=LOVE(イコールラブ)連載 私服でぽん! 4人目 齋藤樹愛羅
PHOTO=堀内亮 HAIR&MAKE=オサレカンパニー
INTERVIEW=斉藤貴志
日本武道館ライブから始まった2021年の躍進に期待の=LOVE。メンバーの冬の私服グラビア連載の4人目に最年少の齋藤樹愛羅が登場。薄緑のニットにベルトを合わせ、高1らしく「GUで揃えた3000円コーデ」とのことです。
元はネガティブなので落ち込むと
来世でしたいことを考えます(笑)
――去年の秋、樹愛羅さんのツイッターが凍結になる事件がありました(笑)。
「私もお誕生日にプロフィールに風船がパーッと出るようにしたくて、生年月日を入力したら即ロックされました(笑)。ツイッターって今はアカウントを作れるのが13歳以上なんですよ。私イコラブ(=LOVE)に入ってアカウントを作ったのは12歳のときだったから、誕生日を入れ直したら消えてしまいました(笑)」。
――他のメンバーもいたときだったんですよね?
「そうなんです。レッスンが終わって、次の仕事までの時間だったから、そんなことになって、みんなに大爆笑されました(笑)」。
――それはそうと、樹愛羅さんのツイッターは何か面白いですよね(笑)。「朝起きる時思いっきりジャンプしたらイヤホン踏んで、片耳聞こえなくなって最悪!」とか。
「私、イヤホンを絶対に壊すんですよ。運命かのように毎回壊れてしまって、今使っているのも、たぶん1カ月後には壊れているんです(笑)。だから、高いイヤホンを買っても意味なくて、悲しいです」。
――いつも踏んづけて壊れるんですか?
「知らないうちに壊れたり、抜くときにガーッとやったり、なくしたり……ですね。気をつけようと思っているんですけど、無理なんです(笑)」。
――そもそも朝起きてジャンプって、どういうことですか?
「私は2段ベッドの上で寝ていて、下は収納みたいな感じで、階段を降りるときにジャンプしたんです。そしたら、ちょうど下にイヤホンがあって、踏んでいてビックリしました」。
――あと、「ドラマ系とか週一配信のやつって待ちきれなすぎて」ともありました。どんなドラマを観ていたんですか?
「『私たちはどうかしている』を観てました。浜辺美波さん、めっちゃかわいいですね。最初は『時間があるから観るか』みたいな感じだったんですけど、どんどんハマりました。私、何か刺激的な展開がないと観たくなくて(笑)」。
――じゃあ、「わたどう(私たちはどうかしている)」はピッタリでしたね。アニメも観てました?
「アニメは最近、『鬼滅の刃』以来、何も観てないんですけど、『鬼滅の刃』の映画は公開された1日か2日目くらいに観ました。家族と観に行って、妹がマスクがグチャグチャになるくらい泣いてました」。
――樹愛羅さんは?
「私は泣くのが面倒くさいので(笑)、泣かないでおこうと思ったんですけど、すごく感動して泣きました。でも、『あっ、泣いたんだ』みたいになるのが嫌なんですよね(笑)」。
――それから、「まつ毛が消える」という話も出てました。
「ビューラーのゴムを替えなかったら、まつ毛がどんどん抜けました。これを読んでいる方はぜひビューラーのゴムを替えてください、と伝えたいです(笑)」。
――まつ毛をまた増やすために、何かしているんですか?
「今までまつ毛に関して何もしてなかったんですけど、ちゃんと美容液を塗ろうと思いました。でも、まだまつ毛は復活してなくて」。
――今回は“マイルール”をテーマにお話をうかがってますが、樹愛羅さんが自分で決めているルールはありますか?
「毎日楽しく生きることです。失敗しちゃったとか、やってしまったことはしょうがないので気にせず、『次はもっといっぱい練習しよう』と考えてポジティブに生きます。私、元はネガティブで、人間誰でもそうだと思うんですけど、ポジティブに生きたほうがいいかなって」。
――落ち込んだときはどうしているんですか?
「考えても意味がないことは考えません。『大丈夫さ』って楽観的になります。ちゃんと考えて解決しなきゃいけないこともありますけど、『早く来世で生きたい』と思っちゃうんです(笑)。『来世ではこんなことをしたいな』とか、そういうことばかり考えてしまって」。
――16歳なら、まだ現世でもいろいろできると思いますが(笑)、来世で何をしたいんですか?
「絶対バイトをしたいです。3カ月ごとに替えて、いろいろなバイトをしたいのと、部活にも入りたいです」。
――何部に入りますか?
「バスケ部です。バスケは好きで、素質はないですけど、練習したらできるだろうなと思って。まあ、誰でもそうですけど(笑)」。
――「部活中に目が合うな」と思ったりするんですかね(笑)?
「そんなことは現実にはないですよ。わかりませんけど(笑)。とにかく普通に過ごしたいです。悩み過ぎるとそうやって『早く来世にならないかな』と思ってしまうので、考えていて途中でネガティブになりそうだったら、『ハイ、これ以上考えないで寝ま~す』みたいにしています(笑)」。
毎日を楽しく生きたいからこそ
いっぱい頑張らないといけなくて
――レコーディングやライブ前のルーティンはありますか?
「レコーディング前はカラオケに行って、好きな曲をいろいろ歌って声出しをしてから、録る曲を練習します。ライブ前はごはんとか準備を1時間半前には済ませて、それ以降は静かに確認をしています。1時間って、結構すぐなので」。
――緊張はしないタイプですか?
「しないようにしています。前にすごく緊張したライブがあって、そのときは失敗ばかりだったんですよ。『楽しもう』って軽い気持ちでステージに上がると、『次はこうだな』とか冷静に考えられます。始まる10分前とか、みんなめっちゃ緊張しているんです。でも、私は『へっちゃらー』って感じ。それでオーバーチュアが流れると、今まで抑えていた緊張がドッと来るんです」。
――かえってまずいのでは(笑)?
「でも、オーバーチュアが流れたら、もう出るしかないじゃないですか。出た瞬間、ファンの人たちが見えると、一気に緊張が解けるというか、いい緊張感は持ちながら不安は消えて楽しくなります。だから本番前は緊張しないようにして、練習してきた自分を信じて頑張ります」。
――ライブの前日にすることはありますか?
「前日はだいたいレッスンがあるので、前々日にいっぱい寝るんですけど、そしたら、前日に寝られなくなって、いつも3時間くらいしか寝ていません。それを直したいなと思っています。前々日に全然寝ないようにすれば、大事な前日は寝られるのかなって」。
――大きな意味で、アイドルとして心掛けていることはありますか?
「アイドルは歌って踊ることが第一じゃないですか。パフォーマンスはすべて全力でやりたいと思っています。ステージでもレッスンでも、ちゃんと丁寧に踊ります。レッスンで他のメンバーのダンスを見て、『ここすごい。こんな動きをしているんだ』とか、良いところをまねさせてもらって。あと、自分がどんな動きをしているのかも見直します」。
――動画を観たりして?
「私、動画だと角度が違ってわからないので、実際に鏡を見てやるんですけど、1回だけだと身に付かないから、何回も気をつけています」。
――「きあらみたいにかわいく踊りたい」と言うメンバーもいますよね。
「そうなんですか? かわいい曲は丁寧に踊りすぎないで、いい意味で力を抜いてラフな感じのほうがいいんじゃないかと思っています。その分、笑顔をいっぱい作って。それでカッコイイ曲はバシッとキメて、差をつけて踊るのがいいと気がつきました」。
――アイドルとしてはルックス的にも、かわいくなる努力はしていますか?
「顔はもう遺伝子なので」。
――樹愛羅さんは素晴らしい遺伝子を持って生まれたと。
「違う違う(笑)。そういう意味ではなくて、劇的に顔面が変わるのは無理じゃないですか。私、自分のしゃべっているときの顔とかも気になって、鏡の前で練習しようとするんですけど、『私は何をやっているんだろう?』と笑いそうになっちゃって、全然できません(笑)」。
――別にしゃべっているときの顔に何の問題もないと思いますけど。
「showroomとかの自分の動画を観るんですけど、もっとアイドルらしい顔で話せるようにしたいなと思います」。
――食事で気をつけていることは?
「肉と野菜をバランスよく食べるようにしています。片寄ると栄養が足りなくなっちゃうので。私は卵が好きなんですけど、殻をむくのが面倒くさいんですよね(笑)。すごくヘタで、黄身が出ちゃったり、惑星のクレーターみたいなデコボコができちゃう。うまいときはうまいけど、ヘタなときはめっちゃヘタで、そういうときはだいたい爪が長いです(笑)」。
――齋藤家でのルールみたいなものはありますか?
「たぶんあるんですけど、当たり前になっちゃって、わかりません。でも、脚を閉じて座るように言われます。この前、家族でお出掛けした帰りの電車で、やっと座れて、しかもコンサートの次の日で本当に疲れていたから、寝ちゃったんです。そのとき、寝ながら脚が開いていて、隣りに座っていたお母さんに『きい、脚を閉じなさい!』と怒られました。いつものことなんですけど(笑)、『ダメだ。私、アイドルだった』と思って。ファンの人の前では当たり前に脚を閉じていても、プライベートの電車の中とかでも、誰に見られているかわからないので、礼儀正しくしていたいなと」。
――そんなこんなで、2021年はどんな年にしますか?
「もう2021年なんですよね。どういうこと(笑)? 最近まで15歳だったのに、今年は17歳になるって、意味わからなくて震えてきます。それで来年の今ごろは『今年は18歳』とか、もう無理! 『時を戻そう』って思います(笑)。毎年1年が早く感じるので、1年はそういうものってことですけど、やっぱり早くて」。
――その分、1日1日を大切にしようと?
「はい。毎日楽しく生きたいんですけど、楽しむためには頑張らないといけないので。だから理想に近づくために、いっぱい頑張りたいと思っています」。
――期待してます。ちなみに、17歳になる樹愛羅さんは、もうピンクの服を着るノリではないですか?
「ちょっとお休みです。きあらのピンクランドは休業で閉店(笑)。またリニューアルして開店するときは、皆さんに見ていただきたいので、しばらくお待ちください(笑)」。
齋藤樹愛羅(さいとう・きあら)
生年月日:2004年11月26日(16歳)
出身地:栃木県
血液型:B型
齋藤樹愛羅 個人Twitter
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2017年4月に指原莉乃がプロデュースするアイドルグループとして結成された=LOVEのメンバー。レギュラーラジオ「イコラジ“RADIO=LOVE”」(文化放送 超!A&G+/土曜26:00~)が放送中。また、毎月「=PRESS」(弊社刊)を発売中! 8thシングル「青春“サブリミナル”」が発売中。
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