≠ME(ノットイコール)連載 私服でポン! 1人目 尾木波菜

≠ME連載 私服でポン! 1人目 尾木波菜

PHOTO=堀内亮 HAIR&MAKE=オサレカンパニー
INTERVIEW=斉藤貴志

 
 
2021年はメジャーデビューを控える≠ME。私服グラビア連載の冬編がスタートします。今回もトップバッターは尾木波菜。あまり着ないというロングワンピースは「スカートの形と繋がった首元がかわいくてお気に入り」とのこと。
 
 

 
 

 
 

 
 

ファンの人にずっと離れないでほしいので
自分も好きになってもらう努力は怠りません

 
 
――今回の私服コーデもバッチリですね。

「元NMB48の村瀬紗英さんがプロデュースしているブランド(ANDGEEBEE)の服なんです。本当はネットで注文した別のものを着るつもりでしたけど、届かなくて。2日前に急きょ、ずっと気になっていたこの服を『買うしかない!』と思って、店舗に行きました。買って良かったです」。

――黒いリボンもアクセントになっていました。

「こんなに大きいリボンを付けたのは初めてです。メンバーの(鈴木)瞳美がよく、ああいう形のを付けていて、かわいいなと思って探しました」。

――撮影中にカメラマンさんも言ってましたが、モデルっぽいポージングがキマっていて。

「Jamie エーエヌケーさんのカタログモデルをやらせていただいたとき、家で練習したんです。雑誌や先輩の大谷映美里さんのHoney Cinnamonさんのカタログをいっぱい持っていたので、それを見ながら鏡の前で『こうやればいいんだ』って、ポーズを取ってました。独学なので、合っているのかわかりませんけど」。

――モデルももともとやりたいことだったんですか?

「アイドルになってから、やりたいと思うようになりました。そもそもアイドルもモデルも、なりたくてなれるものではないと考えていて。私は現実的な子どもだったので、小4くらいからずっと、保育士になろうと思っていました。普通に中学、高校、大学と進んで、就職して結婚する人生を送るんだろうなと」。

――じゃあ、自分のアイドルの才能に気づいてビックリ?

「才能なんてありませんけど、この道に進むとは思ってなくて。小学生の頃の私が知ったら、ビックリするでしょうね(笑)」。

――それから、古い物を売っている雑貨屋でひと目惚れした懐中時計を買ったとか。

「そうなんです。よく行くお店で、衝動買いしました。私、オルゴールの中身とか、時計の歯車とか、何だかわからない鍵とか、そういうアンティーク系のものを集めるのが好きなんですね。懐中時計は見掛けることはありましたけど、止まっているものが多かったりして、買ったのは初めてです。柄が好みで、形も開いた感じもすごく良くて『これだ!』と思いました」。

――それにしても、高校生で懐中時計とは渋いですね(笑)。

「確かに(笑)。首に掛けたりして持ち歩いていると、メンバーに『何それ?』と言われました。でも、めちゃめちゃお気に入りです。高価なものではないんですけど、デザインが心に響きました。自分のファッションにも合うかなと」。

――普段は服もビンテージな感じなんですか?

「かわいいピンクとかではないですね。最近、自分の好きなものを着たいと、すごく思うようになりました。ノイミー(≠ME)に入ってから1年半くらい、人前に出るお仕事だし、女の子がよく着る服の方がいいかなと思って、いろいろ買ってみたんです。でも、自分の欲しいものは昔と変わらなくて。イベントや撮影では、きれいな衣装がいいと思いますけど、プライベートでは好きなものを着ればいいのかなと。インスタグラムを始めたので、懐中時計とか自分の趣味的なものはそっちに上げて、楽しんでいます」。

――テレビ番組では「あざとくて何が悪いの?」が好きだとか。

「めちゃめちゃ好きなんです! 毎週観てます」。

――あざとさに共感するわけですか?

「私もファンの人に『あざとい』と言われることはありますけど(笑)、あざとい女の子って好きなんです。頭が良くて、ちゃんと考えて生きているのを、尊敬するというか。私は『あざとい』って、好きになってもらう努力だと思うんです。私自身、たぶん第一印象はとっつきにくくて、かわいい感じではないですけど、初対面の人とも仲良くしたいので、すごく勉強にもなります」。

――波菜さんの第一印象はそういう感じではない気がしますが、あの番組で出てくるようなあざといテクニックを、ファンの方に使うこともあるんですか?

「お話会とかで、よく来てくださる方には、打ち解けてサバサバしています。女の子には友だちみたいな感じで笑ったりもしますし。基本的にキャラを作るのは得意ではなくて、作っても続けることはできないタイプです。だから素を出す部分が多いですけど、初めての方には『あざとかった』と言われがちかもしれません。それは『また来てほしい。好きになってほしい』という気持ちが強いからだと思うんです」。

――なるほど。

「私、寂しいのが悲しい人なので(笑)、できれば、ずっと隣りに誰かにいてほしい。ファンの人にも離れないでほしい。そのためには、自分も普通に生きているだけだと、絶対ダメじゃないですか。だから、好きになってもらう努力は怠りたくないんです」。

――上目づかいとか、わかりやすくあざといことをするわけではなくて?

「お話会やサイン会で楽しくなると、声のトーンは高くなって、キャピキャピした話し方をしています(笑)。上目づかいとか釣るようなことも、『やって』と言われたらやります。何より気持ちを伝えたいので、『来てくれてありがとう。大好きだよ』と言うことは多いですね」。

 
 

寒いのは苦手ですけど雪は好きで
スケートも毎年行きたくなります

 
 

――波菜さんは冬と聞くと、どんなことが思い浮かびますか?

「何だろう? 冬は好きではなくて。寒いのが苦手なので、毛布とかのイメージですかね」。

――朝、布団から出るのもしんどいとか?

「本当にダメです。冬は布団から出たくなくて、目覚ましは5分おきにかけます。しかも、全部違う曲にしないと起きられません(笑)。でも、雪はめちゃめちゃ好きです」。

――千葉ではあまり降りませんよね。

「小学生の頃から、家族でスキーに行ってました。得意というか、普通に滑れます。イコノイの社員旅行ではスノボを初めてやって、結構転んで、最後のほうは疲れて進めなくなりましたけど、すごく楽しかったです」。

――冬の休日はどんなことをしますか?

「スケートがめちゃくちゃ好きで、毎年必ずやりたくなります。横浜の赤レンガ倉庫のリンクによく行ってましたね。友だちとスケートしてから、中華街でおいしいものを食べます」。

――スケートはいい感じで滑れるんですか?

「得意です。回転したりはできませんけど(笑)、手すりとか使わないで滑れます。バレエやバトンをやっていたので、最初からそんなに苦労しなかった気がします」。

――冬にデートするなら、理想はありますか?

「やっぱりスケートが良くないですか? 自然に手を繋げるイメージがあります(笑)。別々に滑ることはなかなかないと思うので、ずっと隣りにいて距離が縮まって楽しそう。でも、彼氏か……。全然想像もできない感じです(笑)」。

――お正月は尾木家で恒例ですることはありますか?

「3年くらい前までは、スキーに行って、そのまま年越しということが多かったです。おばあちゃんちに泊まることもあったかな。基本は寝正月(笑)。私はお雑煮がめっちゃ好きで、柚を入れて食べるのが楽しみでした。豚汁が好きで、その上位互換がお雑煮な気がするんです」。

――豚汁にお餅を入れた感じのお雑煮なんですか?

「若干違うと思いますけど、似てる味なので。お餅は砂糖醤油でもいっぱい食べるので、お正月は太りがちです(笑)」。

――では、好きなウインターソングというと?

「BoAさんの『メリクリ』がめちゃめちゃ好きです。『冬だな、クリスマスだな……』という感じがして、よく聴きますし、カラオケでもよく歌います」。

――カラオケはよく行くんですか?

「今は行きません。家で歌ってます。カラオケだと、冬の歌ではないですけど、NMB48さんの『虹の作り方』をいつも歌います。アイドル好きの友だちと行くことが多くて、何人かで歌うと楽しい曲なので」。

――2020年を振り返ると、波菜さん的に大きかったことは?

「やっぱりメジャーデビュー決定ですね。自分たちのジャケット写真のCDが出せることは、すごく楽しみです。私はアイドルファンだったので、握手券が付いたCDをめっちゃ買ってましたし、ノイミーのCDが出たら、家族がたくさん買って家に飾ると思います(笑)。悲しかったことだと、私はツアーをすごく楽しみにしていたので、今でも中止になったのを思い出すと涙が出ます。また機会があったらいいなと思います」。

――2020年に観たアニメで、一番面白かったのは?

「『魔女の旅々』が良かったです。ラノベ系の画が好きで、どハマリしちゃいました。原作を読んで内容も面白かったので、アニメを楽しみにしていたら、作画が完璧。これは神だなと思いました。主人公のイレイナがあちこち旅して、毎回ハッピーエンドではなくて、シビアな話もありますけど」。

――4話の滅びた国の記憶を失くした王女の話は、何ともいたたまれない感じでしたね。

「私はラノベを読んで結末を知ってましたけど、複雑でした。王女は自分で記憶を失くしていて、お父さんに復讐したくなる気持ちもわかりますけど、国まで滅ぼすのか……と思いました。でもアニメなので、ハッピーエンドもバッドエンドも楽しみました」。

――2021年はどんな年にしますか?

「さっきお話ししたように、自分の好きなものを確立していきたいです。メジャーデビューもしますし、私にしかできないことを見つけて、グループの役に立てれば。歌やダンスは私よりうまい子がいるので、12人の中で必要な存在になるために、自分らしく何ができるか探す1年にしたいです」。

――「P.I.C.」ではスティックを使う振りがありましたが、波菜さんのバトン経験が活かせたのでは?

「スティックを回す振りがあって、私はすぐできましたけど、他のメンバーは苦戦していて『教えて』と言われて、『私にも役に立てることがあった』と思いました。ダンスは周りの子に教えてもらうことが多いので、良かったです」。

――波菜さん的には楽勝だったわけですね。

「さすがにバトンを3年やってましたから。MVではしっかり回しているところは映ってませんけど、機会があれば、お見せしたいと思っています」。

――個人でやりたいこともあるんですか?

「モデルさんのお仕事は楽しかったので頑張りたいのと、自分の好きな系統のお洋服も作れたらいいだろうなと、ちょっと思います」。

――大谷映美里さんみたいに、ブランドとコラボしたり?

「そういうのは憧れます。あと、お話しするのも好きなので、ラジオができたらいいかなと思います。私もアイドルさんのラジオをよく聴くので」。

――どんな番組を?

「その都度調べて聴きます。アイドルさんのラジオを聴きながら、眠ったりもしていて。(山本)杏奈さんの『マヨラボ(真夜中Labo)』も聴けるときは聴いて、楽しんでいます」。

――波菜さんも「≠ME尾木波菜の○○」みたいな冠番組を持ちたいと?

「それはちょっと荷が重いかな(笑)。でも、バラエティだったり、おしゃべりをお仕事にできたらと思っています」。
 
 

 
 

 
 

尾木波菜(おぎ・はな)

生年月日:2003年5月8日(17歳)
出身地:千葉県
血液型:B型

尾木波菜 個人Twitter
 
【CHECK IT】
2019年2月に、=LOVEに続く指原莉乃プロデュースのアイドルグループ第2弾として結成された≠MEのメンバー。=LOVEの8thシングル「青春“サブリミナル”」のカップリングに≠MEの新曲「P.I.C.」を収録。2021年キングレコードからメジャーデビューが決定!
詳しくは≠ME 公式HPへ
 
 

独特の世界観をかもしだす「P.I.C.」のMVはこちら!

 
 

直筆サイン入り自撮りチェキ応募はコチラ⇒