2017/0311Satとき
6年前の今日、
東日本大震災が発生しました。
震災によって亡くなられた方々と
そのご遺族に対し
哀悼の意を表します。
自然の移ろいとともに色や香りを変え
人々を楽しませてくれますが、
その一方で
人の想いとは裏腹に
一瞬にして人々の暮らしや町の景観など
全てを変えてしまう恐ろしさも
兼ねているということを
震災の問題を考えるときまず
念頭に置いています。
人が一生懸命作ってきた建物は本来
人を守るものです。
それが自然の脅威に脅かされたとき、
突然波打つように大きく揺れ崩れていく様は
当時中学１年生の私には
信じられないほどに脆く見えました。
予測困難な自然の変化に
太刀打ちできないこともあると
頭ではわかっていたつもりだったけれど、
あの日東京にいた私でさえ
身を以て感じました。
発生から半年後の夏休みに陸前高田市へ
ボランティアとして
参加させていただきましたが、
直接的な取り組みは
それ以降できずにいるのが悔やまれます。
ただの中学生だった当時から
乃木坂46メンバーとして
多くの人々の目に届くところで
お仕事をさせていただくようになり、
今の私にできることは
風化させないことや口伝し続けることだと
思っています。
今日、お仕事の前に少し時間をとって
外を歩いていたら
梅や菜の花が咲いていました。
最近は日の出の時刻も
日を追うごとに早くなっていて、
こんなに寒い中でも気づかないところで
春がゆっくりと近づいていました。
着実に一歩ずつ
季節が変わっていくように、
被災された方々の生活や環境としての復興も
少しずつでも確実に進んでいくように
願っていますし、
その時その時の私にできることを
これからも考え、行動していきます。
山崎怜奈
