと虹輝が羨ましくなりました。小学校や中学校のときは給食でしたが、遠足のときは特別にお弁当だったので、すごく楽しみでした」。

――井ノ原さん演じる一樹における「玉子焼き」のような、お母さんならではの“キラーおかず”みたいなものってありました?

「ハンバーグですね。本当においしかったです! お弁当箱の半分くらいを占める大きなハンバーグで!」。

――顔を見ているだけでおいしさが伝わってきます(笑)。
 
 

 
 

 
 

 
 


 
 

森七菜(もり・なな)

生年月日:2001年8月31日(19歳)
出身地:大分県
血液型:A型
 
【CHECK IT】
2016年、地元の大分で家族と食事中にスカウトされたことをきっかけに、行定勲監督のWeb広告に出演し芸能活動をスタート。2019年、ドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」(日本テレビ系)、そしてヒロイン・陽菜の声を演じた映画「天気の子」(新海誠監督作品)出演で一気に注目度を上げる。今年は映画「ラストレター」、「青くて 痛くて 脆い」、そしてNHK連続テレビ小説「エール」に出演しさらに話題に。現在初主演ドラマ「この恋あたためますか」(TBS系)が放送中。映画「461個のおべんとう」は11月6日(金)に全国公開。今後も「ライアー×ライアー」(※W主演 2021年公開予定)など話題作の公開が予定されている。ファースト写真集「Peace」が発売中。

 
 

映画「461個のおべんとう」

詳しい情報は「461個のおべんとう」公式サイトへ
 

 

 

 
 
 
 

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